スプリさん
公演後なので、お芝居のお話でも。
コロッセオ・ミュージカル’80、無事に終わりました。ご来場くださった皆様や共演者スタッフの皆さんに改めて感謝します。今までは自分の素に近いキャラクターを演じることが多かったので、今回の役は正直かなり苦労しました。学生時代を除けば、そういう苦労をしたのは「パリジャン!」のときのパン屋さんの役と今回くらいです。
とにかく最初はセリフと動きに捉われて全くキャラがおもしろくなく、一人でずっとしゃべっている割に全然面白くない感じで、共演者の皆様も見ていて痛々しかったと思います。実際、本番の一週間前くらいに、あることに会社でふと気づいてから方向性が見え、なんとか間に合わせたって感じですが、実際に本番初日にやってみるまで、稽古場ではクスリとも笑いが来てない状態だったので、こんなに不安な本番は初めてでした。まあ、結果うまく行ったかどうかはわかりませんが。
とまあ、つまるところ、いかに毎回ラクして芝居してたのかを痛感させられる公演でした。サボってたつもりはありませんが、負荷もそこまでかかってなかったなと。また次回から頑張りたいと思います。
余談ですが、「スプリウスって人は実はすごく芯が強くて…」という風に、自分のやった役柄を別人のようにして性格などを語るのが恥ずかしくて嫌いです。よく雑誌とかのインタビューとかで俳優さんが質問されて、こういう答えをしなきゃいけないのとか見るとかわいそうだなと思ってしまいます。実在しない想像上の人物の性格を聞いてどないすんねん的な気がして寒い感じがするからでしょうか。
いや、俳優としては演じる上で至極全うな作業だと思いますが、そこって質問して説明させるポイントじゃないかなと思います。
Posted by 堀田 on 7月 2nd, 2015 :: Filed under 演劇
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