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Twitter

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いわゆるSNSみたいなものがなくなればいいと思っている僕であるが、Twitterは細々と続けている。
よく言われることかもしれないが、基本的に短文だから、面倒にならずに様々な人の言葉を読む気になれる。
Twitterはよく、書く側の心理について言及されることが多いけれども、それよりはむしろ、読む側の心理、ここにこそ、これを成功させた秘訣があると思う。
普通は、つまらねえな、と思ったら長々と読まないからね、他人の文章なんて。

しかしまあ、Twitterは本当にいいよね。
何がいいって、つまらないってのはどういうことなのかを、心の底から理解できるところ。
もちろん、おもしろいとはどういうことなのかを教えてくれるつぶやきもたくさんある。
しかし、目に付くのはやはり、こいついっつも本当につまらねえな、というつぶやきの方だ。
いわゆるRT乞食といわれるような欲しがり過ぎたつぶやき、「わたしブスすぎてつらい…」「全然ブスじゃないよー!」といった誘導尋問的なつぶやき、知的でっせみたいにしながらもペラッペラのつぶやき、感受性豊かでっせみたいにしながらも実のところ何も言っていないに等しいつぶやき、「⚪︎⚪︎食べたー!」などという無意味な報告のつぶやき、頼んでもいないのにこっちが見ていないものを勝手に実況して「⚪︎⚪︎まじでウケるwww」とかいってどこの馬の骨とも知れない誰かと非公式RTなどによってプライベートなやりとりをする不可解なつぶやき、別に知りたくもないくだらない情報をせっせとRTしてくれるつぶやき…挙げればキリがないが、つまらない人のつぶやきというものは、100文字だろうが30文字だろうが、なんだったら1文字だろうが、もうほんと、1ミリのブレもなく、徹頭徹尾つまらない。
こんなんほんともう、狙ってできるもんじゃない。
本当に、すごいことだと思う。

まあこれはもう、根本的な趣向が違うことから起きる現象なんだろうな。
というのも、そういうつぶやきってのは基本、どっかで見たことあるようなつぶやきなんだよな。
オリジナリティーがまったくない。
まあRTなんてのはそもそもの構造がパクりなわけだから、Twitterってのはもともとそういう宿命にあるのだろうけれども、感覚としては、結婚式の余興でどぶろっくの真似してるの見させられたり、電車の中で大学生とかが「ダメよ〜ダメダメ」とか言って周りの奴が爆笑してるのを見させられてるような感じね。
なんかそうやって、今流行ってるものをパクったり、組み合わせを変えたりすることでおもしろいものってのは生まれると思っている人がいると思うんだけども、僕なんかは、なんていうか、そういうのは、くそダサいと思っているし、おもしろいとも思えないんだよな。
だから、根本が違うというか、つまりは僕が頭おかしいだけなんだろうけど。

しかしまあ、「俺はなんてつまらない人間なんだ…」と時に落ち込むこともあるけれども、Twitterは、それを開けば、いつでもどこでも、「大丈夫、この世には、つまらない人たちもたくさんいるんだよ」と僕を励ましてくれる。
僕も周りの人からそう思われているんだろうけど、とにかく、励まされる。
ちなみに、上で言ってるつまらないってのは、別に笑える笑えないの問題だけじゃないからね。
まあそれはいいけど、とにかく、ほんとありがとう、Twitter。
大好きだよ、Twitter!


Posted by 北川 on 10月 29th, 2014 :: Filed under 日常
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