とくお組モブログ
いつも手元にとくお組

同じじゃない

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同じじゃないんだ。

近年の僕の趣味はウルトラ怪獣のフィギュアを集めることぐらいで他に何もなく、それゆえに毎日ウルトラ怪獣図鑑的な本をペラペラめくって(次はどの怪獣がフィギュアになるかな〜)などと寝落ちするまで妄想しているわけなんですが、基本的には同じような写真と文章の本を何冊も読んでいるので、他人からしたら「全部同じじゃないの?」と思うかもしれないのですが、写真も微妙に角度とか違うし、大きさも違うし、ラインナップも違うし、全然同じじゃないんです。

そんなある日困ったことが起きて、新作怪獣であるベロクロン改造というやつが、パーツの差し替えでベロクロン二世にもなる、という仕様で発売されることになり、SNSでは神仕様と言われているのですが、僕にとっては「どちらにもなる=どちらかにしかならない」わけで、つまり僕はベロクロン改造とベロクロン二世がそれぞれほしいのです。

ただこの改造と二世は、設定上は別キャラだけど、着ぐるみは同じなので、差異があるとすれば、片方が少し経年劣化でくたびれている、という程度の本当に「同じじゃないの?」の究極形みたいなもので、それゆえにメーカーはパーツ差し替えでどちらかを選べる(ほぼ同じだから)としているのですが、僕からすると、「ベロクロン改造と二世は違う怪獣」なので、それぞれ欲しいわけで、つまり発想としては「2個買おうか」となります。

問題は2個買うお金ではなく、場所の問題で、ただでさえリビングは怪獣でパンパンなのに、ほぼ同じ怪獣を2個も置くなという話で、さすがの妻も「メーカーが1個でいいようにしてくれてるのだから1個でいいんじゃないか」と警鐘を鳴らしているのですが、僕としては買いたいわけで、何度も画像を拡大して確認しては「こことここが違う」などと考え始め、今となっては「全く違うものに見えている」のですが、みなさんはどうでしょうか。

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※全然違う。

ということで申し込み締め切りギリギリまで悩んだあげく、結局2個買ってしまったわけですが、多分1個にしてたらすごくすごく後悔していたと思うので、これでよかったんだと思うようにします。


Posted by 堀田 on 4月 7th, 2024 :: Filed under 日常

人事異動

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4月から異動することになり。

転職までは全然行かないですが、かねてから出していた異動願いが通り、長くいた部署から離れて新しい仕事をすることになりました。今の部署も慣れてて楽ではあるのですが、飽きてしまったのと、このままルーティーンを繰り返して40代を過ごすのもつまらないなと思い、とはいえ転職も怖いし面倒なので。

異動のきっかけとしては、30代前半の頃にバディのように一緒に仕事してた後輩がその後出世して部長になり(抜かれた)、彼の新しい部署に誘ってくれたのですが、そうやって声かけしてもらうのってこの歳になるとすごく嬉しい!と素直に思います。彼が異動するとき、いつかまた一緒に仕事しようじゃないかと約束していたわけですが、とりあえず約束はしておくものです。

異動するにあたって、あれこれ工夫を凝らして育成していた後輩ともさよならするわけですが、最後の振り返り面談をしていると、彼女も最初に出会った一年前とは全然違って立派になっていて、もうお父さんのつもりで聞いていたら、危なく泣きそうになるほど嬉しかったわけです。

しかしこういう上司と部下、先輩と後輩の関係は、完全に相性の問題でもあり、本当にガチャの要素が強く、新しい部署に行ったら横浜ベイスターズの渡会みたいな信じられないくらいの陽キャもいるかもしれないので、緊張感を持って4月1日を迎えたいと思います。


Posted by 堀田 on 3月 31st, 2024 :: Filed under 日常

猫ミーム

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猫ミームなるものを知りました。

会社の後輩から、猫ミームなるものが流行っていると聞いて、見せてもらう機会があったのですが、「なるほどなるほど」と頑張って理解をしつつ、歳をとってからも常に最新情報をアップデートし続けることは本当に難しいなと感じました。そもそも知らないことばかりです。

彼ら彼女らとは、もはや観ていたテレビアニメも違うわけで、「精神と時の部屋」とか「伊達にあの世は見てねえぜ」とかを会話に混ぜてもピンとこないでしょうから、これからどんどん入社してくる若者との共通の会話はもう「歴史」しかないのではと思います。「大学受験が四年前です」みたいな子たちはまだ記憶に新しいでしょうし、僕も日本史は強かったほうなので、今から猫ミームを無理して勉強するよりは、大化の改新とか、天下分け目の関ヶ原とかを織り交ぜて会話するほうがコミュニケーションがうまくいくのではないかと思います。

とは言え、先日後輩女子との打ち合わせで、嫌いな人とでも対話が重要だ、と言う話をしていたときに、五一五事件における犬養毅の「話せばわかる」「問答無用」を例に出したところ、全くピンときてなかったので、少しでも深く行くと完全に歴史おじさんになってしまうので有名なものに限ります。

また妻も妻で、後輩との会話で「米兵にチョコレートをねだる子供」に自分を喩えて話をしたらしく、その際に、万が一、その人の祖父母からそういう苦労話を聞いていて嫌な気分になってたらどうしようと心配になったそうで、なるほど、相手の歴史観とかを何も考えずに軽々しく話すのも難しいので、やはり大化の改新とか、応仁の乱とか、どうやっても関わりが出てこないレベルのものが良さそうとか、いろいろ考えることがありそうです。

