とくお組モブログ
いつも手元にとくお組

街の灯

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街中がネオンでまたたいている。
どこもかしこもクリスマスムード一色だ。
心というものを失いつつある昨今の僕でも、やはり冬には少し感傷的になったりする。
動物ってのは冬眠したりするものだけれども、この妙な切なさは、それと関係あったりするのかもな。
そんな分析はさておき、僕は昔から、冬の風景の中にたたずむ女の子ってのが好きだった。
遠くまで見渡せる、ぴんと張った空気の中、駅のホームで、朝日を受けながら、白い息を手袋で包み込み、電車を待つ女の子。
逆光の中に浮かび上がる、マフラーで口元の隠れた青臭いシルエット、金色に輝くうなじの産毛の輪郭。
青春の輝きは永遠ではないからこそ美しいとでも言っているかのような、そんなセンチメンタルな光景が好きだった。
でも最近は、年をとったんだろうな、おっさんになったんだろうな、そんなのを見ても何も感じなくなった。
露出は多けりゃ多いだけいい。
服は着てなきゃ着てないだけいい。
おセンチよりもエロ、女の子ではなくチャンネー、野菜よりも肉、思い出よりも金、ウフフと笑わずガハハと笑う。
寒いとぎっくり腰がこわいしなー。
早く夏になれ!


Posted by 北川 on 12月 4th, 2009 :: Filed under 未分類
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