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逮捕

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お久しぶりです。
すいません、ちょっとバタバタしていたもので。

明後日からロシアのウラジオストクに一週間行ってきます。
ウラジオストク国際映画祭というのに行ってまいりますが、短編の、コンペ部門なもので、待遇が非常によく、現地の最高級ホテルに一週間、渡航費も含めてタダで泊まってきます。
なんだったら朝昼晩の飯も、用意された会場に毎回行けば、ジャズを聴きながらのランチやクルーザーでのディナーとかが全部用意されているので、財布を一回も開く必要がありません。
とはいえ、ちょっと行ってみたい店が何軒かあるもので、けっこう財布開くつもりではありますが。
で、そんな待遇なので、ビザの発行も、通常の観光等の場合の二週間よりも早い一週間での発行、しかも手続きも非常に簡素なもの、となっており、ビザを自分で取りに行くのは初めてではありましたが、まあなんとかなるだろう、くらいに僕は考えておりました。

しかし、です。
一週間くらい前、突然、領事館から電話がありました。
「北川さんのお電話でしょうか」
「はい」
「領事館の者です」
「あ、どうも」
「はい。……大変申し上げにくいのですが、申し訳ありません、先日、発行したビザなのですが、渡航目的を、誤って記載してしまっていたことが、発覚いたしました」
「あ、そうですか。大丈夫ですよ。わざわざありがとうございます」
「いや、可能でしたら、また平日の午前中に、ビザを再発行しに来ていただけないでしょうか?(ロシアの領事館は平日の午前中しか受付をしていません)」
「あー、ちょっと、そうですね、厳しいというか、あれなんですが、え、それはなんか、再発行しないとまずいものなんですか?」
「はい。このままだと、入国の際にトラブルになることはまず確実でありますし、最悪の場合、逮捕抑留される可能性もあります」

ということだったので、結局、合計で三回も、領事館にビザを取りに行きました。
たしかにロシアは出入国が厳しいと聞いていましたが、逮捕抑留というのには、衝撃を受けました。
ほんと、人生、一寸先は闇ですね。
人間は、自分でも気付かないうちに、逮捕抑留される人間になってしまっていることがあるというのですから。

まあ、無事、ちゃんとしたビザを発行してもらったので大丈夫だとは思いますが、なんでしょう、正直に言って、僕は今、賞がとれるかどうかとかよりも、無事に出入国ができるのか、このことの方が、圧倒的に不安です。
ぜひ、僕が無事帰ってくることを、日本から祈っておいてください。

では!


Posted by 北川 on 9月 11th, 2014 :: Filed under 日常
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