とくお組モブログ
いつも手元にとくお組

トムとジェリーとテレワーク

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仲良く喧嘩しな。

テレワークが長く続いていて、最近は生活のリズムも安定というか固定されてきました。仕事が19時から20時くらいに終わり、ご飯を食べ、21時からCSでトムとジェリーを見て、22時からダラダラし、23時からプロ野球ニュースを見て寝ます。

トムとジェリーは小さい頃観ていたけれど、改めて観ると、大人でも楽しめる普遍的な面白さがあります。聞けば、ネコとネズミの喧嘩というのは万国共通でわかる話らしく、世界中で愛されている作品なんだそうです。僕は特にトムの悲鳴が結構大人で悲痛(リアル)なのが好きです。

テレワークが続いているので、毎週金曜にグループで30分ほどオンライン雑談をしているのですが、その際に最近トムとジェリーを観ていて結構楽しいのよといった話をしました。うち一人が「DVD買って子供に見せてますよー」と反応してくれたんですが、残りの反応が薄く、おかしいなと思って聞くと「自分、トムとジェリーわかんないスね」と言われ、えー!となりました。万国共通なのに!

若手3人のうち、二人は「全然わかりません」のレベルでもう取り付く島もない感じで、もう一人は「はまぎんの通帳に描いてあったネコとネズミ」とのことで、世界的に愛されていたはずの2匹は彼ら彼女らにとってはただの地銀のキャラクターに成り下がってしまっていました。

これはジェネレーションギャップかと思い、僕と同期の女子に振ったら、「話聞きながら、たぶんネコがトムなんだろうなって思ってた」と、どっちがトムかジェリーかもわかっていなくて、そんな完全アウェイな空気と知らずに「結局アイツら仲良いからさー」などと意気揚々としゃべっていたのかと思うと恥ずかしくなりました。

ちなみにオンライン雑談は顔出しせずに音声だけでやっているので、僕がしゃべっている間ずっとみんな真顔で聞いていたんだと思われ、初めてテレワークでのコミュニケーションに難しさを感じました。来週からはみんなでトムとジェリーを観る時間にしたいと思います。

 


Posted by 堀田 on 7月 18th, 2020 :: Filed under 仕事

前向き

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常に前向きに仕事をしています。

たまに思うのですが、小中学校のころに比べて、自分のキャラクターが全然違うなあと感じます。もともとは臆病で引っ込み思案な性格なのですが、今の自分ときたらどれだけ前向きなやつなんだと思うほど、仕事において、積極的に発言するわ、上司に生意気言うわで、つまり脂の乗ったビジネスマンを演じています。基本的には篠崎さんの真似をして宇宙の話をしています。

でも実際には臆病者なので、社内会議などでそれなりに発言した翌日とかは、「あーあんなこと言っちまったなあ」という気分になり、会社に行きたくなくなるのが常です。実際、たいそうな発言をした割にはミスも起こし、それなりに周囲に迷惑をかけたりもしますが、そういうときも頭を切り替えた人になって、「これは僕のミスです、すみません。で、対策としては」といった感じで、とっとと自分の非を認め、具体的にどうするかといった前向きな思考をするようにしています。

ただし、あまり前向きすぎると、相手方がちょっと不満げなのも最近感じます。こっちとしては自分の非を素直に認めて早く対策の話をしたいのですが、相手側からするともうちょっと何か言いたげというか、消化不良な顔をされることがよくあります。思うに、あまり反省していないように見えるのではないかなと。

最終的に前向きな話にしていくにしろ、それは相手側がリードしていくべきで、まず僕としては「すみませんでした…」といったん凹んだ状態になった上で、相手方からひと言ふた言コメントをいただき、その上で「まあ、起こってしまったことはしょうがない。これからどうするかだ」といった切り替えを、相手から出してもらうべきで、最初から僕が問題解決モードだと単純にかわいくないだろうなと思います。

でもたまに「もう自分が全部悪いんです!」みたいに全責任は自分が追いますモードになってしまう人もいますが、それはそれで「そんなことはいいからまず原因を淡々と教えてくれ」といった感じで面倒なので、バランスが難しいなあと思います。

要はミスしなきゃいいんですが、それもそれでかわいくないと思われ、究極、「元気だけが取り柄です!」みたいなそんなキャラクターが一番いいんじゃないかと思ってしまいますが、それこそ自分の元々の性格と真反対なので、もう幽遊白書の仙水のように多重人格にでもならない限りうまくやれないんじゃないかと思っています。

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Posted by 堀田 on 10月 20th, 2019 :: Filed under 仕事

どうぞどうぞ

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どうぞどうぞが嫌いです。

たまにあるのですが、仕事でお客さんを訪問した際、受付から会議室に案内されたり、部屋から出たりするとき、後輩から僕に「どうぞどうぞ」とされるのがすごく嫌いです。いいから早く行けよと。

