ハトヤ
伊東に行くなら。
先月は忙しくしていましたが、GWはハトヤに行ってきました。GW直前になって何も予定がなく、ハトヤならデカいし空いてるのではと思ったら本当に空いていたので、昔からCMソングで慣れ親しんだハトヤにいよいよ行ってみることに。CMの刷り込み効果は偉大です。
行ってみると予想通りの「昭和の古い大型ホテル」で、とにかくそのまんま、デカくてレトロでボロいです。施設内を巡ると、昭和の社員旅行や親戚一同の家族旅行を想定した大容量で、宴会場の数も多いし、カラオケルームやスナックなどの遊興施設が充実し、とにかく広大なのですが、今となっては「広すぎる」という感じで、途中から「完全な闇」となっているゾーンもあるほど。
※先が見えないほど広い。
食事もシアター会場と名の付く大広間で、あの9マスに区切られたお皿でバイキング形式なのですが、大きなステージや照明器具などが残っていて、かつてここで華やかなショーやパーティーが催され、大変賑わったのだろうと思わせる哀愁感に満ちています。
※巨大シアター会場。
多分そんな昭和の香りが売りなのは間違いないけれど、狙っているというより、そうせざるを得ない感じで、もう広すぎて、単純にメンテナンスができなくてそのままになっているだけな感じがします。廊下は雨漏りするし、お風呂の壁も応急処置感があるし、吊り下げ音響装置も埃被ったままだし、「昭和のまま現役で稼働しているだけです」という感じです。
これをレトロに全振りして、「昭和を再現する」感じにしてしまうと、違うんだよなぁ感があるので、今はただ使えるものは使い、使えなくなったら残置して、ゆっくり時間をかけて遺跡みたいになっていくのがいいような気がしました。受付の人も微妙な昭和感があってよかったです。
Posted by 堀田 on 6月 1st, 2025 :: Filed under 日常