ダブル浅野
この間、篠原涼子が出てるドラマの最終回、偶然ちらっと見て、まあ古くさくてくそださいなとは思ったんだけど、一方で、ああいうドラマっていま必要だよなーと思ったんだよな。
最近って、なんか「あたしまだ女子高生でいたいよ」とかそういうのを切ないっていうか、いいと思ってる人が多い気がするんだけど、僕としてはあれ、全然よくないんだよね。
歌とかでもそういうのすごい多いよね。
この間も、スタバで小学生がエグめの恋バナしながら、「来年から中学生かー。あり得ない」みたいなことを、遠い目しながら一丁前に語ってるの見かけてキレそうになったんだけど、ほんと、ガキがいきがってんじゃねえ、大人にでもなったつもりかよって感じなんだよね。
僕なんかは小さい頃、やっぱ早く大人になりたいって思ってたよね。
まあ、中学高校は男子校だったから、ロクな思い出もないまま青春終わるのかよって感じで、またちょっと違うんだけども、とにかく、小さい頃は、ダブル浅野とかその辺のドラマ見て、「ああ、俺も大人になって、こんなトレンディな恋をしたい」って思ったもんだよ。
つまり、大人になることとか、年をとることってのが、かっこいいっていうような、そういう価値観を植え付けるドラマが、今って必要だと思うんだよね。
高校生が学校行かないで、クラブでクスリきめて、リストカットして、妊娠して、そんなアタシでもいいんだって思って、タトゥー入れてピアスする、みたいな、そういう後ろ向きで、くそみたいな、携帯小説的なドラマとか歌とか、ほんとしょうもねえんだよな。
大人になりたいって思ってるからこそ、高校生とかの頃っていいものなわけ。
本人が青春の価値に気付いていないからこそ、他人からはその青春が輝いて見えるわけ。
まだ女子高生でいたいとか、自分で言い出したらほんと終わりだから。
Posted by 北川 on 6月 29th, 2013 :: Filed under 日常
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6月 29th, 2013
いいぞ北川!