元々このどうぞどうぞの文化は無駄だと思ってて、牛のゲップにメタンガスが含まれているから、牛がゲップするたびに地球温暖化が加速されるみたいな感じで、いったい世の中でどれだけの時間が積み重なって無駄に消費されているのかとうんざりしてました。そういう無能な人が気にする的外れなスキルを後輩が継承してたりするとすごくムッとしてしまうのです。

百歩譲って、社内において、後輩が先輩にどうぞどうぞしてるのはもう見逃すとしても、客先で僕にそれをやってくる子がいて、担当営業はそいつなのに、受付から部屋に案内されるときに、お客さんの前で僕に「どうぞどうぞ」、エレベーターに乗るとき、出るときに「どうぞどうぞ」、部屋に入るときに、出るとき…いちいち移動するときに僕にどうぞどうぞされると、お前が主体の案件じゃねえのかよと、なんで社外で社内に気を遣ってんだよと、お前いま何考えてんだよと、イライラしてしまいます。

そういう人は、会議室で座る場所についても常にどうぞどうぞの姿勢でできるだけ隅に座ろうとするし、会議中もほぼ発言しないし、ただそこにいるだけ。妻はそういう人を「できるだけ主要人物にならないようにする奴」と断罪していましたが、まさにその通りだと思います。それ働いてる意味あるの?と疑問に思います。

そういう細やかな気配り(?)が完全にダメだなんて思いませんし、どうやら本当に偉い人と一緒に行動するときは身内であっても先に部屋に入れるべきというのはマナーとしてあるようですが、それだけしかできないことが問題というか、そんな重要でないことでササッ!と動いて自分の役割を見つけようとするのが卑しくて、いや、そんなのいいから本来の仕事に戻ろうやと思います。

なんか、配属された新人に一般的な言葉遣いとか礼儀とか、多少無能でも先輩に対するリスペクトを持つとかを教えるのはいいとして、飲み会での作法とか、どうぞどうぞとか、生産性の低い慣習まで一緒に教えていると、彼ら彼女らはその差が分からず、それがすごく重要なのことと勘違いしてしまうのではないかと心配します。僕がもっと偉くなった時の主力は今の若手の彼らなので。

まずは飲み会で焼酎を若手に作らせるのをやめてほしいと思います。あれ本当に面倒くさいので、できあがった焼酎をピッチャーで持ってくりゃいいのにといつも思っています。


Posted by 堀田 on 9月 7th, 2019 :: Filed under 仕事

貴女は

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肩が凝りそう。

最近うちの会社にも女性がどんどん増えていて、僕なんて上司も女性だし、部下も3人中2人が女性で、気がつけば打ち合わせで自分以外全て女性なんてこともよくあります。

たまに偉い方々が若手女子に対して、「俺たちじゃわからないから、女子会でも開いて後輩たちの話を聞くなどケアしてやってくれ」と言ったオーダーをするなんて話も聞きますが、いやいや、あなた方が普通に日常でケアすりゃいい話よと言いたくなります。

そもそも男女で縦に線引きしてるのが違くて、どっちかというと上下という横に線(溝)があるんであって、コミュニケーションがうまくいかない理由を男女の問題と捉えていること自体がズレてるなぁと思います。なんで上下の問題を男女の問題にすり替えて、しかも女子だけを集めさせてわざわざ徒党を組むよう仕向けるのか。それで男性は男性で固まって、扱いやすい若手男子を取り込んで昔話ばかりしてたら、ますます溝は深まるばかりなのに。先入観で問題点を正しく捉えられていない典型な気がします。

他にも「働く女性のための研修」的な研修案内メールに「貴女は、働く女性向け研修に指名されました」とあったという話を聞いたのですが、なんで女性たちが女性たちに、「貴女は」とか「女性社員」とかわざわざ男女差を鮮明にし、私たちは女性だから頑張らなければならない、といった意識を植え付けるのか意味がわかりません。今の女性たちは特に働く上で男女の違いなんてもう意識してなくて、むしろ人種とか思想とかもっと高度なレイヤで融和や協調を考えているのに、横でいちいち「私たちは女性だから…」「女性は女性らしく…」とか呪いのように囁かれたらめちゃくちゃウザいだろうなぁと思います。

若い女性を集めて妙に啓発するんじゃなくて、とっとと制度を整え、その制度の説明をドライに上位層向けにやってくれりゃそれでいいのに。世の中の優秀な若手女子たちの、面倒くせぇなぁ、という深いため息が聞こえてきそうですが、しばらく我慢してねと。ヨガやってデトックスしてねと。


Posted by 堀田 on 8月 12th, 2019 :: Filed under 仕事

一兵卒

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すごい人がやってきた!

今年度から僕もやっとこGM(グループマネージャー)になりました。グループと言っても自分を入れて3人の小さなもので、一人は新人時代からトレーナーとして接してきた女子なので、感覚的に何も変わらないのですが、もう一人はうちの会社で「規格外」とか「異端児」とか「毒まんじゅう」とか呼ばれる伝説の人で、しばらく別の部署に行ってたけれど、この4月から営業部隊に帰ってくるらしいと聞くと、みんながザワつくような、そんな人でした。

実際、3月に組織発表されてから、いろんな人に「大変だねぇ(ニヤニヤ)」と声をかけられるほどだったんですが、実際にお会いすると、まぁ噂に違わぬすごい方で、底が知れないというか、隙がないというか、とにかく圧倒的で、着任一週間でGMどころか完全に弟子入り状態となっています。初めての部下が伝説の人でしかも師匠になるなんて、なんと恵まれた環境でしょう!

