とくお組モブログ
いつも手元にとくお組

北野

d41d8cd98f00b204e9800998ecf8427e_26.JPG

なんだかんだいって、北野武のファンだ。
将来なにになりたいんだ、と聞かれた時には、もう何年も「武になりたい」と答えている。
まあ、芸術っぽいやつとか、ゴダールみたいなやつとかやって錯綜してたし、その辺りのは全く好きじゃないけど。
どの作品が一番好きか、と聞かれたらまあ迷うのだけども、なんだかんだいってキッズリターンなのかもしれないな、と最近思うようになってきた。
ただ惜しむらくは、自転車に乗る二人を車で横からとらえて、そのまま車だけ坂を降りて壁にタイトルが映るあのショット。
あれは最高にかっこよいのだけど、なんか僕の中では記憶がねじまがっていて、最初二人は現代の格好をしていて、で、坂から戻って再び二人をとらえる時には、時間は過去に飛んでいて、二人は学ランを着ていると、そう思っていたんだよね。
一つのショットの中で、時間のトンネルをくぐったかのような感じというか。
で、それがしびれるくらいよかったよなーみたいなことを誰だったか忘れたけど、誰かに話していたら、そんな風にはなっていないとか言われて、焦ってもう一回見てみたら、確かに最初から学ラン着てて、坂から戻ってもそのまま学ランだったんだよなー。
いやー、あれは残念だったな。
あそこは絶対に北川の案の方がいいね。
まあそれはいいんだけど、有名なラストの台詞、「まだ始まってもいねえよ」というやつ。
あれもすごくいいよね。
ただ、さっき、気付いてしまったんだよな。
彼らは映画の中で10代とか、まあいっても20代前半とかそんなんなんだと思うけども、僕は、いま30歳なんだよね。
なのに、恐ろしいことに、彼らと同様に、まだ始まってもいないんだよな!
いやー、ちょっとおかしくなりそうになったよね。
あんな有名で、いいシーンなのに、こんなにも残酷なシーンになるんだね。
いやー、恐かったなー。
まだちょっと心臓バクついてるよ。


Posted by 北川 on 5月 31st, 2012 :: Filed under 日常
You can skip to the end and leave a response. Pinging is currently not allowed.

Leave a Reply

Type your comment in the box below: