とくお組モブログ
いつも手元にとくお組

辛口と甘口

観に行けなかったお芝居とか、映画とかの内容が知りたい時、たまにネットの評論なんかで想像を膨らませたりすることがある。(ほとんど一般の人のです)。

中には観劇や映画鑑賞を年間何十本もこなしているような人がいて、自らの評論を「辛口○○」と題して、概ね厳しいコメントを寄せているものがある。どんなスタイルで書こうと自由だし、辛口なものを読んでなるほど、と思うことももちろんあるのだけど、基本的に辛口なことを書くのは簡単である。

当たり前な話だけど、甘口辛口に関係なく人が気づかないようなところに光を当てて評論をすることが一番難しい。わざわざこんなことを書いたのは、なんか辛口を書いている人は辛口であることに文章の優越性を感じていると思ったから。でも、それは簡単。「伝わらなかった」みたいなことを書けばいいのだからね。

基本的に作り物に弱点は多い。そして、気づいた弱点を拾い上げても救われることはない。人が見つけられなかった長所をすくい上げるのも評論だと思うんだよね。

当たり前なこと言ってるけどね。 90ミニッツがあんまり評価されてないけど、まともな評論もないなと、そう思って書きました。(作品は見てませんが・・・)。


Posted by 徳尾 on 1月 17th, 2013 :: Filed under 日常
You can skip to the end and leave a response. Pinging is currently not allowed.

Leave a Reply

Type your comment in the box below: