諸行無常
諸行無常。
空に浮かぶ雲がその形を変え続けているように、万物は常に流転する。
従って、女も常に変化する。
ゆえに男は、常に女を発見し続けねばならない。
変化には、常に選択が伴う。
どのように変化していくのか、どのような女になっていくのか。
女は常に、新たな自分の姿を選択し、変化し、男を試す。
新たな自分を見い出していく選択、自己を確立していくための、その人をその人たらしめる選択、そんな選択を、常に間違え続けている人間が、この世にはいる。
そう、磯山さやかだ。
彼女の選択は、常に間違えている。
それも、進化や退化といった尺度における間違いではない。
完全に明後日の方向を選択するという間違いを、彼女は犯し続けている。
はじめに出てきた時から、僕はどうも彼女を好きになれなかった。
なんてだせえ女なんだ、なんて田舎くせえ女なんだ。
そう思った。
僕はオシャレな女が好きなのだ。
そんな彼女も、さすがに気付いたのだろう。
こんなダサいままでは売れない。
悩んだ彼女は、セクシーという路線に活路を見い出した。
セクシーなものがオシャレ。
そう思っている人は確かに多い。
しかしそれは間違いだ。
それは、完全に田舎者の発想だ。(まあ僕も田舎者ですが)
モテることとオシャレであることを同一に考えてはいけない。
セクシーは確かにモテるかもしれないが、オシャレではない。
だから、セクシーを選択している時点でそいつは、オシャレを理解していない。
つまりダサい。
しかも、ダサい奴がやるセクシーは、異常なほどに安っぽい。
従って、ダサい奴がやるセクシーは、単にダサいもの以上にダサい、くそダサいものなのだ。
* * *
今日、マガジンのグラビアで彼女を見た。
彼女は、妹みたいな感じの顔をして、僕の方を向いていた。
嘘くさい泣き顔みたいな顔をして、僕の目を見つめていた。
要は読者に媚びへつらっていた…。
さやか、お前はどこに行きたいんだ?
何になりたいんだ?
お前のその翼は、胸は、そんなことのためにあるんじゃないだろう?
もっと自分を見つめるんだ。
もっと自分の声に耳を傾けるんだ。
人が言ったことがオシャレなんじゃない。
流行っているものがオシャレなんじゃない。
お前にしかできないこと、お前にしか似合わないもの、それこそが真にオシャレなものなんだ。
次に見る時は、「ああ、俺、実は磯山さやか大好きだったんだ」そう僕に言わせておくれ。
頑張れ!
Posted by 北川 on 12月 2nd, 2010 :: Filed under 未分類