寺山
寺山修司率いる天井桟敷解散後にJAシーザーが天井桟敷メンバーと立ち上げた万有引力の屋外公演を観てきた。
パルテノン多摩の大階段に並べられたでかいオブジェ群、仮面をした怪しげな役者たち。
会場に入る前から夢心地の世界が広がっていた。
階段の先には池の上に建てられた船をモチーフにした特設舞台があり、こちらも奇怪な役者達で埋まっていた…。
まあそこから二時間あっちゅうまだった。
パフォーマンスの質の高さに感嘆しながら、学生時代の初期の情熱が沸き起こった。毎日毎日特に公演がないのに、大学の至るところで稽古をし、夜は酒を飲みながら演劇について語り明かした。あのころの阿保みたいに前しか観ていなかったころの気持ちが。
寺山は僕にとっては演劇というか、祭だ!
あの忘れ去られた横丁に佇む売春婦の黄昏れこそ、私の盲目的な回顧録への入口なのです!
これ、寺山修司ごっこね。
Posted by 柴田 on 10月 18th, 2010 :: Filed under 未分類
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