とくお組モブログ
いつも手元にとくお組

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男と女の間にある壁。
それを乗り越えるために生じる行動の数々。
スカし、勘違い、でかい声での会話、腰パン…。
自意識過剰とも言えるそれらの行動は、壁の破壊という点においては何らの進歩も促さない。
いくらスカそうと、その人物はぐるぐると同じ地点をまわっているのみだ。
しかし、彼の行動には、笑いがある。
愛おしく、何よりも優しい笑いが。
彼は、同じ地点を無意味にぐるぐるとまわっていたわけではない。
人知れず、螺旋階段をのぼるように、上へ上へと進んでいたのだ。
そして、地表の人には見えない美しい景色を、いつもいつも眺め続けていたのだ。


Posted by 北川 on 5月 2nd, 2009 :: Filed under 未分類
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