他にも部長、所長、GMが週に一度集まる「部会」とやらに初めて参加したのですが、なんか偉い人たちが集まって業務連絡してるーおもしろーい(゚∀゚)という感じで、これも新しい感覚でした。出張は今年度から事前申請になるので、入力フォームのルールがうんたら、という話をしていたので「なんかフォームがあるんスか?」と聞いたら、部長に呆れ顔で「ちゃんと読んで下さい」と言われ、えー!GMって何読むのー?!(゚∀゚)みたいな、なかなか新鮮な一週間でした。

ということで、まずは名ばかりのGMですがあまり気にせず、なんかすごい人も来たし、一兵卒のつもりで頑張りたいと思います。


Posted by 堀田 on 4月 7th, 2018 :: Filed under 仕事

育成

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育成も給料のうち。

世の中たくさんの育成本が出ていて、人それぞれの育成論があって、これを語り出すと偉そうな感じがして若干ダサいですが、何度かトレーナーなどをやるうちに、そもそも育成する気がなかったり、育成という意識の低い先輩に当たってしまった若手は不幸だと思うようになり、自分なりに色々考えるようになりました。

人によりますが、あなたの成長のために必要だからと、難しい案件を任せようとしても、本人としては自身の成長を全面に出されてもありがた迷惑というか、別に偉くなりたい訳ではないし、むしろ難しい案件なら最初からやらずにもっと他のことやったほうが効率いいじゃん、といった思考の子もいて、つまり無駄を嫌っているわけですが、そんなことではいつまで経っても力はつかないので、成長することの意義を改めて説こうとしても、本人が「成長」をちょっとスカして見ているので、この論法ではあまり響かないことがままあります。

先日もある新規案件に消極的な若手女子に対し、どうにかやる気を出してもらえないかと、電車の中や風呂などであれこれ考え、「こないだ風呂で考えたんだけどさ」と言いながら根気強く会話をするのですが、

むしろ会社としては定年まで雇うわけだから、あなたに成長してもらう前提で採用してるし、あなたも面接で成長したいです的なことを言ってるわけだから、別に成長しなくていいですというのはお門違いであり、成長するのも給料のうちだから、この案件はあなたがやるべき、という風に、きっぱりと成長は義務として課してしまったほうが、頭のいい子ほどすんなり受け入れてくれるので、皆さんもよろしければ使ってみてください。もちろん根底に愛情があることはなんとなく伝える必要がありますが。

ただ失敗したのは、愛情を伝えようとしたが故に、風呂入りながら考えたんだけど、などと言ってしまい、36歳のおじさんが裸で若い女子のことを考えてたなんて、正直かなり気持ち悪いと思われただろうなと思います。


Posted by 堀田 on 3月 24th, 2018 :: Filed under 仕事

オーストラリア

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もう全員国連とかで働いてほしい。

最近、街中やカフェなどで、あ、この子は帰国子女だろうなとわかるようになってきました。女子に限ったことですが、まぁまぁ可愛くてスタイルも良く、ファッションは少し露出多めの派手めで、タメ語でたくさんしゃべるけど語彙力がない子はだいたい帰国子女です。

実際、会話の中で唐突に英語でしゃべりだしたり、海外にいたころの話が出てきたりして確証を得ます。ちなみにさっきまでカフェで隣にいた女子は、オーストラリアのことをオースと言っていてびっくりしました。

ただ語彙力がないと言っても難しい日本語をあまり使わないだけで、頭は良さそうだし、学歴も実際には良かったりするんだと思いますし、何より自身に満ち溢れていて、同じ日本人とは思えません。もはや同じ日本人ではないのでしょう。

単純に英語がしゃべれるだけならそんなに脅威とも思わないのですが、なんか英語ができるやつは仕事もできるイメージがあって、欧米的な発想で既成概念をバリバリ壊してきそうな勢いを感じ、いったい自分は何で戦えばいいんだと不安になります。今まではおじさんたちの常識に囚われないことを少なからず武器にしていたのに、もはや自分が常識を壊される側にいるような気がして、もっともっと独自性を発揮せねばと焦りを禁じ得ません。

今はとりあえずオーストラリアをオースとか言ってみるなど挙動を不審にしていく方向しか思いつかないのですが、とりあえずおじさんや同世代はもう無視して、若手や帰国子女に負けないように仕事しようと意識を切り替えたいと思います。


Posted by 堀田 on 3月 3rd, 2018 :: Filed under 仕事

問いかけ

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スライドが全て。

うちの会社ももっと新しいビジネスを始めようと、たまに新規ビジネスのアイデアを発表するプレゼン大会みたいなのがありまして、先日そのSE編が開催されたので見てきました。

