映像
知らない人の結婚式の映像をつくってくれと言われたので、つくった。
見たことすらない人のものだったので、昔の写真とかを見てもどれがその人なのかわからず、かなり苦戦した。
しかし、その人の思い出の写真を追って見ていくうちに、なんだか「ああ、こいつも大人になったなあ」みたいな気分になってきて、最終的には思い出を共有した気分になった。
高校時代に好きだった男と卒業後に付き合い出し、結婚したパターンみたいなのだが、その、高校時代に唯一二人で一緒にうつっている写真がすごくいい。
付き合う前に、好きな男と二人でうつっている写真ってことね。
本当に嬉しそうな顔をして、その女の子はうつっている。
僕はその子のことを知らないし、はっきり言って、その子が幸せになろうがなるまいが、知ったこっちゃないわけだけども、あの写真には、そんな斜めな僕の心を動かすくらい、強い真実というものがうつっていると思う。
コンビニ弁当のようにインスタントな恋愛を、真実の恋や愛だと信じてやまない現代の若者たち。
青春を安売りするなよ。
本気で恋をしろとかそんなことを言うつもりはないんだ。
安売りさえしなけりゃ、簡単に真実をつかめるんだ。
セール品やバリューセットにだけはなっちゃいけないよ。
いいよな、共学行きたかったわ。
どうせ共学行ったって、お前みたいな奴は何もなかったよとか言い出す人もいるだろう。
うるっせえんだよ!黙れ!俺はそういうことを言う奴を絶対に許さないからな!
Posted by 北川 on 9月 27th, 2010 :: Filed under 未分類
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9月 28th, 2010
いいですね〜。高校生の時に付き合った人と結ばれるなんて。淡い青春期が思い出されますと言いたいんですが、共学なのに何もなかった人なので、高校生=女同志のばか騒ぎってイメージです。
そんな写真とか、撮りたかった〜な。
9月 28th, 2010
いやー、うらやましいですよね。高校生ってのは、バカ騒ぎしてるだけでもキラキラしてるもんだと思いますよ。だから、それでいいんだと僕は思いますけどねー。