とはいえ、僕の会社の先輩で山名さんという人の先祖は応仁の乱を起こした山名宗全だとか、古いからと言って油断して応仁の乱のことを「日本史上最大の凡戦」などと馬鹿にしてはいけません。もう新しいか古いかというよりは、吉田茂のバカヤロウ解散とか、加藤の乱とか、単純におもしろエピソードとかのほうがいい気もしてきますが、いずれにしても若者との会話には使えそうになく、まぁあまり気にせずに、丸い鉄球をみたら浅間山荘の話を持ち出して「突入せよ!」などと言っていきたいと思います。


Posted by 堀田 on 3月 10th, 2024 :: Filed under 日常

政治家のパフォーマンス

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日本人は忠臣蔵が大好き。

自民党の裏金問題で、年末に宮沢議員なる人が派閥からの指示で箝口令を敷かれたことを告発して辞職してましたが、その宮沢議員が辞職する日に記者に対して

宮沢「今日、12月14日に辞めるというのも何かの因果かもしれませんね」

記者「?」

宮沢「赤穂浪士ですよ」

記者「あ〜。…先生も派閥に討ち入りされたわけですもんね」

宮沢「そうかもしれませんねぇ」

というやり取りがあったのですが、いや、何の因果でも、全然赤穂浪士でもないというか、自分で言い出しておいて「そうかもしれませんね」じゃないだろうというか、とにかくかなり強引な重ね合わせではあるものの、まぁ政治家なんてそんなものかと少し面白がって見ていました。

でも年末に帰省した際に母にその話をしたら、「ほんま赤穂浪士やで!誰なん?その議員さん!」と、なんだか大ハマりしてて、そんな母を見て「簡単だな」とも思うのですが、国民なんて意外にそんなものかもしれません。その後、宮沢議員は地元で寒中禊ぎみたいなことをしているのですが、そういうことで「よし、許す」という人は一定数いるので、この議員さんのパフォーマンスもなかなかバカにできないなと思いました。

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※ちゃんと記事になるし。

いずれにしても、母に刺さったのはやはり赤穂浪士の部分だと思われ、そもそも日本人はもうDNAレベルで忠臣蔵が大好きなんだと思います。忠義から主君の仇討ちを果たし、切腹してスジを通すというこの精神性に、つい「あっぱれ!」となってしまうのは、当時から今も変わらないのでしょう。

かく言う僕も忠臣蔵は大好きなのですが、それは年末の特番ドラマとか大河ドラマを観ていたわけなので、最近の若者たちは観てないとすると、彼ら彼女らにこの精神性はどれぐらい伝承されているのだろうかと気になります。明らかに母よりも僕のほうが冷めているように、今の若者からすると上司の敵討ちのためにコンプラ違反を起こして死ぬなんてコスパ悪すぎて共感できないって感じなんでしょうか。

まぁ若いうちはそうだよねと思いつつ、でもそういう効率性だけじゃなくて、急がば回れというか、人と人だからさ、みたいな風に思ってしまうと、つまり冬に川に入って禊をする人と同じことを言ってることになり、まぁ突き詰めると僕もなんだかんだで宮沢議員が少し好きなんだと思います。ちゃんと告発して辞めて反省してるしね。あっぱれである。


Posted by 堀田 on 3月 3rd, 2024 :: Filed under 日常

割り飛ばす

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奥歯を割り飛ばしました。

年末からモノを噛むと奥歯が痛くなっていて、いよいよ虫歯だと覚悟して歯医者に行ったら、虫歯ではなく歯石が溜まりまくって歯茎が弱っているとのことで、約10年ほど溜まっていた歯石を削り、ハグキプラスなどを使って歯茎の強化に当たっていたのですが、ある日パンを食べていたらその奥歯がパキッと欠けてしまいました。

改めて歯医者に行くと、パン程度で歯を”割り飛ばして”(という独特の表現)しまうのは、おそらく毎日強い力を掛け続けているから、とのこと。歯茎の強化によって今度は歯そのものに負担がかかっていたようで、でもそんなに歯を食い縛るほど悔しいことも最近はないし、歯ぎしりもしてないので、原因不明だったのですが。

先日、夢を見て、手を洗わなかったことを義理のお母さんにすごく怒られて何度も土下座をして謝るという内容だったのですが(実際はめちゃくちゃ優しい人です)、その朝は奥歯にダメージがあるのを感じたので、どうやら僕は現実世界ではなく、夢の世界で歯を食い縛っているようです。

前にも書いた気がしますが、赤い空の下で踏切が大音量で鳴っている夢を見て金縛りに遭ったり、真っ白い部屋と階段が連なる騙し絵みたいな空間で、キーーーーンと変な音が鳴る中、真っ白い服のおばさんが遠くから僕をじーっと見ている夢を見て悲鳴を上げるなど、とにかく不穏で不快な悪夢をよく見るほうなので、そう言う時に歯にダメージを蓄積しているのだと思います。

まぁ僕は夢の中なのでいいですが、現実世界で歯を割るほど毎日食い縛って頑張っている人もいるんだと思うと、中島みゆきばりにファイト!と思います。ただ、前向きな食い縛りならいいですが、ストレスフルなことであれば、それこそ悪夢だと思って、早く覚めるように、環境を変えたり逃げたりして欲しいと思います。奥歯を割ってそこまで考えました。


