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野菜

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野生の野菜など存在しない説。

先日、妻と「肉食動物は肉しか食べないのか」という話題になった際、「草食動物は草しか食べないよね」とまで言ったところで、なぜ”野菜”じゃなくて”草”なんだ?、野生の野菜なんてあるのか?、という気づきを得て震えました。

僕は動物番組が好きなので、ジャングルやサバンナの様子をよく観るのですが、野生の動物が、ニンジンとかキャベツとか、トマトやナスなど、いわゆる”野菜”を食べているのを見たことは一度もありません。彼らが食べているのは草です。

果物に関して言えば、ジャングルで猿などが木の実を食べているので、なんらかの野生の果物はありそうです。確かに、動物に種を運んでもらうために、実をわざわざ甘くするという自然界のモチベーションは理解できる一方で、やはり人間の子供がそうであるように、好んで野菜を食べる生き物はいなくて、野菜は仕方なく食べるもの、それなら草で十分、ということなのだと思います。

そりゃ無農薬で手入れなしで作ったらあんなゴロゴロした野菜はできないよ、というレベルではなく、ニンジンもキャベツもトマトもナスも、自然由来、天然素材、みたいな顔して、実は野生にはない、人間が草や根を作り変えた人工物だと言うことです。なにが「遺伝子組み換えでない」だ。

そうなってくると、野生の鳥を”野鳥”というように、野生の野菜にこそ”野菜”を名乗らせるべきで、あれらは”農作物”と立場をハッキリさせるか、あるいは”やさい”といったふうに、意味を剥奪していかないといけないなと思いました。


Posted by 堀田 on 6月 4th, 2019 :: Filed under 日常
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