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アンゲロプロス

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テオ・アンゲロプロス監督が亡くなったそうだ。
ギリシャの監督だ。
面識とか全くないけれども、好きだったので残念だ。
何一つ似てはいないし、違うことをやってはいるのだけれども、一時期はぶっちゃけかなり参考にしていた。
どんなものを撮っても圧倒的に壮大になる、すさまじい監督だった。
とにかくシーン流しながらガンガン撮って、あとで編集で素早くカット入れまくって考えましょう、時々生々しい感じの手持ち長回し入れてね、という24ばりのテレビ的な昨今の映画の流れとは異なり(それはそれでいいのだけど)、画という意味での画面、そしてその中での時間的な関係、つまりショット内の演出の重要性を教えてくれた監督だった。
今後、特集とか組まれると思うけども、「旅芸人の記録」辺りからではなく、むしろ新しい「エレニの旅」から見始めるのが僕はいいと思う。
どれも3時間とかある上に、1カット10分とかがザラな作品だから、見慣れていない人はまず間違いなく寝ることになるだろうから、なるたけ新しめの方がいいはずだ。


Posted by 北川 on 1月 25th, 2012 :: Filed under 映画
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