とくお組モブログ
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武勇伝

早速、飲みに行きました。

公演が終わって溜まった仕事をガンガン消化しなければならない週なわけですが、昨日は先輩方に誘われてするっと飲みに行くことに。昨年度に僕がトレーナーをやっていた二年目くんも連れていったのですが。

この二年目くんが相当な問題児で、いいやつで好かれるタイプではあるんだが、仕事については「僕は向上心がない」と宣言するほど意欲がなく、まあとにかく仕事ができないでいつも怒られているので、こういう飲み会では必ず先輩たちからありがたいお説教を食らってしまう。

ただ彼からすると「みなさんは何をモチベーションにして仕事をしているのか」ひいては「なぜ働くのか」がそもそも分からないらしいのだが、諸先輩方はその感覚がまず理解不能なので「給料分は働け」とか「じゃあ明日から飛び込みで一日中回って来い」とか、そのうち「俺がお前ぐらいのときは…」とか「俺なんてこれこれこういうことがあったけど…」とか体験談や武勇伝に発展してしまう。もう二年目くんの耳は完全に日曜だ。

年齢を重ねて行くとついつい自分の苦労話や成功体験を話してしまいがちだけど、それって全然解決策として提示されていないので、聞く側は相づちを打つだけで、完全にすれ違いになっちゃってて悲しい。ちゃんと若手の聞いている事(この場合、働くモチベーションは何か)に答える必要があるし、昔話をするにも、その中に隠れている方法論とかノウハウとか具体的なアドバイスの方に軸足を置いて話さないと、エピソード主体で話しちゃうとただの武勇伝になってしまうんだよな。エピソードはあくまで補足要素でなければならない。

しかしアルコールを飲みながらこれを意識して話すのは、おじさんにはマジで至難の業だと思う。みんな苦労してるからねえ。


Posted by 堀田 on 1月 31st, 2014 :: Filed under 仕事
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