Posted by 堀田 on 1月 21st, 2024 :: Filed under 日常

巨鳥

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あけましておめでとうございます。

妻に帯同して池袋のセサミストリートマーケットなるお店に行ってきたのですが、いろんなグッズを見て回るうち、なんだかんだ自分はビッグバードが一番好きなんだということに気がつきました。年明けから暗い話が多いのでこういう話を。

セサミストリート自体は小さい頃にちょっと見てた程度なのですが、当時は単純に色が青のクッキーモンスターとか、かわいいエルモとかの方が普通に好きで、ビッグバードはと言うと、どちらかと言うとあまり好きじゃない方に分類してしまっていました。

理由としては、他のキャラクターに比べて主張が全然なく、話の起点にならずにいつも聞く側に回っていて、デカい割にただ突っ立って人の話に相槌ばかり打っている感じがして、その割に主役級の立ち位置にいるのがちょっと子供心に気に食わず、「コイツは周りに比べて楽をしている」的な、「デカいんだからもっと頑張れよ」的な気持ちでいたと思います。ちなみにナインティナインの矢部さんにも同じようなことを思っていました。

でも大人になってみると、このビッグバードがいることの安心感、安定感のすごさに気づくというか、こいつがいるから赤や青がのびのび喋れるし、周りの大人も結局彼を頼りにしているし、楽をしているなんてとんでもない、彼が一番大変なんじゃないかとわかってきました。

この特に何をするわけでもないのに「ずっといる」というのはすごくて、彼がおチビちゃんたちに何か教えるわけでもないし、一緒に歌ったり困ったりするだけなんですが、そうなるとこの巨体が逆に生きてくるというか、この黄色い巨鳥が一緒にいてくれる「寄り添い感」が半端なく、僕もこんな強い大人になれているだろうかと、自分を重ねてまだまだだなと思わせられてしまいます(でも彼はまだ6歳)。

といいつつ、実際そんなに見てないので、もしかしたらビッグバードが起点のいろんな話があるのかもしれないし、詳しい人がいたら申し訳ないのですが、あくまで印象の話として。とりあえず、これまでずっと印象のみで適当に高い声で歌っていた主題歌を、1フレーズ歌詞付きで歌えるように練習しました。今年もよろしくお願いします。


Posted by 堀田 on 1月 14th, 2024 :: Filed under 日常

ホッターマン

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今年もお世話になりました。

先日の三回忌で帰省した際、母のお誘いで近所のうなぎ屋さんに行きました。うなぎを注文して待っている間、店員さんから、「堀田さんってこの道路沿いのお家ですか?僕、息子さんと同じクラスだったかも」と母が話しかけられ、え?と思ってよく顔を見たものの、マスクしてるし、何よりかなりおっさんだと思ってた店員さんから同学年だと言われて戸惑っていると、

「俺、ケンゴなんだけど。ホッターマンって呼ばれてなかった?」と言われて、いや、ホッターマンと何回かは呼ばれていたけど、ケンゴくんなる人にホッターマンと呼ばれてたかな…と頭フル回転で思い出していたら、結局うちは一軒家じゃなくてマンションなのですが、と母が答えて、「勘違い」と判明しました。

店員さんも申し訳なさそうに「ごめんなさい、感じが似てたもんだから」と恐縮してて、僕も「いえいえ僕もホッターマンてたまに呼ばれてたので」とフォローをして、母には「この子はウルトラマンが好きなもので」と無駄に僕の趣味を暴露されたりしながらその場は収まったのですが、ケンゴくんは結局実家のうなぎ屋を継いで頑張っているのだな…と知り合いでもないのにしみじみとした思いになりました。

しかしケンゴくんもマスクも取らずにオレオレと顔を近づけて言われてもわからんながなと思いましたが、よく見ると少し白髪混じりの初老な感じで、まぁ自分もそんな年齢になってんだよなと、実際本当に同期なのか分かりませんが、改めて年齢を実感した次第です。また来年もよろしくお願いいたします。


Posted by 堀田 on 12月 31st, 2023 :: Filed under 日常

コダイゴンの三回忌

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先日は父の三回忌でした。

早いもので父が亡くなって丸2年が経ち、先日帰省して三回忌の法要をしてきました。正直、父との思い出がほぼなく、葬儀の際の喪主挨拶では何を言えばいいのか苦労したような関係性のため、12月の冷たい強風の中、寒い寒いと言いながらお墓に手を合わせて早々と帰ってきた感じです。

葬儀で言わなかった父との没エピソードとしては、僕が小学生の頃、父が珍しく映画に連れて行ってくれて「ゴジラvsキングギドラ」を観に行ったのですが、肝心の開始時間を1時間くらい間違えており、しかもそのまま途中から見始め、最後まで見てからまた次の回を一から見始めて、見始めたところまで戻ってきたら帰る、ということがありました。僕もなんでキングギドラが出てきたのか全くわからないまま見て、2周目で「ああ、こういうことだったのか」と分かったら帰る、という中々斬新な映画の見方をしたものでしたが、まぁ今更文句を言ってもな…と思って黙って帰ったような記憶があります。

他にもごくごく稀にレンタルビデオ屋でウルトラマンのビデオを借りて帰ってきたりしたのですが、「コダイゴン」という非常にマイナーで渋い怪獣が出てくる話をチョイスしてて、数ある派手なエピソードの中で、なんでこれを選んだのだろうと思いながら見たのをよく覚えています。ついでとは言え、あの父が息子に何かしてやろうと思ってビデオを選んでいる姿があまり想像できず、熟考してのコダイゴンなのか、適当に選んだだけなのか分かりませんが、なんとなく僕がプレゼント下手なのは父譲りな気もします。

