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カッパおばけ

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カッパおばけが来る。

今日は妻がハロウィンパーティに行っています。ハロウィンと言っても、スケベな格好して大人数で集まるわけでも、妻がカッパのコスプレをするという話でもなく、姪っ子を囲んで遊んだり歌を歌ったりするパーティで、僕は姪っ子の体力に付いていけないのでお留守番をしています。

さて、その姪っ子ちゃんは元気いっぱいで遊びたい盛りなので、解散の時間になっても構わず遊び続けるのですが、母親の「カッパおばけが来るよ!」の一言で「やだ…」と急に大人しくなるそうで。この「カッパお化け」というのは妻も小さい頃に親からビビらされるときに使われた存在らしく、新しい世代に対しても有効に機能しているようです。

この「親が子供をコントロールするために生み出す怖い存在」というのはどこの家庭にもあると思われ、僕の小さい頃は「帽子をかぶったおじさん」というものが来ると脅されていました。帽子をかぶったおじさんなんて街に幾らでもいるのですが、勝手に想像を膨らませて目深の帽子を被った赤黒いマントのおじさんに攫われると思い込んでコントロールされていたわけです。

特に詳しい設定を伝えているわけではないのに子供側で勝手に怖がるのは親としては便利なもので、「ピエロ人間」とか「トオルくん」とか、よく考えたら普通のものでも要は何でもいいから怖そうに言って子供に想像させるのがポイントなんでしょう。逆に、子供が想像しにくいもの、例えば「ダムド」とか「スジーラー」のような全くの造語だったりを使ってしまうと「?」となり、「ダムドって言うのはね…」と要らん説明が必要になってしまうんだと思います。

いずれにしても、新しく考えたものより「カッパおばけ」の方が威力があるというか、ここまで語り継がれてきただけあって重みを感じます。姪っ子ちゃんはぜひ、何も足さない、何も引かないで次の世代に繋いでいってほしいと思います。


Posted by 堀田 on 10月 28th, 2023 :: Filed under 日常
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