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日本的

乙武さんの問題。

日本では障害者に守られるべき人権みたいなものがすごく日本的に処理されることが多くて、今回もその良い例なんではないかと思う。つまり、海外では店側が圧倒的に叩かれて終わるようなところも、日本では「乙武さんのほうにも、配慮が必要だったよね。傲慢な気持ちなかった?」という話になる。

日本では助けるほうは「思いやり」が必要で、助けてもらうほうは「感謝」が必要、ということが前提になっているけど、本来は人権と国民性(儀礼)みたいなものは切り離して記号的に考えるべきだろうと思う。

料理人に差別意識があったかどうかなんて分からないけど、少なくとも「うちで料理を食べたい人にはそれなりの儀礼をクリアしてもらう」という思想が根底にあって、結局のところ障害者に対する扱いと、ドレスコードのようなことが頭の中で一緒になってしまっているのだと思う。両者の違いは簡単で、障害は本人の努力でどうすることもできないけど、ドレスコードは本人次第でどうにかなるという点。

まあ、障害者かどうかは関係なく、乙武さんのしたたかさみたいなものは苦手ですけど。ブログのタイトルもOTO ZONEだし。ZONEて。


Posted by 徳尾 on 5月 22nd, 2013 :: Filed under 日常
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