一人5分で15人くらい発表するのですが、ほぼ全員が冒頭「ところでみなさん、これはなんだと思いますか?」とか「いきなりですが、◯◯したことある人、手を上げてください」といった問いかけから始める割にド緊張していて全く余裕がないので、見ていてとても辛いものでした。そういうのはもっとうまい人がやらないと。

そもそもこの企画が半強制的なものだし、SEさんも発表が苦手なタイプが多いので、おそらく「キャッチーなプレゼンはこうしろ」みたいな指導があったんだろうなと分かってしまうほど、結構な人数が問いかけから入って調子を掴めず、その後ブルブル震える手で原稿を持って上擦った声で話すので、より最初のやらされ感が目立って悲しくなります。もっと普通にやらせてあげて!

プレゼンで問いかけや客いじりをするのは相当技術がいるし、何よりそういうのが一番恥ずかしいのに、それを苦手な人に安易にさせる指導は本当によくないと思います。まずは大きな声で、一本の繋がった話を、ゆっくりしゃべるのが大事で、つまり内容がシンプルに整理されていることが一番重要なので、そんなスーパープレゼンテーションみたいな見せ方の指導をしても苦手意識を植えつけるばかりだと思います。

本当は「スライドが全て」なのに、不慣れな問いかけをして汗だくになったあげく、うまくしゃべれなかったとうなだれて帰っていく人を見ると、あんたは悪くないんだよ…と慰めたくなりますが、ある意味、企業秘密なのでこれからも黙っています。


Posted by 堀田 on 2月 10th, 2018 :: Filed under 仕事

勤労感謝の日

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労働党です。

昨年より会社の働き方改革が進んでいて、今年度は有給休暇取得率90%を目標としているらしく、これが社員の評価項目にもなっていて、極論、休んだほうがボーナスが上がる、といったほどでとにかく休め休めと言われています。真に受ける僕がおかしいのかもしれませんが、よい会社です。

特に年末年始はまとめて休めと奨励されていて、真に受けて前後2日ずつ計4日休みにしたら、何の予定もないのに13連休となってしまい、これがあまりにも苦痛だったために結局9連休で音をあげて嬉々として働いた結果、非常に高い生産性を叩き出してしまいました。まさに働き方改革の好例です。

ただこれは働きたい!というより暇が嫌だ!という感じで、将来定年しちゃったらどうしようと不安になります。世の中の大半を占めるサラリーマンは定年後にいったい何をしているのかと思いますが、何となく、歳をとってからマラソンや登山を始める人の気持ちは分かる気がしてきました。ある程度、持続性というかタスク感のある目標がないと、あっという間に衰弱してしまいそうです。

たぶんマラソンや登山のように自己完結型のものと、小説や演劇といった何らか他者に発表を伴うものとに分類すると、僕はおそらく後者のほうが性に合っていると思うので、定年後はまず黙々と登山でもしながら何を発表するかを考えたいと思います。

今年もよろしくお願い申し上げます。


Posted by 堀田 on 1月 6th, 2018 :: Filed under 仕事

すみませんの名前


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サラリーマンあるあるかもしれませんが。

お客さんとの打ち合わせが終わってエレベーターまで見送ってもらうとき、「今日はありがとうございました」と頭を下げ、ドアが閉まるまでそのまま姿勢を固定する人がよくいますが、タイミングよくドアが閉まらなくて間があいてしまい、待ちきれずに頭を下げたまま手を伸ばしてもう一回閉ボタンを押すはめになるなど、だいたいうまくいかなくて変な動きになってしまうので僕はやらないようにしています。

まるで自動ドアを幕と見立てたようなあの去り方に、何か名前をつけたくなるくらい、あれは日本独特の文化だなあと感じるのですが、決してバカにしているのではなく、ああいう一見ヘンテコでも、礼を重んじる日本人の頑なさを、なんとなく継承してやっている世のサラリーマンが結構好きだったりします。

他にもエレベーターでの去り際に「じゃあすみません、今日はありがとうございました!」とか、飲み会が解散するときに「じゃあすみません、今日はおつかれさまでした!」という風に、去り際のセリフの前になんとなく「すみません」を入れるのも、日本人独特というか、外国人からしたらなんで謝るのかと思うと思うけど、あの特に謝ってるわけじゃなくて、ラストに向かう勢いづけというか、その場にいる全員に瞬間的に「終わりだよ!」と伝える合図というか、あの「じゃあすみません」を機に一気にみんながありがとうございましたまたよろしくおねがいしますどうもすみませんしつれいしますと、がやがや音を発して一瞬盛り上げながら散っていく様子は、カーテンコールのお辞儀と拍手のような小粋なお決まり感と一体感があって、とてもいい文化だなといつも思っています。

こういうなんとも言えないこのすみませんに名前がないのが本当にもどかしく、かといって「謙遜締め始め」とか名前をつけてしまっても味わいがなくなってしまうので、結局「わびさび」みたいな言葉でくくるしかないのだなあと長々と書いた結果、思いました。