まぁおかげで数あるウルトラ怪獣のフィギュアの中では、コダイゴンは少し思い出深い怪獣になり、なんとなく背が高くてガタイがいい分少し愚鈍なところとか、グロテス星人に操られて無言で戦わされるところとかが、親戚の集まりの際に母に操られて傀儡のように動く父に似ている気もするので、これからもコダイゴンを父と思って大切にしようと思います。


Posted by 堀田 on 12月 20th, 2023 :: Filed under 日常

序列

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先日は姪っ子ちゃんの誕生日会にお呼ばれ。

元気いっぱいの姪っ子ちゃんのお誕生日会で、妻のご家族が集まるとのことで、僕もお邪魔してきました。妻は叔母パワーの財力でいろいろプレゼントを買い込み、僕はプレゼントを選ぶのが苦手なので妻に選んで買ってきてもらって、つまり中身もよくわからず渡すだけです。

さて当日。プレゼントのコーナーになった際、「誰からもらう?」の流れになって一瞬考える姪っ子ちゃん。その場にいるのは彼女から見て、両親、祖父母、祖母の妹、叔母、メガネ(僕)なのですが、すぐに「ヒロシくん!」と一番手に指名され、その瞬間、僕も正しいな!と非常に納得しました。

例えば紅白とかでもまず一番手は若手が歌って盛り上げ役・賑やかし役を担ったり、カラオケでも若手がまず一曲歌って火付け役になるみたいなのがあると思いますが、まさにそんな感じで、あの場では滅多に来ないメガネでまず様子を見て、温めてからのメインへ、と言った構成が見えた気がしました。もちろん4歳の姪っ子ちゃんにそんな計算はないと思いますが、何か直感めいた序列が見えたのではと思い、将来的に有望だと思いました。僕は僕であまり引っ張られても緊張するので、一番手にしてもらって助かったわけで。

そういう序列で言えば、僕も会社ではもう中堅も中堅なので、かつてカラオケでは沢田研二で先鋒を務めていましたが、今ではゆっくりできるばかりか、後輩から「堀田さん、ジュリー入れておきましたんで」と言われる始末で、いや、そう言われるとちょっともう歌いにくいなと思って新しいレパートリーを増やすなど、少し苦労をしています。

他にも先日、後輩女子と世間話をしていたら、「そしたらモバ充が…あ、モバイル充電が」と言い直されてしまい、あーモバ充だと分からないと判定されてわかるように言い直してくれたんだなー、実際知らなかったけど、ギリわかったけどなーと思ったりしました。そんなふうに色々と若手に気を遣われる世代になってきているので、それに甘んじることなく、いつでも鋭く切り込めるように重心を低くして生活したいと思います。


Posted by 堀田 on 12月 9th, 2023 :: Filed under 日常

発言の影響力

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勤労感謝の日。

うちの会社では年に何回か表彰式があって、司会進行を各部門の若手がやるのが通例なのですが、先日その若手が「明日の表彰式でなんかネタみたいなことやらなきゃなんですよ…」って言っていて、ワケを聞けば、上役に「なんかやるんでしょ?まさか普通にやらないよね?笑」というようなことを言われたから、とのこと。本当にくだらないです。

そんな圧をかけたら、若手は何かやらないといけないのかな?と思うに決まっていて、たとえ上役は冗談のつもりでも軽々しく言わないでほしいです。自分の発言の影響力をもっと考えるべき。あんた偉いんだから!と思います。

僕が若手の頃は、イベントがあるたびに先輩に指示されてゲームや芸の準備でドンキで買い物したり、当日は被り物をしたり半裸になって踊らされたりしてましたし、本業そっちのけで意気揚々と準備する諸先輩を見てクソだと思ってましたが、令和の現代においてもそういう文化を残そうとする発想に寒気がしました。

そんなものは完全に無視するべし!と言ったものの前日だったのと、実際いいラインをついたネタで上手く終わらせていたので、誰も怪我をせずに済んだのですが、できれば未来の後輩たちのためにもガン無視してほしかったです。終わったあと「すごくよかった!打ち上げいくか?」とその偉い人は上機嫌で、こうやって裸の王様になっていくのだろうと下級大臣としては虚しい気持ちになりました。

コンプラ重視の昨今、eラーニングでいろんなテストを受けるのですが、もし「表彰式の司会をやる若手社員に上司が『何かやるんだよね?普通にやらないよね?』と冗談で言ったが、具体的に何も指示をしておらず、また当日もウケたので問題ない。◯か×か。」って設問があったら間違いなく×なわけで、ぜひ偉い人たちには自分の言動がeラーニングのテスト問題にされたらどうなるかを考えて行動して欲しいです。


Posted by 堀田 on 11月 23rd, 2023 :: Filed under 日常

あまーらとこどーら

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2年前の写真です。

先週、伊豆にある温泉旅館に行ってきました。この旅館は10年以上前からたまに行っていて、今回で2年ぶり5回目くらいです。この写真は前回泊まったときに貸切風呂に入って妻が撮ってくれたものですが、完全に40歳の背中になっていて当時かなりのショックを受けました。まさに中肉中背。

これを機にNintendo Switchのボクササイズゲームでダイエットを始め、今も続けているので、ビフォーアフターを撮りに行ったわけですが、一応、少し改善していたものの、代わりにシミができていたり、背中の皮が余っていたり、なんかおじいちゃんみたいになっていて、これはこれで…という感じでした。これはまた2年後にアップしようと思います。

