フリーハグが嫌いです。
まあ嫌いってわけでもないのですが、渋谷とかで最近「フリーハグ」って看板持って突っ立ってる人を見かけるたびに、あれは一体何がしたいのだろうと、若干、軽蔑にも似た気持ちになってしまうのは事実です。そもそもフリーハグにはちゃんと立派な意味があるのだと思いますが、なんというか、僕がよく見かけるフリーハグ人は、そういう理念みたいなのがなくて、ファッションでやっている感じがするのです。
まずフリーハグって言ってる本人が全然魅力的じゃない気持ち悪い男なのがほとんどで、なんでそんなやつに抱き付かなきゃならんのだろうという気持ちになるし、よしんば可愛い女性だったとしても、それは単なるスケベ心で抱き付くだけでフリーハグの何らかの理念とはほど遠いものだし、またそういう可愛い子がクソみたいな男に抱き付かれているのもむかつくわけです。僕は抱き付けに行けないタイプだから。
そもそもフリーハグ人の出しているニュアンスが「抱き付いてもいいですよ」「受け入れますよ」というちょっと上から目線な感じがして、しかもそれが気持ち悪い男だったりするので、てめえ一体何様だと言いたくなります。
フリーハグってのは「抱き付いてもいいですよ」なのか「抱き付かせてください」なのかどっちのニュアンスなのかはよくわからないですが、何となく前者のように思えて、ほんと、この偉そうな上に気持ち悪くて、さらに時間と公共の場所の浪費をしているこの行為を、大した理念もなくファッションでやっている、あわよくばかわいい女子と抱き付けるんではないか、みたいな下心もありつつ、といった感じで、そんな気持ちで偉そうに平和とか言ってんじゃないよと思います。
ほんと、ああいう人はどういう精神で家を出て、そして帰ってくるのか全く理解できませんね。悪い人じゃないのは分かります。
Posted by 堀田 on 10月 27th, 2015 :: Filed under
考察
撮影をしてきました。
先週は佐藤さんにご紹介いただいた経緯で、とある映像作品の撮影に行ってきました。安達寛高(乙一)監督の作品で、まだどういう形でリリースされるのかは未決定らしいのですが、佐藤さんと亀田梨紗さんと3人芝居で、がっつり演技をさせていただきました。
もう12年くらい、ほぼとくお組の芝居しかしていなかったので、コメディでない作品をやるのはとても新鮮でしたし、さらにとても出番が多い役をいただき、そして何より作品がとてもよかったので、それをぶち壊さないように全力で臨ませていただきました。徳尾さんの脚本に慣れすぎててセリフが全然覚えられず、共演のお二人にはご迷惑をかけましたが、こんなに一生懸命演技したのはじめて、と言い出しかねないほど疲れました。
ただ、それだけにめちゃくちゃ面白かったです。なかなか外部の舞台には出演ができなくて悔しい思いですが、このような短編映像など、とにかくいろんな人のいろんな作品に出てみたいと思いました。あと、それこそ他がどうなのか知らないのですが、とても暖かい現場だったそうで、スタッフさんもほぼ寝ずに2泊3日の撮影を少ない人数でこなしながら、ピリピリしない素敵なチームでした。ほんと、関わった全ての方にこの場をお借りして御礼申し上げます。
ということで、かなりいい経験と思い出になったので、むしろ完成品を見るのが今は怖いです。
Posted by 堀田 on 10月 25th, 2015 :: Filed under
仕事
ご無沙汰しています。
最近は、まあ頑張って生きています。
もう数ヶ月経ちますが、引っ越したんです。
なので、空いた時間にウロウロ街を徘徊したり、Googleで「チャーハン うまい」とか「餃子 うまい」とか検索したりして、色んな店を試してみています。
先月、台湾に旅行してきたんですが、そこで小籠包を食べてうまかったので、今日は「小籠包 一人」と検索して、出てきたやつに行ってみました。
これはまあ、微妙でした。
僕は、基本的にラーメンとかソバとかうどんとかカレーとかばっか食べていますが、それは、仕方なしにそうしているだけで、本当はいつも、チャーハンを食べたいと考えています。
しかし、どれだけ検索して試してみても、納得のいくチャーハンには巡り会えません。
なので、仕方なしに近くのラーメン屋とかソバ屋とかカレー屋とかに行っています。
僕が、人生で食べた中で最もうまかったチャーハンは、ウラジオストックの映画館の地下のシンガポール料理屋で食べたチャーハンです。
具とかほとんど何にも入っていないし、たいした味付けもされていないのに、めちゃくちゃうまいんです。
映画祭の期間中は、ほぼ毎日そこでチャーハンを食べましたし、最後の日なんて、ホテルを出る前にできた30分程度の時間に、「もう一度だけ!」なんて思って、ダッシュしてそこのチャーハンを食べました。
大量の味の素とか、なんなら麻薬かなんかでも入っているんでしょうか。
とにかく、うまいんです。
今もというか、もうほんと毎日毎日あのチャーハンのことばっか考えているというか、僕はもう、ほんととにかく、あのチャーハンが食べたくて食べたくて仕方がないです。
日本に支店とかできないもんでしょうか。
