育成
育成も給料のうち。
世の中たくさんの育成本が出ていて、人それぞれの育成論があって、これを語り出すと偉そうな感じがして若干ダサいですが、何度かトレーナーなどをやるうちに、そもそも育成する気がなかったり、育成という意識の低い先輩に当たってしまった若手は不幸だと思うようになり、自分なりに色々考えるようになりました。
人によりますが、あなたの成長のために必要だからと、難しい案件を任せようとしても、本人としては自身の成長を全面に出されてもありがた迷惑というか、別に偉くなりたい訳ではないし、むしろ難しい案件なら最初からやらずにもっと他のことやったほうが効率いいじゃん、といった思考の子もいて、つまり無駄を嫌っているわけですが、そんなことではいつまで経っても力はつかないので、成長することの意義を改めて説こうとしても、本人が「成長」をちょっとスカして見ているので、この論法ではあまり響かないことがままあります。
先日もある新規案件に消極的な若手女子に対し、どうにかやる気を出してもらえないかと、電車の中や風呂などであれこれ考え、「こないだ風呂で考えたんだけどさ」と言いながら根気強く会話をするのですが、
むしろ会社としては定年まで雇うわけだから、あなたに成長してもらう前提で採用してるし、あなたも面接で成長したいです的なことを言ってるわけだから、別に成長しなくていいですというのはお門違いであり、成長するのも給料のうちだから、この案件はあなたがやるべき、という風に、きっぱりと成長は義務として課してしまったほうが、頭のいい子ほどすんなり受け入れてくれるので、皆さんもよろしければ使ってみてください。もちろん根底に愛情があることはなんとなく伝える必要がありますが。
ただ失敗したのは、愛情を伝えようとしたが故に、風呂入りながら考えたんだけど、などと言ってしまい、36歳のおじさんが裸で若い女子のことを考えてたなんて、正直かなり気持ち悪いと思われただろうなと思います。
Posted by 堀田 on 3月 24th, 2018 :: Filed under 仕事
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3月 25th, 2018
新人さんに「成長って何ですか?」って聞かれたことあります…
『成長』って言葉がなんか小っ恥ずかしいみたいですね、若い人は。
3月 26th, 2018
そういうやつには、経験値を積んでレベルアップすることだ、金も稼げる、と言ってやってください。