とくお組モブログ
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驚く

哲学の話です。

今、ソフィーの世界と言う本を読んでいるのだけど、その本によれば、赤ちゃんはいろいろなものが新鮮だから、世界のいろいろなものにびっくりの連続なのだが、成長するにつれ、どんどん世界に慣れてしまって、大人になる頃にはすっかり驚く事はなくなってしまう。逆に、ある日お父さんが空中浮遊したとしても、赤ちゃんはそんなに驚かないけど、お母さんが超絶びっくりするものであると。哲学者たるものは大人になっても赤ちゃんのように様々な事に驚き、つまり不思議がり、真理を探究するべきというお話。

それを読んで思い出したのだけど、上述のお父さんの空中浮遊でお母さんが驚愕するのと同じ感覚が僕にもあって、それはアルパカを見たときだった。アルパカが急に流行りだした頃、僕はネット上の画像を見て、これは完全に合成による想像上の生き物だと思っていた。こんな動物が本当にいたとしたら、もっと大昔から話題になっているはず、という思考が自動的に入っていて、全く疑う事なく、これは空想上の生き物と思っていた。

ところがある日、Youtubeでアルパカの軍団が向こう側からこっちに向かって走りよってくる動画(まさに上の写真のやつ)を見たときに、「なんだこいつはあ!!!」と超絶びっくりした。あの感覚は、久々に赤ちゃんと同じような感覚を味わえたのだと思う。あれくらいの衝撃が、赤ちゃんには日々起きているとすると、毎日が刺激的で大変だろうなあと思う。犬とか見て「なんだこいつはあ!!!」とかシャンプーしてるお父さん見て「ぎゃーーーー!!!」とか思ってんのかなあ。


Posted by 堀田 on 10月 9th, 2013 :: Filed under 考察
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