一旦さようならをしたあと、ロビーのドアを出てから振り返ってまたお互いにお辞儀する「内外間再礼」も好きです。


Posted by 堀田 on 8月 8th, 2017 :: Filed under 仕事

後輩男子

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後輩男子について。

うちの会社に少し顔をデカくした岡田将生くんみたいな後輩がいまして、いや、もちろん全然違うんですけども、本人もよく言われるようで自認しており、「小さな巨人」が放送中の時は、週明けに「ドラマ見たよー?」「ありがとうございます!」なんて絡みを執拗にして楽しんでいたのですが。

他にも、たまに顔のキレーな若手男子とか、とても誠実な仕事ぶりの若手男子とか、この歳になるとどいつもこいつも可愛く見えてくる理論以上に、特定の人に対して「お気に入り」というような感覚が若干あって、ちょっと戸惑う瞬間があります。もちろん大げさに自分はバイセクシャルなのかと疑ったりしている訳ではないのですが、とは言え、今まであまりなかった感覚なので、今の状態から二歩ほど進んだ先にはそういう世界があるのかなと考えたりします。

思うに、おそらく二歩先に進んでしまうと、彼らを抱く/抱かれる、みたいなことが「有り」という感覚で、その一歩手前は、彼らと同じ部屋の空気や呼気を吸うことに対して少し価値を見出すようになるとか、逆算するとそんなあたりかと。もちろん今の段階ではそんな感覚は全然ないのですが、それこそ本物の岡田将生くんが会社にいたら一歩目にはすぐに届きそうだし、高橋一生が本気で攻めてきたら二歩目もあるかもしれません。

先日上司が2年めの若手くんを遠目に見て「綺麗な顔してるなあ」と言っていたので「その感覚わかります!」とこのブログの3段落めくらいまでの理論を展開したところ、軽く引かれた感じもあったので、まだまだこの分野について議論を交わすには時代の流れを待つ必要があるのかなと思いました。


Posted by 堀田 on 7月 25th, 2017 :: Filed under 仕事

新人賞

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写真はイメージです。

先日、年に一度行われる社内の表彰式があり、僕がトレーナーをしていた2年目ちゃんが見事、新人賞を受賞しました。彼女の同期では一番というわけで、僕としてもこんなにうれしいことはありません。実際、いろんな方から僕が「おめでとう!」と言われ、完全に自分が受賞した気になっています。

この表彰式は毎年、過剰なほどの大きな会場を借りてまあまあ盛大にやるのですが、彼女が表彰台に上がるにあたり、これは彼女のお父さんお母さんに見せてやらねばなるまいとずっと動画を撮っていて、もう完全に娘の晴れ姿を記録に収めようとする父親状態でした。いや、ご両親からしたら一体どういう規模感で表彰されたのかとか、そういう雰囲気がわからないだろうから、こんなにすごい扱いなんですよ!と伝えたい一心なわけです。

そう思うと、昔はこの表彰式も、わざわざ高い金払ってこんなでかい会場借りて、大げさというかお金の無駄というか、経営陣がパフォーマンスしたいだけなんじゃないの?みたいな斜めからしか見ていませんでしたが、やはり我が子が表彰されるとなると、社員食堂にステージ作って表彰されるのなんかより、こういうでかい会場で盛大にやったほうがいいですよね!と、すっかり体制の犬になりかけています。

やはり中身も大事ですが、演劇でもアングラな小さい劇場じゃなくて大きなちゃんとした劇場でしっかりセットも作り込んであるやつだと、周りからの見る目が違うというか、学芸会の延長だと思っている友人や会社の人に一目置かれるのは経験済みなので、やはり会場の大きさは大事だと思います。

かつて家族に伏せていたとくお組の活動をはじめてバラしたとき、観に来た母が会場のしっかり度を見て「この子は本気や」と怪訝な顔をしていたのを思い出しました。なので、彼女には僕の分までしっかり親孝行してもらえればと思います。


Posted by 堀田 on 4月 15th, 2017 :: Filed under 仕事

担当マネージャー

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新年度になりまして。

僕も入社して14年目になり、同期でもそろそろ偉くなってくる人も出てきて、この4月から同期かつ当社で初の女性営業所長!なんてのも誕生したりしています。

僕はというとヒラのままですが、昔は出世とかにさほど興味もなかったのですが、年次が上がってくるにつれて、周りに「ヒラのおっさん」がめちゃくちゃ多いことにある種の危機感を感じているところです。偉くなりたい!というよりは、おっさんなのにヒラってのも格好がつかないだろう、という感じです。

そう考えると、今まで縁遠かったいわゆる出世競争みたいなのが見えてきて、部長やら事業部長やらのポストの数に比べて、自分の世代を含めたおっさんの数が多いこと多いこと。こりゃ大企業で出世するというのはすごく大変なことで、ゴルフもやらない、飲み会も早く帰る、転勤は拒否するといった具合の自分はもう無理なんじゃないかとすでに戦意喪失状態です。しかし営業職において、ヒラのまま定年まで働くとすると、さすがに何年も同じことの繰り返しで飽きてしまうような気もするので、消去法的とはいえ、頑張らないといけないんだろうなあと思いました。

