渋谷
ロジエとかロメールとか、バカンス映画ってのはそもそもが好きな部類なのだけども、ああいうのにはまっちゃうと危険だ、みたいな話も聞いていて、最近では見るの軽く避けていたんだよね。
他にも見たいのあるし。
まあ、それはどうでもいいんだけど。
「女っ気なし」を見てきた。
ほんともう、しびれるくらい素晴らしい作品だった。
最近ゲラな上に涙腺緩んでるせいもあるかもしれないけど、かなり笑ったし、かなり泣いた。
劇場を出ても、なんだか興奮してるっていうのかな、とにかくちょっと気分が高揚していて、映画のシーン何度も反芻しながら渋谷の街を闊歩したね。
あんな感覚は久しぶりだな。
ユーロスペースでやってますので、ぜひどうぞ。
DVDとかにもならない可能性かなりあるんで、興味ある人はぜひね。
最後の家でのくだりなんかほんと、バリいいですよ。
ほんと死ぬまでには一本、あんなの撮りたいよね。
狂ったようなのとかじゃなくてさ。
なんかね、まあかなり前からではあるんだけど、ほんともう、そういうのはいいんだよって気持ちあるよね。
だって俺、実際のところ、全く狂っていないしね。
というか、まあこの世の人を全て調べたわけじゃないからあくまで推測だけども、部類的にはかなり真面目な方の人間だと思うし。
だって、学校とかで最近の子たち見る機会あるけど、授業中、机に携帯置いてたり、堂々とそれいじってたり、何のためらいもなく飲み物飲み出したりするのよ。
先生もそれ注意しないし。
ほんと、アメリカの大学じゃねえんだからさ、そんな自由なスピリットとか発揮しなくていいから。
あれ、高校とかでも注意されないのかね。
そんなにアメリカの大学みたいに過ごしたいなら、くそだっせーブルーのジーパン履いて、授業も机をロの字に並べて討論形式で進めていって、休み時間にダンスパーティーの相手探して、で、親に借りたバカでけー車でパーティー会場向かってみて欲しいね、ほんと。
あれ見ると、ほんとこの国は狂ってきてるって心の底から思っちゃうよね。
そう考えると、俺なんかまあ実際、まともな上に、相当に人にやさしい方の人間だよ。
顔と体型が気持ち悪いし、性格もまあ、卑屈で歪んではいるからね、なかなかそうはとってもらえないんだけど。
まあ、とはいえ、もし実際に狂ってない映画撮ることになったら、なんか不安になっていって、どんどん狂わせていっちゃうかもしれないけどもね。
どうにも難しいね、そこのところは。
Posted by 北川 on 11月 20th, 2013 :: Filed under 日常
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