とくお組モブログ
いつも手元にとくお組

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春になった。
新歓コンパのため、サークル名の書かれた看板を持って立つ、異常なテンションの集団を街中でよく見かけるようになってきた。
春は出会いの象徴であると同時に、別れの象徴でもある。
少女時代に別れを告げ、大人の階段をのぼっていく女たちは儚く美しい。
しかし、その中で女たちが出会い、酒に飲まれながら恋に落ちてしまう男たちは、僕が街中で見る限りでは、どれも激しくセンスの悪い男たちだ。
うんこのような色に染められた髪、色褪せた段ボールのように焼けた肌、駐車場を閉鎖させる鎖によく似たネックレス、ナチュラルに古着となったズタボロのネルシャツ、塗りたてのアスファルトのように輝く下品なラメの入ったジーンズ、松屋の豚丼と間違えそうになるほど安っぽい革のブーツ。
いつの世も、女の集まるところにはそんな男がいる。
僕のような感じの男が、女の集まるところにいるのは見たことがない。
ということは、これは、僕の価値観の方が歪んでいるということなのだろう。
最近もまだ夜は寒かったりするよな。
冬の寒さは身に染みるが、春の寒さは心に沁みる。
関係ありませんが、明日もお芝居ありますので、ぜひどうぞ。


Posted by 北川 on 4月 26th, 2011 :: Filed under 未分類
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