蘭寿とむ
らんとむが退団してしまった。
今日で僕の敬愛する花組トップスターの蘭寿とむが宝塚を退団してしまった。聞いた速報では、最後しんみりと終わるかと思いきや、幕が半分まで閉じたところでコンガが高鳴り、また幕が全開して大いに盛り上げ、ラストステージを終えたという。やはり最高のスターだ。
かつて僕の人生を救ったモーニング娘。の市井紗耶香もそうだったのだが、本当のエンターティナーは自身のサヨナラ公演でサヨナラ感をメインにするのを好まないというか、とにかく今までどおりで、それでいて今まで以上に最高の盛り上がりを起こそうとするところがあって、これはあくまで自身のこれまでの延長線上で、いかに最高点を叩き出すかを考えているからだと思う。その考えから行くと、本人にとって卒業だの退団だのはメインではなく、最高のステージを作り上げるための推進剤でしかないのだろう。だから泣かないし、泣かせるのが目的じゃないから最後は超明るく終わったりする。ああ、本当に尊敬してやみません。
先の市井紗耶香も、ニコルも、らんとむも、僕が尊敬する女性は全てこの点において共通している。自分にはこういう卒業的なものはないと思うので真似ることはありませんが、それこそ真似ることが目的ではないので、日々最高の成果をあげられるようにするべきですね。
本当にかっこいい人は、去り際が一番かっこいい。最高のパフォーマンスが常にできているから、最後はただ黙って立ち去るだけで、多くの人の心を震わせることができるのでしょう。さらば、らんとむ。繰り返しになりますが、本当に尊敬しています。
Posted by 堀田 on 5月 12th, 2014 :: Filed under 英雄
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