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短いバッテリー

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ぼくは携帯のバッテリーにたとえると二時間ぐらいしかまともに稼働できていない。もちろん実際にはもっと動いているけれども、集中して何かをアウトプットできるのはそれぐらいの時間しかないという意味だ。かなり性能が悪いと思う。この性能はまた不幸なことに、だんだん落ちていっているように思う。後は寝て充電して、本を読んで過ごすか、たまにメモを残すぐらいで一日が終わる。

作家同士でたまに「一日のはじめに意気込んで書こうと思っても、たいてい三時間ぐらいで力つきますよね」とか「四時間ぐらいですかね」とか「半日ぐらいですかね」という話をよくきく。ぼくはそれを「そうですね」というようなあたかも共感するかのごとく頷いているけど、心の中では「おれは二時間だよ!」と焦りまくっている。

最近ではその二時間しか続かない集中力を、二時間ぐらいかけて嘆いている時間があることに気がついた。嗚呼、もうぼくはダメかもしれない。


Posted by 徳尾 on 4月 19th, 2012 :: Filed under 仕事
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