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涙活

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涙じゃなくて反吐が出ます。

先日、王様のブランチで涙活なるものが紹介されていたのですが、その仕掛け人として涙活プロデューサーと名乗る男が出てきて、こいつとは絶対に友達にはなれないなと思いました。

そもそも泣くことを目的として動画などの作品を見る行為自体があまり理解できていなかったのですが、それは個人の考えとしても、それを涙活という名前をつけて広めてるやつがいるというのは驚きで、泣ける動画3本などをブランチガールに見せるのですが、もうベタベタの内容のもので、それらを完全に泣くことを目的として見なきゃならないのは、笑うことを前提としてコメディを見なきゃならないようで、ブランチガールは本当に大変だなと思いました。

また、推薦動画のひとつとして、子育てに悩む若い母親が、自分の母親からのメッセージを通じて、子供を愛するという本質に気づく、というドラマだったりするのですが、こういった泣くのを目的として視聴される想定で作った短編動画というのも好きではなくて、作品性のある映画と違って、手っ取り早く泣きたいニーズに応えました、みたいなところに感動の商業化を露骨に感じます。しかもドキュメンタリーならまだしも、ドラマなのがまた浅いなぁと。

他にもペットの闘病の記録といったドキュメンタリーも推薦動画にあるのですが、これも泣くために見る動画として推薦するのが、その闘病したペットに失礼というか、別に泣いてほしくて、同情してほしくて、闘病してたわけじゃないんですけど、と思うだろうなと思ったりして、そういった風に感動を売り物にしている男の中身の無さというか、口先だけ感に、涙どころか反吐が出る感じがしました。

あと観る側も、その作品が本当に泣ける内容なのかは厳しくというか、素直な心の揺らぎに従ってほしいなと思います。感動的な音楽がかかったら泣く、みたいなパブロフの犬みたいにならないでほしいなと思います。

てか、まさに涙活とか言われて動画を見て泣いてる人が、そのプロデューサーの犬みたいに見えて、そんな簡単に操られないでほしいと思いました。そのコンテンツとして動画を作っている人も浅はかだし、真面目な作品はかわいそうだし、結局そのクソ野郎に金が入っているというのが気に入らないです。またその中で何人かそいつに抱かれているのかと思うと、本当に世の中どうなっているんだろう、と思ってしまいますね。抱かれてから泣いてしまわないように気をつけてほしいです。


Posted by 堀田 on 6月 4th, 2017 :: Filed under 日常
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