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社員食堂がセルフレジになりました。

どこの業界も人手不足のようで、うちの会社の社員食堂もこの度完全にセルフレジが導入され、レジのおばちゃんたちが一層されてしまいました。ピーク時は4台のレジでベテランならではの高速会計をしていた元気なおばちゃんたちの声は、もうありません。

仕組みとしては、食器の裏にICタグが付いていて、レジでトレーを乗せると即計算、PASMOや社員証で即支払い、なのですが、処理が高速すぎて、人間側の思考が追いついていない感じです。

特に社員証をカードリーダーに当てると、トゥン!と鳴って支払い完了なのですが、その接触判定が非常に速く、いやまだ触れてないだろうと言う段階でもうトゥン!と鳴るほどのスピード会計で、ベテランおばちゃんの高速処理とコンマ1秒単位で争った開発者の執念が感じられます。もう人間のほうがモタモタしてしまい、レジが「はい次!ほら次!」と言わんばかりです。

もう少しトゥン!までの間を空けるとか、トゥン!だと短すぎるので「ありがとうございました」という声が出るなど、トレーを引き上げるまでの時間稼ぎが必要な感じがします。それこそいなくなってしまったおばちゃんの声を流すとか、別に温かみはいらないけど、リズムとして、人間の呼吸に今後は合わせる必要があるのかなと思います。

とか言いながら多分人間のほうが先に慣れちゃうんだろうなとも思います。毎朝通勤している街並みでも、新しいお店ができると、前ここに何があったんだっけ?と全く思い出せないように、きっとおばちゃんたちの声もすぐに忘れ、みんな高速処理に慣れて、トゥン!トゥン!トゥトゥン!トゥトゥン!とか、ありが、ありが、ありがとうございましたありがとうございました、みたいな活気のある風景になるのだと思います。


Posted by 堀田 on 3月 16th, 2019 :: Filed under 日常
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