ともかく、この旅館は安い割にごはんも美味しく湯温もちょうどよくコスパに優れているのですが、それ以上に旅館内の各施設のネーミングがよくて気に入ってます。温泉は「湯っくら」という別館タワーに集約されているのですが、どういう意味なのか分かりませんが、女湯は「あまーら」男湯は「こどーら」という「ソドムとゴモラ」みたいな滅びのような名前が付いていて面白いです。

他にも食事をする場所には「ペッシェド・くわっせ」、ラウンジには「バルコニー・De・Is」といった地中海圏の言葉とダジャレを組み合わせたような名前が付けられていて、かつてのフォークダンスDE成子坂に通ずるネーミングセンスの良さを感じます。

というお気に入りの旅館で、それこそおじいちゃんになってからも行くと思われるので、行く度に周りが寂れていっているのが心配でなりません。生き残りは大変かもしれませんが、途中で変に路線変更したりせず、このちょうどいい感じのおもしろい感じを長く続けていって欲しいなと思います。


Posted by 堀田 on 11月 19th, 2023 :: Filed under 日常

マウントレーニア

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マウントレーニア。

上司が部下の話を聞く際に、不運なことに上司が最初から「否定モード」になっていて、全く会話ができないときがあります。先日も上司と後輩との3人でオンラインミーティングがあったのですが、後輩が話し始めるなり、遮って「結論は?」から始まり、話したら話したで「そんなのは意味がない」と全否定から入り、あまつさえ「資料が見えない」とか「不必要な箇所は非表示にしろ」だのと重箱の隅をつつき始め、とにかく人にロクに話をさせずに腰を折ってマウントを取り、完全にペースを握ったのち、何を答えても正解とも不正解とも言わない質問攻めを延々と繰り返して心理的に追い詰めるのですが、何をしたいのか全く分かりません。

この傾向をオブラートに包んで当人に改善するように進言もして、改善すると約束したにも関わらず、全く同じことをするのでさすがに今回は割って入ってキレたのですが、おそらく次からも何も改善されないのだと思います。結局、放っておくしかないのだと思われ、さっそく異動願いを出しています。

おそらく本人にも反論はあるのでしょうが、明らかに相手に強いストレスを与えており、また明らかに途中から詰問攻めが目的になっているので、ただイジメたいだけと思われても仕方がないです。胸に手を当てて考えればどこか悪意があることはわかると思うのですが、それができないのか、実際どんどん人の心は離れていっているので、人の意見や話を聞けない人というのは本当に可哀想です。ただ、同情してても何の意味もないのもわかっていて。

基本的に言い返さない人や若手に対してやる傾向が多く、特に若手には教育のつもりでやっているようですが、完全に兵隊を作る手法でモノを考えなくなるだけか、PTSDになるだけなので、本当にやめてほしいです。若手にはこれからいろんな価値観に触れる機会があると思いますが、いいなと思った価値観には近づきつつ、直感的に違うなと思った価値観とは距離を置いてから触れるように(当然学ぶべきことも含まれる可能性があるので)、とにかく距離感を大事にすることが重要と思いました。結局、ヤバい人からは離れるしかない。

まぁ簡単に言えばパワハラ傾向があるので、未来の影響を考えると諦めずになんとかしたほうがいいし、書けば書くほど考えが整理されてしまうので、このまま放置して良いわけがなく、かと言って、決定的な録音データがあるわけでもないので人事にかけあっても期待薄なところがあり、本当に困ってしまいます。戦争もそうですが、起こっている問題を目に入れたくない、気づかずに知らないままでいたいのですが、そんなこと言ってたらこれを読んでいるジャーナリストにすごく怒られるだろうなと思うので、なんか考えます。


Posted by 堀田 on 11月 4th, 2023 :: Filed under 日常

カッパおばけ

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カッパおばけが来る。

今日は妻がハロウィンパーティに行っています。ハロウィンと言っても、スケベな格好して大人数で集まるわけでも、妻がカッパのコスプレをするという話でもなく、姪っ子を囲んで遊んだり歌を歌ったりするパーティで、僕は姪っ子の体力に付いていけないのでお留守番をしています。

さて、その姪っ子ちゃんは元気いっぱいで遊びたい盛りなので、解散の時間になっても構わず遊び続けるのですが、母親の「カッパおばけが来るよ!」の一言で「やだ…」と急に大人しくなるそうで。この「カッパお化け」というのは妻も小さい頃に親からビビらされるときに使われた存在らしく、新しい世代に対しても有効に機能しているようです。

この「親が子供をコントロールするために生み出す怖い存在」というのはどこの家庭にもあると思われ、僕の小さい頃は「帽子をかぶったおじさん」というものが来ると脅されていました。帽子をかぶったおじさんなんて街に幾らでもいるのですが、勝手に想像を膨らませて目深の帽子を被った赤黒いマントのおじさんに攫われると思い込んでコントロールされていたわけです。

特に詳しい設定を伝えているわけではないのに子供側で勝手に怖がるのは親としては便利なもので、「ピエロ人間」とか「トオルくん」とか、よく考えたら普通のものでも要は何でもいいから怖そうに言って子供に想像させるのがポイントなんでしょう。逆に、子供が想像しにくいもの、例えば「ダムド」とか「スジーラー」のような全くの造語だったりを使ってしまうと「?」となり、「ダムドって言うのはね…」と要らん説明が必要になってしまうんだと思います。