ちなみに、数年前から名刺の肩書きは「主任」から「担当マネージャー」というのになっているのですが、この担当マネージャーというのが、担当なのかマネージャーなのか曖昧な肩書きで、実際は「別に誰のこともマネジメントしていない」「一番上のヒラ」で、「担当でもマネージャーでもない。担当マネージャーだ!」みたいなお茶濁し感満載のポジションで、もうまわりのおじさんはみんな担当マネージャーです。

普通に主任の方がかっこいいので、主任に戻すか、前頭筆頭とかにしてほしいなあと常に思っています。


Posted by 堀田 on 4月 9th, 2017 :: Filed under 仕事

フリーアドレス

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フリーアドレス制に反対です。

僕の会社ではマーケティング部のフロアがいつの間にかフリーアドレス制になったらしく、写真までおしゃれではないものの、そういう感じになっています。フリーアドレスと一口に言ってもいろんなパターンがあるようですが、つまり自分の席が決まっていなくて、クジで毎朝決めたり、各々好きな席に行って仕事をしてよい、というものだと思いますが、自分がこんな環境で働くとなったらもう会社に来ないかもしれません。

何が嫌って、毎朝どこに座るのかを選択させられるのが嫌で、例えば、今2年目の女子のトレーナーをやっていることもあり、その女子と隣同士なのですが、業務上、隣のほうがいい部分も多いので、フリーアドレスで常に隣に座るとするじゃないですか。そうしたら堀田はいつも若い女子の隣にいるとか冗談でも言う輩が出てくるわけで、そういうのが本当に面倒なのです。

他にも、毎回片付けなきゃならないとか、人を探すのが面倒、とか業務上の不便さを挙げ出したらキリがありませんが、例えそれが全て解消されたとしても絶対に嫌です。なぜなら寒いから。ダサいから。

いや、googleとかサイバーエージェントとか、そういうイケイケ系の会社ならハマると思うのですが、創業60年近い日系IT企業の我々がこういうことやっても格好付けにしか見えないというか、流行に乗っかっているだけな上に、ちょっと遅いし、似合っていないのがダサいと思ってしまいます。そもそも、フリーアドレスの狙いである、「いつもと違った人と隣り合って会話することで、『お、それちょっとおもしろいですね。今度僕らとコラボしましょうよ』といった企画が出てくる」みたいなのが、少なくともうちの会社では絶対に起きないと思っているし、そういうノリの人間を全然採用してないじゃん、と思っています。さらに踏み込むなら、そういうのは美人やイケメンやお洒落さんがやって初めてハマるのであって、ブス・ブサイクがそんなのやったってだめだよ、って思っています。

という話を、フリーアドレス容認派の同期と交わしていたのですが、2年目、3年目の若手たちが総じて「フリーアドレスになったら会社辞めます」と宣言してくれていて、ああ、本当にいい若手が入ったなと思いました。


Posted by 堀田 on 8月 22nd, 2016 :: Filed under 仕事

敬語

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上下関係にはうるさいほうです。

先日、展示会に出展する機会があり、ブースを設けて商品説明をしていたのですが、たまにおっさんで「これはどういうシステムなの?」とか「で、いくらなの?」など、初対面なのにタメ語でしゃべってくる人がいて、そういう人は年齢の上下に関係なく、失礼だなと思ってしまいます。年齢的には明らかに上なので、5分くらいしゃべっている中でタメ語が出てくるのは問題ないのですが、一言めからタメ語なのが気になります。飲食店でも、常連でもないのに店員に頭からタメ語の人とか、あまり好きではないです。

という風に、(特にビジネスにおいて)初対面ではまず敬語、という基準があるのですが、逆に社内の人にはある程度フランクに行くという基準が僕にあって、つまり上司とかある程度偉い人に対して、社内であれば若干のタメ語で話すときがあります。といっても主に出るタメ語は、合いの手のパターンとして出す「うん」(基本は「はい」)と、「そう」(基本は「そうッス」)、ツッコミ的に使う「~でしょ?」の3つで、女子高生とかがガンガン使うタメ語のレベルではないのですが、ゼロではない、という感じです。

僕としては、社内の偉い人を裸の王様にしたくない理論から転じて、意見の言いやすい関係を作るためというのもあり、意見すべきところでは言うスタンスの延長で、「上司だって仲間じゃないか」的なニュアンスで敢えて使っている節もあるのですが、気になる人は気になるようで、結婚式の主賓スピーチでも、こいつは大人しそうな顔してガンガン意見してきて、そういうヤツは好きだけど、気づくとたまにタメ語になっている、という内容だったのですが、ネタかと思いきや、実際その後も、「お前、○○さんにタメ語とか使うなよ?俺はいいけど、周りがヒヤヒヤするからよ」みたいに言われて、ああ、やっぱり気にしてるんだなと思ったことがあります。

この「俺はいいけど」という人は、絶対その本人が一番気にしているんであって、僕がどんな理由があって意図的にしていようが、だめなものはだめ、なのだろうから、気をつけようと思いました。冒頭の展示会のタメ語おやじも、何か彼の基準があってのことだろうし、人それぞれ基準が違うので、やはり世間一般の基準に照らし合わせて生きていかないといけないなと。まあそんなこと言ってるとみんな同じになってしまうというのもあるけど、それも極論ですしね。

とくお組内でも基本、先輩ばかりなので敬語ベースでしゃべっていますし、鈴木さんの頭を叩くときは、目上の人への尊敬の念を込めて引っ叩いていますが、これも鈴木さんの基準でOKなだけであって、他の人が見たら「先輩に何てことするんだ!」と激高されるかもしれません。鈴木さんが「いいんです、いいんです!」みたいに止めてくれるのが目に浮かびます。


Posted by 堀田 on 7月 17th, 2016 :: Filed under 仕事

裸の王様

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もう真実の言葉は聞けません。

僕も入社13年目とかになってきまして、フロアを見渡すと半分くらいは後輩になってきています。部下こそいませんが、仕事を通じていろいろ教える立場でもあるので、育てるという見地でいろいろ考えて発言したり、とくお組ですので、おもしろいお兄さん的でもあろうとしているわけですが。

ただ「お兄さん」と言えるかどうかは実は微妙なところで、僕的には断然「お兄さん」のつもりでも、相手からは「おじさん」と認識している人も出てくるだろうし、そしてそれを誰も指摘してくれないと思うので、自ら「自分はお兄さんではなくおじさんなのでは」という問いを常にしていかなければ、あっという間に裸の王様になってしまいます。

よく会社の偉い人たちを見ていると、裸の王様とまではいかずとも、あまり部下からハッキリ意見を言われていないというか、なんか一方的にしゃべっている感じがして、この「偉くなるとしゃべってくれなくなる」というのは、その人が恐い人だとかワンマンだとかの性格もあるだろうけど、結構、年齢とかポジションとかデジタルな要素で誰しも陥ってしまうものな気がしています。別に嫌いじゃないし恐くもないけど、ちょっと面倒なだけだから、特に意見もしなくていいか、みたいな。

なので、飲み会とかで自分を取り巻く環境の居心地については、最近少し懐疑的というか、おもしろいこと言って笑いを起こしているように見えて、実は愛想笑いの可能性があるとか、このコメントはヨイショの可能性があるとか、今のこのトークは面倒くさがられている可能性はないか?とか、年齢が離れれば離れるほど、ひっかかりが出てきてしまいます。まあ、そうは言っても気にしすぎだろうとは今の段階では思っているのですが、この状態がもはや上裸の王様かもしれないし、考え出したらもうキリがありません。

一度、顕著にその可能性があると思ったのは、あるカラオケで、まあ僕も十年以上サラリーマンやってるわけなので、だいたいこれを歌っておけば大丈夫だろう的なものはいくつかあって、一発目誰も行かないときは、それこそお兄さんとして背中を見せるべく、ジュリーの「勝手にしやがれ」あたりでスタートするときがあるのですが、あるとき、後輩が気を利かせた感じで、「勝手にしやがれ」を入れ、曲がかかって僕に「どうぞ!」とか言ってマイクを持ってこられたときがありまして、この”自分じゃない人に曲を入れてもらう感覚”に戦慄を覚えたことがありました。子供に「王様は裸だ!」と言われ、もしや?と思い始めた王様の気持ちは、もしかしたらこんなだったかもしれません。

かといって、「なんでも意見してくれよ」なんて言ったって「はい!」としか言われないし、もうどうすりゃいいのかって感じですね。とりあえず、まずこちら側が相手に嘘をつかないようにするとか、カラオケのレパートリーをどんどん変えていくとか、できるだけの対応をして行きたいと思います。


Posted by 堀田 on 7月 10th, 2016 :: Filed under 仕事

楽しい出張

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出張ってそんなに楽しいか。

仕事でよく出張をするのですが、たまに、来週どこどこに出張です、とか言うと「いいなー楽しそうで」みたいな絡みをされることがあって、あれがあまり好きではないです。なんか、出張すること=遊んでくること、みたいな捉え方をされている気がして気に入りません。

確かに偉い人とかは出張先でうまいもん喰っているし、偉くなくてもおじさんたちは出張先で繁華街を飲み歩いたりしているのだろうけど、僕はそういうこと全然しないし、可能な限り日帰りにするし、ちゃんと仕事をしに行っているので、ちょっと一緒にしないでほしい、という感じです。

てか、出張ってすごく面倒で、移動時間が圧倒的に長いし、移動している途中はなかなか仕事ができないし、帰りが遅くなる割に残業代でないし、つまり仕事する時間も家で過ごす時間も取られ、いいことなんてほとんどないわけで、そういう嫌なことしているのに地方で浮かれてるみたいに言われるとハッキリ言ってムカッときてしまいます。

