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ミスチル

久々にミスチルを聴きました。

お風呂に入って鼻歌を歌っていたら、ふとミスチルの「LOVE」という曲を思い出してしまい、そのあとYouTubeで聴いてみたら、びっくりするぐらい歌詞を覚えていて、メロディに乗せればほとんどそらで歌えました。やはり青春時代に何度も聴いた曲ってのは脳裏に染み付いているのか、あのときの情景とともにしっかり覚えているものです。

最近の曲を聴いていないのでアレですが、やっぱりミスチルは若い頃には若い頃なりの内容で、つまり普通に恋愛をテーマにして、そこに「普遍性」というか、「あるある」というか、絶妙なラインの歌詞を連ねてくるところがすごい。ろくに恋を経験していない高校生でも「ああ、わかるわ〜」みたいな共感を得られる「日常性」を持っている感じがすごいいい。

ミスチルも「深海」あたりから思想に訴えてくる感じになるけど、ちゃんと恋愛をしっかり歌ってる時期があるから、生意気に見えないというか、「いろんなものが見えてきたんだな」「そうだよな」みたいな、なんか納得性が高い。いきなりここのフェーズに入られるとムカッと来たりしそう。でまたおっさんになってから胸がキュンとなるような恋愛を歌ったりするからもう説得力がすごい。そんなに大した恋愛もしてないし思想も持ち合わせていないのに、なんか無理なく共感できるんだよな。やっぱり歌詞に普遍性が込められているからなんでしょうなあ。

生意気に共感した例で言うと、「終わりなき旅」がミュージックステーションで初めてフルコーラスで披露されたとき、僕はちょうど高校二年生で、しかも修学旅行でクラスのみんなでテレビを付けてみていたのですが、曲が流れた瞬間に全員が静まり返り、最後の最後まで誰一人しゃべらず、食い入るようにテレビを見ていました。当時17歳で、今から考えたら大したことじゃないことでも悩んでたものだし、そんな時にあんな曲歌われたら脳裏に焼き付くに決まっている。結局今聴いても勇気づけられるもの。

小沢健二もマジで天才だった。ああ、これからも彼らみたいな曲を輩出する人がたくさん出てくればいいのに。


Posted by 堀田 on 8月 12th, 2014 :: Filed under 考察
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