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階段

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有名な話だけども、この階段は、どっちが上りでどっちが下りだろうか。

正解は、左が上りで、右が下りだ。
これは、人間の視線というものが、一般的に左から右に移動するからだそうだ。
英語も日本語も、横書きだと左から右に書いていくしね。
だから、映画では、ショット内で先に観客に見せておきたいものは左に配置しておくべきだとされているし、人物も基本的には左から右に動く方が心地よいとされている。

でも、正直僕には、この階段の絵は、右が上りで左が下りに見えているんだよな。
つまり、僕の視線は右から左に移動していっているんだよね。
まあこれは、僕の利き目は左だから、利き目が右の人と移動の順が逆になってしまっているってだけなのかもしれないけども、でもそれ以前に、日本語って縦書きだと右から左に書いていくわけで、日本人ってそもそも、僕だけじゃなくて、基本的に右から左に物を見ていっているんじゃないかとも思うんだよな。
舞台の用語で、客席から見て舞台右側を上手、左側を下手というけども、これは文字通り、右が上で、左が下とされているわけだよね。
つまり、右の方が物理的に高い位置にあって、左の方が低い位置にあるといったらいいんだろうか、とにもかくにも、人物は右から入って左にはけていく方がよいとされているわけだね。
まあ、これは海外だとどうなのかは知らないけども、日本ではやっぱり右から左に何かが移動することの方がよいとされてきているんじゃないかと思うんだよな。
だからやっぱり、日本人はけっこう一般的に、右から左に物を見ていくんじゃないかな。
まあ、最近の本を読まない、携帯小説やネットの記事なんかの横書きの文章ばっか読んでる若者達はどうなのかは知らないけどもね。

だからどうしたってことはないんだけども、きっと僕以外にもこの階段は右が上りで左が下りに見える人がたくさんいるのだろうな、と思って書いてみました。


Posted by 北川 on 2月 28th, 2012 :: Filed under 映画
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