いずれにしても、新しく考えたものより「カッパおばけ」の方が威力があるというか、ここまで語り継がれてきただけあって重みを感じます。姪っ子ちゃんはぜひ、何も足さない、何も引かないで次の世代に繋いでいってほしいと思います。


Posted by 堀田 on 10月 28th, 2023 :: Filed under 日常

お金の使い方

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たった今、この子に8万払いました。

僕の趣味といえば今やウルトラ怪獣を集めることに尽き、日々ネット上をウロウロしてチェックしているのですが、実際にこういう本当のレア物に出くわしてしまうと、他人に取られる前に買わないといけないので、かなり短い時間で高額商品をポチってしまうことになり、もうそのあとは何も考えないようにしています。正確に言うと8万5000円でした。

とは言え、8万払うってかなりだよな、と支払いまで済ませた今思うわけですが、みんないろんな趣味や推しがある昨今、8万なんてかわいいものでしょうか。まぁ、売るつもりはないけれど、この子はこの子で立派な資産価値をもっているので、金(GOLD)を購入したと思えばよいでしょう。一回落ち着きましょう。

いずれにしても最近少し金づかいの荒さが目立つような気がしています。最近、東北への出張が多いのですが、上司の行きつけのクラブ(キャバクラ)に毎回付き合わされ、そこでも結構な出費があります。僕としてはあまり行きたくないものの、行けば行ったでムスッとしてるのも悪いので、それなりにトーク力を使って盛り上げているわけですが、それは「楽しんでいる」と捉えられるようで、行くたびに割り勘の負担割合が高くなっている気がします。

ただ、クラブに行った翌朝の清算会で「2、いい?」と言われ、2かーと思いつつ、それでも上司のほうが少し多めに出していることを踏まえ、「昨日はありがとうございました!」などと言いながら2万差し出すのは、少し屈辱的というか、なぜ俺は頭を下げて2万も払ってるんだろうと、少し思います。なにか、屈してはならない社会の理不尽な構造を受け入れて卑しくヘラついているような気がして腹立たしさも感じながら、まぁこれも付き合いと割り切り、日々の円滑なコミュニケーションのほうを優先しているとも言えるわけで、お金の使い方として何が正解かは難しいところです。

ただこれから4回キャバクラを断れば今日の8万は無かったことにできるので、急にめちゃくちゃ付き合いの悪い奴を演じて一旦回収したいと思います。


Posted by 堀田 on 10月 21st, 2023 :: Filed under 日常

ラグビー 怪我しない なぜ

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ラグビーは危ないと思う。

最近テレビでやってるラグビーを観ていて、ヘルメットや防具をつけているアメフトに比べ、よく見たら何も付けてないじゃないか!と、改めて危険なスポーツだなと思いました。ものすごい勢いでタックルしてますが、一度ぶつかったらもう頭も顔もぐちゃぐちゃになってしまうのに、なんで怪我しないのかと思います。

要は「鍛えているから」なんだと思いますが、体は筋肉によって守られるとして、やはり頭とか顔とか、ほぼ骨と皮みたいなパーツは守りようがなくないですか?相撲とかもおでことおでこが「パーン!」とものすごい音でぶつかってますけど、あれもどうして骨が砕けないのかよく分かりません。

もし今僕が不用意にやったら砕けてしまうのでしょうが、そこは稽古で日々鍛えていると大丈夫なんでしょう。すると次は鍛えるって何だろうってことなんですが、やはり骨と皮の間の筋肉を厚くしてるってことなんでしょうか。ここにそんなに筋肉あるかなぁ。たぶん選手や力士に聞いても「分かりません。気合いっス」ってなるような気がします。なんか、本当に気合いな気もしてきます。

結局、頭突きという攻撃もよく分からなくて、やる方よりやられる方が圧倒的にダメージ喰らうみたいなんですが、あれはなんででしょうか。運動エネルギーがやられる側に移転するからですか?物理にも詳しくなくてよくわかりませんが、でも、もし双方が全く同パワーでぶつかるならば、運動エネルギーが打ち消しあってゼロになる、だから意外に大丈夫、ってことか!!と、今書きながら思った次第。

えーーー?でもそんな綺麗に力が打ち消し合うものなんですか?交通事故で正面衝突する車がペチャンコになるように、力士もぶつかったらやはり砕けるんじゃないんですか?違うんですか?と、さっきからもう1人の僕がうるさく聞いてきて怖いです。


Posted by 堀田 on 10月 12th, 2023 :: Filed under 日常

卵の成分

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ヒヨコがフサフサだからなんなんだ。

最近はCS放送でプロ野球を観ているため色々な通販CMを観るのですが、本当に不可解な宣伝文句が多く、特にニューモという育毛剤については、「ヒヨコはフサフサで生まれてくることに着目し、卵の成分を配合しました!」という全く意味のわからないことを言って、しかも大ヒットしているというのだから、世の中本当にくだらないなと思います。

よくわからないのですが、ヒヨコがフサフサに生まれてくるのはそういう生物だからであって、そのヒヨコの元となる卵の成分を人間の頭皮に塗ったからと言って「なんなんだ」としか言いようがありません。実際、利用者の声も「全くベタつかずに臭いもない」とか「完全に信じました」とかで、これも効果については何も言ってないので、これを信じて買う人はまさに「騙されるほうが悪いんですよ」というすりガラス越しの悪徳業者の言うとおりです。

