何かを考える時は、だいたい喫茶店に行くか電車に乗るかしている。
喫茶店も、ずっといると飽きたりするので、時々店をかえる。
その時、なんとなく珈琲館に行ってしまう時がある。
で、帰りにいつも後悔する。
あそこの店員で、まともな奴を見たことがない。
まず、注文間違いがすさまじい。
僕の場合、八割くらいの確率で間違えられる。
アイスミルクティーと頼んで、ホットミルクティーがきたことが何回あっ
ただろう。
あと、かなりの確率でガムシロップを持ってこない。
甘くないミルクティーを何回飲まされたことか。
まあ、なんでそんなことになってしまうのかは、店の中をぱっと見てみれ
ばすぐにわかる。
あの店の店員は、とにかくムラムラしているのだ。
男性店員は、僕の注文を聞いている間も「あー、レジの○○のケツをわし
づかみにしてー」みたいな顔をしているし、女性店員は僕にミルクティー
を持ってきている時も「まじ体中が火照ってて、ミルクティー持ってきて
る場合じゃないんですけどー」みたいな顔をしている。
性欲は民度を下げる、ということがすごくよくわかる店だ。

だが、僕は時々、あの店に行ってしまう。
嫌だなと思いながらも、ついつい行ってしまうのだ。
なんというか、つまり、僕はあの店の異様なエロスの熱気に当てられるの
が、そこそこ好きなのだと思う。
今日もくそ適当な接客だったな、ふざけんなよな、でも、くそエロくてよ
かったな、なんだか体が熱いぜ。
みたいなことを考えながら帰るのが、まあまあ好きなのだ。

どこかに置き忘れてきてしまった青春を見つけたい人は、ぜひ珈琲館に
行ってみてください。

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Posted by 北川 on 5月 28th, 2010 :: Filed under 未分類
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