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猫ミーム

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猫ミームなるものを知りました。

会社の後輩から、猫ミームなるものが流行っていると聞いて、見せてもらう機会があったのですが、「なるほどなるほど」と頑張って理解をしつつ、歳をとってからも常に最新情報をアップデートし続けることは本当に難しいなと感じました。そもそも知らないことばかりです。

彼ら彼女らとは、もはや観ていたテレビアニメも違うわけで、「精神と時の部屋」とか「伊達にあの世は見てねえぜ」とかを会話に混ぜてもピンとこないでしょうから、これからどんどん入社してくる若者との共通の会話はもう「歴史」しかないのではと思います。「大学受験が四年前です」みたいな子たちはまだ記憶に新しいでしょうし、僕も日本史は強かったほうなので、今から猫ミームを無理して勉強するよりは、大化の改新とか、天下分け目の関ヶ原とかを織り交ぜて会話するほうがコミュニケーションがうまくいくのではないかと思います。

とは言え、先日後輩女子との打ち合わせで、嫌いな人とでも対話が重要だ、と言う話をしていたときに、五一五事件における犬養毅の「話せばわかる」「問答無用」を例に出したところ、全くピンときてなかったので、少しでも深く行くと完全に歴史おじさんになってしまうので有名なものに限ります。

また妻も妻で、後輩との会話で「米兵にチョコレートをねだる子供」に自分を喩えて話をしたらしく、その際に、万が一、その人の祖父母からそういう苦労話を聞いていて嫌な気分になってたらどうしようと心配になったそうで、なるほど、相手の歴史観とかを何も考えずに軽々しく話すのも難しいので、やはり大化の改新とか、応仁の乱とか、どうやっても関わりが出てこないレベルのものが良さそうとか、いろいろ考えることがありそうです。

とはいえ、僕の会社の先輩で山名さんという人の先祖は応仁の乱を起こした山名宗全だとか、古いからと言って油断して応仁の乱のことを「日本史上最大の凡戦」などと馬鹿にしてはいけません。もう新しいか古いかというよりは、吉田茂のバカヤロウ解散とか、加藤の乱とか、単純におもしろエピソードとかのほうがいい気もしてきますが、いずれにしても若者との会話には使えそうになく、まぁあまり気にせずに、丸い鉄球をみたら浅間山荘の話を持ち出して「突入せよ!」などと言っていきたいと思います。


Posted by 堀田 on 3月 10th, 2024 :: Filed under 日常
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