とくお組モブログ
いつも手元にとくお組

趣味

NEC_0336.jpg

文化は趣味にあらわれると思う。
趣味とは、好みのことだ。

どれだけ文化的に遅れた生活を送ってきた人でも、たいていの趣味は、後天的に矯正することができると思う。
ダサい服装をしていた人も、頑張ればオシャレな服を着ることができるし、携帯小説で涙していた人も、頑張れば文豪の作品を理解することができるようになる。
しかし、においの趣味だけはどうにもならない。
これだけは、直しようがない。

セレブを気取ったおばちゃんから時々香る、くっせー化粧のにおい、渋谷に慣れ親しんだ顔したギャル男から香る、吐き気すらもよおさせるやっすい香水のにおい、日本で買った服を着て渋谷を闊歩する海外からの旅行者から香る、何からつくられたのかわからないでたらめな香水のにおい。
表面は着飾っても、嗅覚を介して表現される、その趣味の悪さ、その下品さ。

ダサい服は見なければいい。
まずい飯は食わなければいい。
携帯小説の話は聞かなければいい。
しかし、においだけは、においだけはかがなければ呼吸困難で死んでしまう。

趣味の悪さ、文化水準の低さ、それから起こる悪臭という公害。
タバコよりも質の悪いその公害。
あれほんと、なんとかならないか。


Posted by 北川 on 9月 22nd, 2009 :: Filed under 未分類
You can leave a response, or trackback from your own site.

Leave a Reply

Type your comment in the box below: