とくお組モブログ
いつも手元にとくお組

d41d8cd98f00b204e9800998ecf8427e_11.jpg

ガラガラの電車で端の座席に座っている時、変なおっさんがわざわざ隣に
座ってくることがある。
他の端の座席や、中央部の座席など、とにかく色んな座席がガラ空きなの
に、座ってくる奴がいる。
優雅なガラ空き電車は、その瞬間から小さな満員電車へとその姿を変え
る。
足を開きまくって座る似非ヒップホッパーも確かに問題だが、こういった
変なおっさんもかなり深刻な問題だ。

しかし彼らはなぜ、わざわざ隣に座ってくるのだろうか。
僕の推測だが、彼らの思考方法はおそらく、赤ちゃんの頃から何一つ変
わっていない。
赤ん坊の目の前に手をかざし、さっと横にやると、赤ん坊はそれを目で追
うだろう。
猫などの、人間よりも脳みその小さな生物がそうであるように、赤ん坊も
また、動くものや他の生物に反応し、それを目で追い、そして敵でないと
判断した場合はそれに近付くと、そういう習性を持っている。
あの変なおっさんらがやっていることは、それと全く同じだ。
また、赤ん坊や猫は、笑顔を振りまきながら他者に近付き、愛されること
でその攻撃を避けるという防衛本能を持っている。
つまり、猫や赤ん坊は、自分は愛される容姿や行動をとっていると、本能
的にだが、自覚している。
それと全く同じ行動をあの変なおっさんらがとるということはすなわち、
あの変なおっさんらは、自分が人から愛されると思っているということ
だ。
愛される努力など何一つしてはいないのに。
普段、誰かに愛されていると確信するような出来事など(たぶん)何一つ
起こってはいないのに!
なんて勘違い野郎どもなんだ。
なんて迷惑な奴らなんだ!

俺は、愛されるようなことなど何もしてきてはいないくせに、勝手に愛さ
れていると思っている奴らが大嫌いなんだ。
俺は、勝手に自分に対して興味があると思い込んで、自分の話をバンバン
してくるような、愛されちゃって気取りの野郎どもが大嫌いなんだ。
人は他人になんて、ほとんど興味がないんだよ。
何が大変だ、何をどうしたい、他人のそういうものは、別に何がどうなっ
たっていいんだよ。
はっきり言えば、知ったこっちゃないんだよ。
うまい話で、笑わせてくれたりするなら別だけど。
だってあれだ、人と人とのコミュニケーションってのは、ギブアンドテイ
クで成り立っているものだろう。
何もギブしていないくせに、テイクを期待するなんて、そんなバカな話は
ないだろう。
なのに、ギブをすることができないような、内容のない人間ほど、テイク
を期待するものなんだよな。
もはやテイクへの期待というか、搾取だな。
そんなに吸い取られまくったら、ほんと干からびちまうぜ。
吸い取ったものを有効に使うわけでもないだろうしな。

気温が暑くなってきたせいか、少し熱くなってしまった。
明日からはまたクールガイでいこうと思います。
しかしほんと電車乗るだけでカラッカラですよ。
吊り紙広告であれやめろって書いてくれないかなー。


Posted by 北川 on 5月 22nd, 2010 :: Filed under 未分類
You can leave a response, or trackback from your own site.

3 Responses to “端”

  1. ふみ
    5月 23rd, 2010

    風呂嫌いの臭い会社のオッサンが、笑いながら近付いてきた時は窒息の恐怖と憤りが同時にきました。他人の嫌悪感を感じ取れないオッサンは脅威ですね。
    クールな北川さんもいいですけど、熱く語る北川さんも面白いです!

  2. (ρ.-)
    5月 23rd, 2010

    またまた難しくて…電車は乗らないんですけど 何となく わかりました 他あいてるのに何で こっちに座るの?ってやつですよね?電車以外でも そういう時ありますよね

  3. 北川
    5月 24th, 2010

    風呂嫌いの人ってのは信じられないですね。風呂入らないと熟睡できないですからねー。
    また難しくなっちゃいました、すいません。
    そうですよねー、なんか空間的な距離感近い人っていますよね。精神的な距離感のとり方もおかしいんでしょうねー。

Leave a Reply

Type your comment in the box below: