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タカラヅカ

最高のステージでした。

先日、機会があって初めて宝塚を生で観てきました。これだけ長い間、多くの人々を魅了しているのだから、その人気の秘密を探ってやろうと、多少勉強してから臨みました。結果、とにかく素晴らしいものでした。

宝塚について僕が語るなんて大変おこがましい限りですが、思った感想として言うと、宝塚のよいところはその「フォーマット」の素晴らしさだと思う。大なり小なり、”お決まり”というか”ルール”みたいなのがあって、例えば最後のパレードなるものも、もうパターンは決まっていて、それをみんな観たいし、実際に観て、例外なく感動するのだと思う。こうやって書くとワンパターンだと言っているようだけど、これはフォーマットと言うべきもので、完全に大成されているもの、伝統芸能で言う”型”みたいな美しさがあって、これはきっと長い歴史の中で、磨きに磨いて出来上がった型なのだ。

ドリフや吉本新喜劇もそうだけど、このフォーマットを見つけられるかどうかで、世代を超えて永遠に愛され、未来永劫まで継続されるものになるかどうかが決まってくると思う。宝塚は、誰もが感動する美しいフォーマットが出来上がっていて、決してこの律を崩さず、そのフォーマットの中に圧倒的な実力で中身を入れてくるので、こんなにも力強く、安定したクオリティが出せるのだと思う。これこそ文化だ。

たまにこのフォーマットというものを理解しない人間が、パターンを変えたいとか言い出して崩す場合があるけど、本当にそれは愚かなことで、全く真実が見えていないクソやろうだと思っている。いいものの何がよくて、何が骨なのか、物事の構造を理解してほしい。


Posted by 堀田 on 11月 7th, 2013 :: Filed under 考察
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