あのチャーハンが食いたいあまり、ウラジオストックに別荘を買って、週末はウラジオストックに行ってチャーハンを食う、という生活をしたいくらいです。
そんな生活、かなりの借金をしないと無理ですから、人生賭けないと無理なんでしょうけれども、あのチャーハンにはそれだけの価値があると僕は確信しています。
きっといつか、僕はそんな生活をして、チャーハンを毎週末、食べてみせます。
僕は、あのチャーハンが大好きです。
Posted by 北川 on 10月 19th, 2015 :: Filed under
日常
遅すぎたくらいです。
宝塚歌劇団に出会って数年経つかと思いますが、まだ本場の宝塚大劇場に行ったことはありませんでして、このたびご贔負の花組が公演をやっているというので観に行ってきました。ハッキリ言って、最高の舞台でした。
僕も宝塚を知るまでは、だいたい「ベルサイユの薔薇」をやっているんだと思っていましたが、そうではないし、そもそもお芝居をやる前半と歌と踊りだけのショーをやる二部制でして、このショーというのがあまり馴染みがないのでイメージが湧きづらいのですが、これが最高で、ドハマりしているわけです。
今回もそのショーがとても素晴らしく、始めから終わりまでオペラグラスで朝月希和というお目当てのタカラジェンヌを追い続けていました。というか、すでに花組のタカラジェンヌたちにかなり思い入れがあるので、中堅だったり、若手だったりがソロでパートを与えられていたりすると声には出せないですが「ぎゃー!」という感じで、もうあと10分やられていたら泣いていたと思います。
しかし本当に宝塚を見ていると、自分を含めて客席にいる人間との違いに愕然としますね。麗しすぎて、普通の人が重力に負け切った醜い肉人形のように見えます。
Posted by 堀田 on 10月 12th, 2015 :: Filed under
英雄
堀田たぶん。
小学校二年生のとき、担任の先生(女性)に何か聞かれたときに「はい。たぶん」とか「ちがいます。たぶん」という風に、だいたい最後に「たぶん」を付けていたら、その先生から「堀田たぶん」というあだ名を付けられました。今思えばかなり斬新なあだ名だったと思います。
その大胆かつ大人なネーミングセンスに、クラスの誰にも広まらなかったのですが、その先生だけは授業中に僕に当てるときにも「じゃあこの問題、堀田たぶん」とブレることなく使っていました。確か「自分の意思に関することにいちいちたぶんを付けて責任逃れをしないように」ということを言われたような気がします。だからといってそんなあだ名をつけるのも逆効果な気がしますが、確かに小さい頃はかなり主体性の低い子でした。しかし堀田たぶんて。語感もいいんだか悪いんだか分からない絶妙と言えば絶妙なラインで、大人になった今、気に入っています。
あだ名と言えば会社の大先輩の女性で、毎回とくお組を観に来てくれる人に「堀田君の芸名を考えよう!」という流れで、「ほったっほ」というこれまたかなり前衛的なあだ名をつけられたことがありました。上から読んでも下から読んでも「ほったっほ」ということらしいのですが、その言いにくさといったらないだろうというか、それ名前なんスかというレベルで、これは本当に度肝を抜かれた発想でした。ほったっほ。見れば見るほどマジですごい名前だと思います。
Posted by 堀田 on 10月 9th, 2015 :: Filed under
日常
システム屋さんで働いています。
最近、刑事ドラマなどを見ていると、刑事さんなど警察の人が何かしらの専用システムを使って何かを検索したり、分析したりするシーンがありますが、ああいうシステムの画面の雰囲気がいつも気になってしまいます。なんというか「そんなカッコいい画面じゃねえだろう」とか「そのピピピーって感じで矢印とか出るのすげー難しいから」とか「その情報どこから取ってきてんだよ」とか、そういう感じです。
警察など公共機関のシステムは基本的に入札なので、あまりかっこいいインターフェースにしている余裕はないだろうし、まあそれはあったとしても、動きとかが完全にそれっぽく作った動画ファイルなのがバレバレと言うか、業務システムっぽくないというか、なんかすごく嘘っぽいのです。IE9で動いてるWebシステムとかの方がよっぽどそれっぽいのに、などと思ってしまいます。
そんなレベルで言い出したら、それぞれの専門分野の人がそれぞれの部分で気になるところが出てくるからキリがないのですが、ドラマとかでは「お前ら普通の会社で働いたやつ一人もいないだろう」と思わせるようなシーンは結構あって、あのあたり、普通のOLとかサラリーマンを「監修」として入れるだけですごくリアリティのあるドラマができるのではないかと思っています。
あと前に「HEAT」というドラマで採用面接のシーンがあって、「そんな面接官いねーよ」とか「そんな答え方する奴いねーよ」とか思っちゃうほどすごくリアリティがなく、専門分野じゃない普通の設定でも違和感が満載で、もう土台が全然できていないからすごいつまんないんだろうなと思います。実際、そのシーンだけでもありえないくらいつまらなかったです。
Posted by 堀田 on 10月 4th, 2015 :: Filed under
考察