とくお組モブログ
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最近はファミレスに行って台本を読んでから帰ったりしているのだが、周囲の話を盗み聞いてしまい、集中できないことがしばしばある。

今日は隣の男二人、女一人のグループの話を盗み聞きし、キレそうになった。
ひどい話なのだが、なんか生理的にイライラする声質の人というのが、僕には存在する。
声質だけでなく話し方でもそうだ。
今回は、甲高い声でゆうこりんのような猫なで声を出す女のタイプであったのだが、その小うるさい声質と、あざとすぎる話し方にまずイラついた。
人間不思議なもので、イラついている時ほどそのことに興味を持ってしまう。
というわけで、話をちゃんと盗み聞いてみた。
「○○はほんまイケメンやね〜、でもあれやね、鼻がちょい低いかな…え?ごめ〜ん!嘘やん!ごめ〜ん〜!」
こんな感じで、男をほめては軽くけなし、謝るというのを繰り返していた。
男は無反応であるのに、全く怒っていないのに、謝りまくっていた。
一体なんなんだ、これは。
何がしたいんだ。
なんだこの寒い自作自演は。
押し付けられる媚態の連続に激しく腹がたったが、冷静になって、しっかりと考え直してみた。

この子はなぜこんなつまらない一人相撲をとるのだろう?
なぜこんなに男に媚びへつらうのだろう?
一体何が不安なのだろう?

そうか、彼女は彼らが好きなのだ。
彼らに好かれたくて、でも好きになってもらえなくて、どうしたらいいかわからないのだ。
彼女は今、頑張っているのだ。
不自然かもしれないし、見苦しいかもしれないけれど、それでもなんとかしようと、必死であがいているのだ。
そう、彼女は生きているのだ。

僕は、テーブルにマジックで「←がんばれ」と記し、店を後にした。

(マジックで書いたのは嘘です。訴えたり苦情の電話入れたりはしないてください。)


Posted by 北川 on 8月 30th, 2009 :: Filed under 未分類
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