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人間

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今日、柴田さんがTwitterで、人間失格の主人公が僕のようだ言ってくれていたのだけれども、これは実は、昔から色んな人に言われてきたことでもある。
そもそも僕があの本をはじめて読んだのも、中学生だか高校生だかの頃、友達から「あの本はお前のことを書いている。読んでみるといい」と言われたからだった。
確かに前半というか、幼い頃の感じなんかには共感するところも多かった。
だが、青年になった辺りからは、全く共感できなくなった。
僕から言わせれば、葉蔵は全然幸せ者だ。
僕には、酒に溺れられる強い胃腸も、女に溺れられる美しい顔もない。
酒や女に溺れ、俺はダメだ、つらい、助けてくれ、みたいな人って時々いるけれども、あんなの退廃的な自分に酔っているだけだし、なんかけっこうモテたりしている時点で、全くもって同情も共感もできない。
酒にも女にも逃げられない僕を見てみろ。
お前、葉蔵みたいだな、と言われているのに、酒にも、女にも、溺れることすらできない僕を見てみろ。
葉蔵がつらくて仕方がないんだったら、それ以上に逃げ道のない俺は一体なんなんだ。
あとな、そんな僕だけど、一生懸命生きているんだ!
狂わずにな。
そりゃ確かに、突発的にイライラして、時にはイスの布くらい破くよ。
でも、それくらいいいじゃない。
みんな普通は、夜な夜な女のストッキングとか破ってんだろう?
だったらイスの布くらいかわいいもんだろ。
そりゃ確かに、突発的にストレスが限界になって、時には大声で叫んだりしてるよ。
でも、それくらいいいじゃない。
みんな普通は、夜な夜な女を大声で喘がせてんだろ?

突然の下ネタ、失礼しましたー。


Posted by 北川 on 6月 27th, 2012 :: Filed under 日常
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