とくお組モブログ
いつも手元にとくお組

競争

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先日は出張でした。

朝早くから新幹線に指定席で乗ったのですが、乗ってみたら席のほとんどがシニアで埋め尽くされていて、どうやらツアーで旅行している一団のようでした。みんな割りとでかい声でしゃべりながらお茶やお弁当を楽しんでいる様子。

それはいいんですが、添乗員さんが各席を回って何やら説明したり配って回ったりしているのだけど、まず理解力が弱いようで何度も一から説明しなきゃいけなかったり、唐突に思い出話を聞かされたりで本当に大変そうでした。この老人会がひとたび街に繰り出したら、制御するのは本当に大変だろうなと、かなり同情させられました。耳も遠そうだし。

添乗員さんといえば、元とくお組のNヶ塚俊太ボーイ君が某旅行会社に勤めていたときに、相当ハードな仕事だった上に社内もかなりの体育会系で、飲み会で土下座させられた頭をサッカーボールのように蹴られたというエピソードが頭から離れないので、添乗員を見るたびに哀れみの目で見てしまいます。

妻の職場にも旅行会社からの電話がよくあるそうなのですが、中にはすごい慌しく、タメ口で、失礼な物言いをする人も多いようで、そういう話を聞いても、もうその人は心が壊れてしまっているというか、そうでないと闘えないというか、もうこちら側が許してやるしかないなと思ってしまいます。しかも仕事量の割りにかなり給料が安いとか聞くし、この労働のキツさと賃金が比例しない感じは、本当に世の中の怖さを感じるところです。

同様にピザ屋もかなり競争が厳しそうで、以前、直接お店で注文すれば半額!ということで妻と一緒に行ったことがありますが、その際もすごく忙しそうな現場で、店長も全く余裕がなく、バイト君に対する指示やアタリもそれはきつい感じで、楽しい雰囲気でやってきたこちらがシュンとなってしまいました。他にも、ちょっと配達が遅れたぐらいで500円割引券を渡されて謝罪されたり、いやいや全然気にしてないからいいよって気持ちになります。競争が激しいからこそなんでしょうが。

確かにピザなんてどこもそんなに変わらないというか差別化が難しいというか、僕の住んでいるマンションにはよくちょっと高級っぽいピザ屋のチラシが入っていて「私たちがお届けするのはピザではなく、ピッツァです」と本格派を謳っているのだけど、ドミノピザが「いや、うちもピッツァです」とひとこと言えばもうそのピザ屋の優位性はほぼ無くなってしまう感じもするし、いや、本当に世の中大変だなと思います。

旅行にしろピザにしろ、いずれにしてもサービスを受ける側があまりわがままを言わないようにする、ちょっとしたことでクレームをつけないようにするという文化を根付かせたほうがいいかなと思います。LCCみたいに、安いんだから、文句も言わないというスタンスを再認識するべきというか、「お客様は神様です」はもう古くて、「高い金払うお客様は神様です」という文化を広めていければいいのになと思います。


Posted by 堀田 on 4月 3rd, 2016 :: Filed under 考察
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