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深夜

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深夜にテレビでやっている映画を見るのが好きだ。
DVDとかじゃなくて、テレビのがいい。
あと、エロいのとか、ハチャメチャなコメディとかじゃなくて、ヨーロッパの田舎とかに住んでる少女が、少しだけ大人になる、みたいなやつがいい。
この世界で自分だけが、あの子が大人になる瞬間に、偶然立ち会うことができたのだ、みたいな気分になれる。
僕はビクトル・エリセのエル・スールという映画がすごく好きだけれども、あれを初めて見た時は、うわーこれ、深夜のテレビで出会いたかったなと思った。
もっと放映すればいいのに。

この手の話をした時は、大学一年の頃、高良がうちに来て爆睡している横で、深夜にテレビで見た映画のことを思い出す。
今もタイトルわからないのだけど、あれ、ズタボロになるくらい泣いたんだよな。
よく覚えていないんだけど、なんかヨーロッパの田舎のでかい家に住んでる女の子が、周りに友達とかいないから、いつもただただ家の窓から外見てるみたいなやつだった気がするんだよな。
あれなんていう映画だったんだろう。
幽霊が見えるとかそんなんだったかな。
よく覚えてないけど、なんかすごく美しくてよかった気がするんだよな。
次の日に起きて、高良がだらしなく爆睡してる姿見て、ああ、人は深夜にこそ、この汚らしい世界から解き放たれ、美しさというものに接近することができるのだ、とか思ったし。
いやー、あの映画のタイトル気になるわ。
教えてGooみたいなので聞いてみようかな。


Posted by 北川 on 7月 18th, 2012 :: Filed under 日常
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