てか、そういうこと言うおじさんって日帰り出張ってあんまりやらないんだろうな。始発で出りゃ間に合うだろうに前日入りして飲んだりするし。まあそもそもあの世代の人たちは飲み会が大好きだから、その点からして感覚にズレがあるのかもしれません。なので出張に行ってもお土産は全然買ってこない派です。嬉しがってるみたいでいやだから。


Posted by 堀田 on 2月 14th, 2016 :: Filed under 仕事

同期

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写真はイメージです。

社会人になって最初の数年は会社の寮に住んでいました。寮と言っても普通のマンションで、3LDKの家を4人でシェアする感じのタイプでした。共用個所は台所や風呂・トイレだけで、リビングも一部屋としてカウントされて全て個室になっていたため(リビングに当たった奴は広い分、収納がない)、さらに僕らの部屋はそんなに仲良くなかったので、みんなで一つの部屋に集まってワイワイなどは一度もなかったです。

というか、そのうちの一人の同期のことがあまり好きではなかったというのが大きいです。なんというか、生活音のうるさい人っているじゃないですか。ああいうタイプでした。

ドアを開けるのもドアノブをしっかり回し切ってから押せばいいものを、回しながら押すもんだからガタン!とデカい音が出るし、何よりも声がデカい奴で、普通にうるさいんですね。あとそいつが自炊を結構するのですが、片付けがずさんだから、ゴキブリがよく出てきて、マジで迷惑でした。

僕としてはゴキが出ないように気をつけていても、奴がホイホイと呼び寄せ、遭遇してしまった僕が退治しなきゃいけない上に、生活音がうるさいという最悪な奴で、奴の存在そのものが害虫レベルというか、まあとにかくほぼ会話せずに3年間一緒に暮らしました。つまり彼は彼で僕のことをあまり気に入っていなかったと思います。僕が彼を虫を見るような目で見ていたからかもしれません。

今となってはたまに会社のコンビニですれ違うくらいですが、今後、異動などがあって一緒に仕事をすることになったらどうしようかなと日々思っています。ブログにも書いちゃったし。


Posted by 堀田 on 11月 8th, 2015 :: Filed under 仕事

撮影

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撮影をしてきました。

先週は佐藤さんにご紹介いただいた経緯で、とある映像作品の撮影に行ってきました。安達寛高(乙一)監督の作品で、まだどういう形でリリースされるのかは未決定らしいのですが、佐藤さんと亀田梨紗さんと3人芝居で、がっつり演技をさせていただきました。

もう12年くらい、ほぼとくお組の芝居しかしていなかったので、コメディでない作品をやるのはとても新鮮でしたし、さらにとても出番が多い役をいただき、そして何より作品がとてもよかったので、それをぶち壊さないように全力で臨ませていただきました。徳尾さんの脚本に慣れすぎててセリフが全然覚えられず、共演のお二人にはご迷惑をかけましたが、こんなに一生懸命演技したのはじめて、と言い出しかねないほど疲れました。

ただ、それだけにめちゃくちゃ面白かったです。なかなか外部の舞台には出演ができなくて悔しい思いですが、このような短編映像など、とにかくいろんな人のいろんな作品に出てみたいと思いました。あと、それこそ他がどうなのか知らないのですが、とても暖かい現場だったそうで、スタッフさんもほぼ寝ずに2泊3日の撮影を少ない人数でこなしながら、ピリピリしない素敵なチームでした。ほんと、関わった全ての方にこの場をお借りして御礼申し上げます。

ということで、かなりいい経験と思い出になったので、むしろ完成品を見るのが今は怖いです。


Posted by 堀田 on 10月 25th, 2015 :: Filed under 仕事

手を挙げる

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小さい頃は大人しい子でした。

昔から授業で手を挙げて発表するシーンがよくあったかと思いますが、僕は全くそういうことはしない大人しい子供でした。答えが分かっていようといまいと単純に「はーい!」とわざわざ目立って発表することに抵抗があったのと、もし万が一にでも間違えてしまったらすごい恥ずかしいじゃんと思っていたからです。あと、今では信じられないかもしれませんが、人前で何かをするのがすごい恥ずかしかったです。

たまに「一人一回は手を挙げて発表すること」が義務づけられてる授業があっても、それでもかなり最後の最後まで残ってた方でした。普段手を挙げないくせに、逆にそう言うときは手を挙げるんだ、みたいに思われるのも嫌で、後になればなるほど苦痛になるのも分かっていながら、早めに終わらせるみたいなのができないタイプでした。

今となっては、会社でも自分の意見を上司だろうとなんだろうと好き勝手に述べてますが、本当はそういう子なので、飲み会で啖呵切った翌日などはすごく後悔していることがよくあります。でも手を挙げると大人(おじさん)が喜ぶというのはよく分かるようになりました。


Posted by 堀田 on 8月 16th, 2015 :: Filed under 仕事