とくお組モブログ
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チャラ

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中学生の時、Charaのファンだった。
夜中にCharaがやってたラジオを録音して聞いたりもしていた。
で、最終的には、顔とかファッションまでかなり好きになっていた。
当時はフィールドオブビューとかが流行っていた時代だったから、友達からは何がいいんだみたいな感じでかなりイジられたけれども、今聞いてみると、あれは完全に僕が正解だったというか、この年になったなら友達もきっとわかるだろうって感じがあるっていうか、正直、かなりいいよね。
ちょっとマセてたというか、中学生には早かったのかもな。

ちなみにだけども、あの時代に流行ってた、たとえばフィールドオブビューとかは、僕はいまだに全く好きになれない。
なんか、この世にはきれいなものしかないんだって歌われてる気がして(歌詞でどう言ってるかは知りません。完全に、曲と歌声の印象だけで言っています)、「うるせえな爽やか気取った嘘つき野郎がよ。どうせ本当はドロドロした嫌な奴だったりするんだろ?」とか言いそうになる。
まああと、端的に、ダサいと思う。
曲も、断片的な歌詞も、歌い方も、ファッションも、すべてがダサい。

話を戻して、Charaだけれども、僕はタイムマシーンの時からCharaを聞くのをやめてしまったから、それ以降のはあんま知らないんだけども、基本的に、ノリのいいやつが好きだった。
あたしなんで抱きしめたいんだろう?とか、罪深く愛してよ、チャラのブギーシューズ、愛の自爆装置、この辺りは、当時からヘビーローテションだった。
今日も、なんか久々に聞いてみたけども、やはりかなりいいというか、僕の音楽に関する趣味は、まさにここからつくられているんじゃないかって気がするくらい、あらゆるフレーズや展開が、どんぴしゃで心にはまってきた。
色々な音楽を聞いて、こうするべきだ、とか僕は時々語るけれども、その時の意見は、ほとんどがただ上記の曲をベースに語っているだけな気もしてきたくらい。

まあしかし、ほんと昔のCharaの曲はいいね。
あたしなんで〜なんて、聞いたことない若者たちとかにぜひ聞いてもらいたいね。
こんなにオシャレでかわいい音楽がかつてはあったんだ、なんて思えるんじゃないかな。
それに比べれば、最近の曲なんて、どれもほんと小粒よ。
なんていうかね、だいたいが若い奴に向けて色々親切につくり過ぎなんだよ。
だから深みが全くない。
文化ってのはね、基本的に大人のものなんだよ。
で、その大人の世界を、ガキがちょっと背伸びして覗き見たりするから、すごくよかったわけ。
今のものはさ、音楽に限らず、色んな価値観が、等身大の自分っていうか、高校生とか大学生辺りをターゲットにし過ぎなんだよ。
あんな奴らの考えるようなことなんて、ほんとどうでもいいんだよ。
どうせあんな奴ら、何にもわかっちゃいないんだから。
もっとガンガン不親切に、大人の世界を押し付けてやればいいんだよ。
ガキに媚びなんか売ってるから、程度の低い、くだらないものばっかつくられる。
YouTubeとかで番組みたいなのやってる人とかまじで終わってると僕は思っているけど、何が終わってるって、ガキ相手になんかやって、いっぱしにものつくってると思っちゃってるところが、最低だと僕は思うんだよ。
ガキを相手にするんなら、もっとガキ相手にしてますって感じにしてもらいたいっていうか、少なくとも、そこに真実があるようなツラだけはしないでおいてもらいたいんだよね。
あんな、その辺のガキに簡単に真似されちゃうようなものなんかに、真実なんてまず宿ってるわけはないからね。
とりあえず、一回でいいから、もっと大人を相手にしてなんかやってみてくれよ。
どうせ嘲笑われて、一瞬で終わりだよ。

ちょっとズレてきたんで唐突ですが、ここでやめます。
イェンタウンバンドが一日だけ復活、みたいな記事読んで、思い出したんで書きました。


Posted by 北川 on 5月 25th, 2015 :: Filed under 日常
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