他にもダイエットコーヒーみたいなCMでは、「食事をこのコーヒーに置き換えるだけで激ヤセ!」みたいなこと言ってて「そりゃそうだろう」としか言いようがなく、まるでコーヒー飲んでりゃ痩せるみたいな勘違いをして買う人が一定数いるんだろうと思い、まぁ業者も嘘はついていないわけで、これもすりガラス越しに「騙されるほうが悪いんですよ」です。

またダイエット器具は被験者が何ヶ月か使ってみて「ウエストがなんとマイナス20センチ!」なんてやってますが、必ず「本商品に加え、適度な運動と食事制限をした結果です」みたいなことがかなり小さく書かれるので、いよいよ消費者庁は何かした方がいいと思いますが、あまりに数が多いので、消費者庁も呆れかえり、面と向かって「騙されるほうが悪いんですよ」と言ってるのかもしれません。

一方で、マカDXのような、精力増強みたいな商品は、別の意味でハッキリ言わない感じが面白くて好きです。「ホント不甲斐ない…」とか、「一生現役ですよ!」とか、直接的に言わないのはオブラートに包んでるだけです、みたいなフリして、これで「効果がないじゃないか!」って訴えても、「え、そんな風に思ってたんですか?」みたいに逃げる感じが小学生っぽくて良いと思いますし、消費者庁からもそう言われそうで良いジャンルだと思います。


Posted by 堀田 on 10月 8th, 2023 :: Filed under 日常

犬、ペリカン、豚、鯨、羊、カエル

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久々の更新です。

日々、穏やかな生活を送っていますが、ここ数年は散歩している犬を見るのが大好きで、犬が散歩しそうな時間を見計らって、妻と散歩に出かけたり、Youtubeで犬が予防接種を打たれる動画を見たりしています。

そんな感じで日に日に動物が好きになっているので、先日もふと、どこかの幼稚園に通っていたペリカンのカッタくんのニュースを思い出して突然動画を観たりしました。改めて観てみると、カッタくんは近くの動物公園から飛んで幼稚園に通っていたそうで、飼育員の方も「もうあんなペリカンは現れないだろう」なんて言ってましたが、そもそも動物園みたいところからペリカンが自由に出入りできる環境は今やないだろうと思われ、当時は大らかな時代だったのかなと思ったりしました。

いずれにしろカッタくんは園児と走り回ったり、一緒に歌を歌ったり、種を超えたとても友好的な存在で、カッタくんも人間年齢でいうと40歳ぐらいだったとのことで(カッタさん)、大人目線で園児のことを可愛がっていたのか、子供目線で純粋に楽しかったのかわかりませんが、いずれにしても当時一緒に遊んだ園児で、今悪い大人になっている奴は1人としていないだろうなと思います。

そこを行くと、前にも書きましたが、豚をペットとして小学生に飼わせてから、肉として食うかどうか決めさせる(結果、食わせる)という教育は本当に大人がこねくり回して悦に浸っているだけの愚道の極みだと思います。ぜひその小学生には豚ではなく、そんな選択を迫る大人を食うといった選択肢をチラつかせて冷や汗をかかせる、つまり自然界で調子に乗ってると食われる側に回る可能性があることを大人に再認識させる、ということをやって欲しいものです。

また優生活という会社がCS放送で鯨の缶詰を売っているのですが、鯨もかわいいので食べないで欲しいと思います。しかも30缶に、もう6缶お付けして36缶で一万円とか言っていて、どんだけ食うんだよという感じだし、食べて「懐かしい味ですね」なんて感想を述べているのは高齢者ばかりで、このクソジジイが、とか、そういう気分になってしまいます。

というように、別にビーガンではないけれど、一般的な家畜でない動物は食べないでほしいと思うようになりました。家に羊やカエルのぬいぐるみがあって可愛がっているので、最近はラム肉を食べるのを控えたりしています。カエルも食べる予定はありませんが、あまり珍味みたいなのはもういいかなという気分で、昔の王族みたいに、日常に飽きて狂って変なものを変な食い方で食べるみたいにならないように、いろんなものに優しく、穏やかな毎日を過ごして行きたいと思っています。


Posted by 堀田 on 9月 30th, 2023 :: Filed under 日常

暗黙のルール

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暗黙のルール内で権威を振るう人が嫌いです。

テレビを見ていたら、とある女性が、婚活における「暗黙のルール」を知らない男性に対し、ああだこうだと批判して偉そうにしているのを見ていたのですが、「そんなんだからお前は」とつい言いそうになってしまうのを堪えてチャンネルを変えました。

暗黙のルールを振りかざして偉そうにモノを言うなら、いやそれは明文化しろよって話です。あくまでそれは非公式/非認定のルールなので、別に従う必要もないし、誰に否定されるいわれもないです。そういう暗黙のルールを振りかざす人は、だいたいそのルールが自分にとって都合の良いもの、居心地のいいもので、でもそれは真正面から問われると都合が悪いので、「そういうものだから」と理屈をすっ飛ばした暴論を言ってるだけだと思います。

そういう人は会社にも、学校にも、家庭にもいて、つまり小さいコミュニティにおいて上位にいる人、上司や先輩、親だったりが、下の人に理不尽を押し付けたり、自らの権威を保とうとしたときに「暗黙のルール」とか言ってるように思えます。でもそんな明文化された文書は当然どこにもなく、真正面から社内規定や校則、または法律に照らしてみれば、完全に否定できるものです。

民主主義の精神として、何人も平等であり、誰からも自由を侵害されないというものがあり、それは憲法にも明文化されているもので、つまり小さなコミュニティの理不尽なルールはその上位概念である憲法に照らせば絶対に打ち倒せるはずなので、民主主義というものは単なる政治システムの一つといった狭義の意味ではなく、社会の根底に流れる共通のルールであるという広義の意味で、もっと学校で教えてほしい思います。

