とくお組モブログ
いつも手元にとくお組

ホッターマン

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今年もお世話になりました。

先日の三回忌で帰省した際、母のお誘いで近所のうなぎ屋さんに行きました。うなぎを注文して待っている間、店員さんから、「堀田さんってこの道路沿いのお家ですか?僕、息子さんと同じクラスだったかも」と母が話しかけられ、え?と思ってよく顔を見たものの、マスクしてるし、何よりかなりおっさんだと思ってた店員さんから同学年だと言われて戸惑っていると、

「俺、ケンゴなんだけど。ホッターマンって呼ばれてなかった?」と言われて、いや、ホッターマンと何回かは呼ばれていたけど、ケンゴくんなる人にホッターマンと呼ばれてたかな…と頭フル回転で思い出していたら、結局うちは一軒家じゃなくてマンションなのですが、と母が答えて、「勘違い」と判明しました。

店員さんも申し訳なさそうに「ごめんなさい、感じが似てたもんだから」と恐縮してて、僕も「いえいえ僕もホッターマンてたまに呼ばれてたので」とフォローをして、母には「この子はウルトラマンが好きなもので」と無駄に僕の趣味を暴露されたりしながらその場は収まったのですが、ケンゴくんは結局実家のうなぎ屋を継いで頑張っているのだな…と知り合いでもないのにしみじみとした思いになりました。

しかしケンゴくんもマスクも取らずにオレオレと顔を近づけて言われてもわからんながなと思いましたが、よく見ると少し白髪混じりの初老な感じで、まぁ自分もそんな年齢になってんだよなと、実際本当に同期なのか分かりませんが、改めて年齢を実感した次第です。また来年もよろしくお願いいたします。


Posted by 堀田 on 12月 31st, 2023 :: Filed under 日常

コダイゴンの三回忌

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先日は父の三回忌でした。

早いもので父が亡くなって丸2年が経ち、先日帰省して三回忌の法要をしてきました。正直、父との思い出がほぼなく、葬儀の際の喪主挨拶では何を言えばいいのか苦労したような関係性のため、12月の冷たい強風の中、寒い寒いと言いながらお墓に手を合わせて早々と帰ってきた感じです。

葬儀で言わなかった父との没エピソードとしては、僕が小学生の頃、父が珍しく映画に連れて行ってくれて「ゴジラvsキングギドラ」を観に行ったのですが、肝心の開始時間を1時間くらい間違えており、しかもそのまま途中から見始め、最後まで見てからまた次の回を一から見始めて、見始めたところまで戻ってきたら帰る、ということがありました。僕もなんでキングギドラが出てきたのか全くわからないまま見て、2周目で「ああ、こういうことだったのか」と分かったら帰る、という中々斬新な映画の見方をしたものでしたが、まぁ今更文句を言ってもな…と思って黙って帰ったような記憶があります。

他にもごくごく稀にレンタルビデオ屋でウルトラマンのビデオを借りて帰ってきたりしたのですが、「コダイゴン」という非常にマイナーで渋い怪獣が出てくる話をチョイスしてて、数ある派手なエピソードの中で、なんでこれを選んだのだろうと思いながら見たのをよく覚えています。ついでとは言え、あの父が息子に何かしてやろうと思ってビデオを選んでいる姿があまり想像できず、熟考してのコダイゴンなのか、適当に選んだだけなのか分かりませんが、なんとなく僕がプレゼント下手なのは父譲りな気もします。

まぁおかげで数あるウルトラ怪獣のフィギュアの中では、コダイゴンは少し思い出深い怪獣になり、なんとなく背が高くてガタイがいい分少し愚鈍なところとか、グロテス星人に操られて無言で戦わされるところとかが、親戚の集まりの際に母に操られて傀儡のように動く父に似ている気もするので、これからもコダイゴンを父と思って大切にしようと思います。


Posted by 堀田 on 12月 20th, 2023 :: Filed under 日常

序列

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先日は姪っ子ちゃんの誕生日会にお呼ばれ。

元気いっぱいの姪っ子ちゃんのお誕生日会で、妻のご家族が集まるとのことで、僕もお邪魔してきました。妻は叔母パワーの財力でいろいろプレゼントを買い込み、僕はプレゼントを選ぶのが苦手なので妻に選んで買ってきてもらって、つまり中身もよくわからず渡すだけです。

さて当日。プレゼントのコーナーになった際、「誰からもらう?」の流れになって一瞬考える姪っ子ちゃん。その場にいるのは彼女から見て、両親、祖父母、祖母の妹、叔母、メガネ(僕)なのですが、すぐに「ヒロシくん!」と一番手に指名され、その瞬間、僕も正しいな!と非常に納得しました。

例えば紅白とかでもまず一番手は若手が歌って盛り上げ役・賑やかし役を担ったり、カラオケでも若手がまず一曲歌って火付け役になるみたいなのがあると思いますが、まさにそんな感じで、あの場では滅多に来ないメガネでまず様子を見て、温めてからのメインへ、と言った構成が見えた気がしました。もちろん4歳の姪っ子ちゃんにそんな計算はないと思いますが、何か直感めいた序列が見えたのではと思い、将来的に有望だと思いました。僕は僕であまり引っ張られても緊張するので、一番手にしてもらって助かったわけで。

そういう序列で言えば、僕も会社ではもう中堅も中堅なので、かつてカラオケでは沢田研二で先鋒を務めていましたが、今ではゆっくりできるばかりか、後輩から「堀田さん、ジュリー入れておきましたんで」と言われる始末で、いや、そう言われるとちょっともう歌いにくいなと思って新しいレパートリーを増やすなど、少し苦労をしています。

他にも先日、後輩女子と世間話をしていたら、「そしたらモバ充が…あ、モバイル充電が」と言い直されてしまい、あーモバ充だと分からないと判定されてわかるように言い直してくれたんだなー、実際知らなかったけど、ギリわかったけどなーと思ったりしました。そんなふうに色々と若手に気を遣われる世代になってきているので、それに甘んじることなく、いつでも鋭く切り込めるように重心を低くして生活したいと思います。


Posted by 堀田 on 12月 9th, 2023 :: Filed under 日常