覆面座談会
昨日は、劇作家協会の座談会に行ってきました。
次回公演は徳尾が所属する「日本劇作家協会」の提携を受けて行う演目なので、特に宣伝まわりに関しては劇作家協会がいろいろとサポートをしてくれています。その一環としての座談会でした。
僕は普段、脚本家や劇作家と交流することがないので、「本が書けない悩み」とか「プロデューサーが(人間として)無茶苦茶」とか「脚本だけ提供した場合は、稽古場にどれぐらい行くのか」とか、座談会には収録できない話題で盛り上がりました。
座談会に出席されていた僕以外の劇作家は基本的に「脚本は書くけど演出はしない」という方針の方達ばかりで、それは僕にとって興味深いものでした。僕は自分で演出することを想定した本しか書けないので、脚本だけで成立させるにはどういう工夫が必要なのか、というヒントを、少しもらったような気がしました。
ふつう、一般的な物語というのは、「テーマ」という太い骨があって、その周りに肉を付けていきます。僕はそういうやり方があまり得意ではないし、面白いと思わないので、いつも目指しているのは「おいしい骨なし肉」なのです。これはこれで、へたにやるとまとまらなくてグズグズの肉になってしまうので、難しいといえば難しいのですが。
よく分からないことを書きましたけど、まあ、笑いにしろ物語の方法論にしろ、「分かりやすいのに、マネされにくい」ということが大事だと思っています。
Posted by 徳尾 on 5月 16th, 2013 :: Filed under 日常
You can skip to the end and leave a response. Pinging is currently not allowed.