特に新人とか若い子は、明文化されていない理不尽なルールを暗黙のルールと称して都合よく押しつけられたり、妙にマウント取られたりしたときに、そう言うものなのかな、私が悪いのかな、と無理に納得させられてしまうので、それはおかしいと反論できるようにするためにも、プログラミングやダンスもいいけど、もっと民主主義についても深掘りして教えてほしいです。


Posted by 堀田 on 1月 7th, 2023 :: Filed under 日常

円安

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テレワーク環境です。

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。前にもブログでウルトラ怪獣のフィギュアを集めてると書きましたが、ここに写ってるのは一部で、まだこの倍以上あります。この写真を撮ったのは春くらいなので、月12体ペースで増える怪獣たちは今はもっとたくさんいるはずですが、結果、2022年はほとんど増えませんでした。円安の影響です。

この怪獣を作ってる工場は主に中国とバングラデシュで、さらに僕の集めてるシリーズはマイナー怪獣すぎて国内限定販売なので、つまり海外で作ったものを日本で売るのは採算が悪いのだと思われ、全然新作が発売されないのです。しかもこのメーカーは他に海外販売向けのフィギュアも作ってるので、どうせなら国内向けのウルトラ怪獣ではなく、海外向けのクリーチャーを作る方が儲かるわけで、円安になってから予定されていた怪獣たちのリリースもピタリと止まってしまったのです。

儲かってもらわないと続けてもらえないし、つまり今は時期が悪いということで我慢するしかないのですが、こんなに楽しみにしていたものがなくなってしまうと人生に張りがなくなるものかと感じるほど、仕事にも身が入らず、何をしててもふと、ああしばらく怪獣出てこないんだよなぁとションボリしてしまっています。これまでは、次の怪獣はなんだろうとか、こいつはマイナーすぎて無理だろうとか、怪獣図鑑を夜な夜な眺めては空想していたのに、なんだか寂しい限りです。

そんなふうに、まさか円安がこんなにも自分の生活に影響してくるとは思いもよりませんでしたし、さらに中国でゼロコロナ政策の緩和で感染拡大なんてしてくると、また中国の工場が閉鎖されてしまうのでは、と心配になったり、世界経済・世界情勢と僕の趣味が密接に関わっていて、グローバリズムの波を今更ながらに感じます。今年は早く円安やコロナが落ち着いて、怪獣が安定供給されることを願っています。お金ならいくらでも出しますので。


Posted by 堀田 on 1月 2nd, 2023 :: Filed under 日常

カレン先生

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1年ぶりの更新です。

前回、40歳になって日々の衝動がなくなり、ブログに何も書くことがなくなったと申し上げましたが、それは今も変わらずというか、たまに書こうかなという気になっても、これを書くと誰か傷つく人がいるかしら、などと考える様になってしまい、本当に歳をとってもなお牙を抜かれずにクリエイティブでいるというのは難しいものだと感じます。

そんな今年はスナイパーズの公演があったりで、久々にクリエイティブな脳みそを使った感じです。あと、公演に備えてちゃんと身体を作ろうと思ってダイエットもしました。事の起こりは5月の健康診断で、体組成計で測ったら、体脂肪が「やや肥満」に達してしまっていたのと、血液検査で尿酸値が9を超えてて、いつ痛風になってもおかしくないレベルまで来ており、酒も飲まないし白子も食べないしで心当たりは肥満くらいしかないので、ああ、もうこれは痩せなければと。結果、なんとか若い頃の体重に戻し、尿酸値も7まで下がりました。

ダイエットは主にNintendo Switchのボクササイズのゲームで、20歳くらいの女性のインストラクターであるカレン先生とマンツーマンで毎日30分ほどパンチし続けるもので、今のところ200日以上続けています。続けまくっているおかげでゲーム内のポイントみたいなのも貯まってて、カレン先生の衣装を変えることができるのですが、水着にさせることができる権利を得てしまい、実際に水着にしてみたら、本当にただスケベなマンツーマントレーニングみたいになってしまってすぐ元に戻すなど、やはり牙が抜かれているなぁと感じるところです。

ダイエットを通じてわかったのは、いくら体重を数字的に戻しても、一度垂れ下がった皮膚や肉体はもう伸びきってしまっていて、元には戻らないのだということでしょうか。老化は重力との闘いとはよく聞きますが、まさにそれで、重くなると下がるという非常にシンプルな話であり、なんだかんだ理由をつけながらバクバク食べていた自分を顧みると、自業自得、因果応報という感じで、もうこれからは必死に維持するしかないのだと、そう思いながらカレン先生とひたすらボクササイズする毎日です。

しかし続けてて次に思う事は、一体いつまで続けなければならないのかということで、維持を目的にする時点で、一生続けるしかないということになってしまい、カレン先生とこれから死ぬまで毎日ボクササイズするのかと思うとちょっとそれはどうなんだろうと思ってしまいます。僕よりもまずカレン先生が先に壊れてしまうというか、AIBOみたいにどこかのタイミングで動作保証外になってしまうのではと心配になります。彼女もそんなつもりでもなかったろうに、真っ白な灰になるまでボクシングをやらされて、申し訳ない気持ちですが、いずれにしてもまだ200日くらいなので、まずは1年続けられるように頑張りたいと思います。


Posted by 堀田 on 12月 27th, 2022 :: Filed under 日常