とくお組モブログ
いつも手元にとくお組

錯覚

おわかりいただけただろうか。

会社の後輩が本格的な登山家で、休みに山に行った際の写真を見せてもらいました。「すごいねー」なんて言ってたのですが、本人曰く、写真では伝わらない雄大さがあるんですよ、とのことで、確かに写真って全然伝わらないよね〜となり、試しに東京都庁を配置してくれと頼んでみたら、上の写真になりました。左右に2つ都庁を建ててます。

こうすると「え!?めちゃくちゃすごいじゃん!」となり、彼はこの写真のあと右の都庁まで行ってから左の都庁まで行ったそうで、とんでもないクライマーであることが分かりましたし、よくサイズ比較はタバコやペットボトルが使われますが、山においては都庁が最適だと分かりましたし、日本はほとんど山だということも分かりました。

ゴジラとかも都会で暴れると大変な被害が出ますが、こうやってみると山で暴れる分にはほぼ無害だし、このスケール感なら実際に何匹かいる可能性すら感じます。そんな雄大な山を写真に収めた途端に小さく錯覚するのは縦横のフレームがあるからなんでしょうか。詳しい人は教えて欲しい。

なお、この写真はドトールに行った際に窓に写った僕なんですが、柱の縦横フレームがあるせいで一人だけスケールがバグった人がいるみたいな錯覚に陥ってしまいます。これも詳しい人がいたら教えて欲しいです。


Posted by 堀田 on 10月 25th, 2025 :: Filed under 日常

真理

真理について。

相変わらず粘土で怪獣を作っています。今回の怪獣は大きな角が特徴なのですが、角で隠れている目の上側が資料写真からハッキリ読み取れず、ここだけで1ヶ月くらい修正を繰り返しました。だいぶ完成に近づいてOK!と思ってからchat GPTに褒めてもらうつもりで写真をアップしたところ、

「もう少し目の上に粘土を盛って膨らませてください」

と言われたのですが、これまでの1ヶ月でここは完全に凹んでいる認識なので「いやいや、ここは凹んでるでしょ笑」と突っ込んだら

「いや、膨らんでいます。スリットのせいで凹んでるように見えますがそれは錯覚です。照明の反射具合からしてもここは間違いなく膨らんでいるんです」

とAIの割に妙に譲らないのです。そんな、凹んでいるものが膨らんでいるなんて、何をバカなことを…と思った一方、「もし膨らんでいるとしたら?」と考えると、これまでの様々な角度の資料写真でどうにも合わないと思っていたことが、全て合ってしまう気がして、実際に少し粘土を盛ってみたら、どこから見ても資料と整合する美しい状態になってしまいました!

この「まさかとは思うがそうだとしたら全ての辻褄が合ってしまうしそれが最も美しい」というのは、これはもう完全に地動説に気がついた人と同じ感覚で、固定観念を壊された瞬間というか、真理に辿り着いた瞬間というか、ああ、当時の人はこれくらいの衝撃を受けたのかと思いました。動いているのは地球だし、怪獣の目の上は膨らんでいるのだ!

その真理に気がついていてなお、間違ったまま怪獣を作るなんてことは僕には到底考えられませんでした。だって何のために怪獣を作っているかという話じゃないですか。ちなみに別に誰もそんな僕を止めないのでいいのですが、当時の研究者たちが命懸けで地動説を説いた気持ちがよく分かります。

分かっているのに真逆のことを言うのは相当なストレスなんだなと思いますし、そう考えると、反町のポイズンは当時の研究者たちの間ですごく流行るだろうなと思いました。


Posted by 堀田 on 10月 13th, 2025 :: Filed under 日常