ゲド戦記
テレビ録画のハードディスクがパンパンになっていろいろ選別していたのだが、ゲド戦記があったので見ていたのだけど、なんだか長い割にって感じだった。物語の目的がねえ、ぼやっとしてるものはかなりしんどいですね。あれだけの画力があるならもっとシンプルな活劇をやればいいのにと。魔法と龍とかよくわかんないしなあ。
プロダクションとして、たぶん作品を重ねていくと、そういうシンプルなことをやるのが恥ずかしくなってくるんだと思うんだけど、それはミュージシャンにも漫画家にも劇作家にも、みんなに当てはまることかもしれない。感性が鈍ってくるかわりに技術が上がってくると、なんだかわけの分からないものしか作れなくなっていきがちになる。昔は簡単にヒットを飛ばしてたミュージシャンも、年取ってなんだかまわりくどいサビで焦点を結びきれなくなったりするでしょ。
だけど、クリエイターはそれを自覚してない人も多いんじゃないかなと思う。ゲド戦記は新人監督だけど、まあ、周りの意見もかなりあったのかもしれないな、ということで。
Posted by 徳尾 on 4月 15th, 2012 :: Filed under 日常
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