2012年04月30日
細い鉄骨の上を走る方法
[日常] カイジの中では電流鉄骨渡りのシーンが好きだ。
カイジと言えばいろんな賭け事の中で瀬戸際の駆け引きを楽しむ漫画だけれど、個人的にはこの、単に細いところを歩いて足を踏み外したら死ぬ。というシンプルなシーンが好きだ。
そして、小学生が横断歩道の白いとこだけを歩いていったりするように、僕はいまだに自転車で車道外側線の幅からはみ出さずに乗っている。
車道外側線
この白い線の上からはみ出さないように自転車を進めるコツは、走行中常に7メートルくらい先の白線を見続けることである。決して足下を見てはならない。7メートル先を見て、そこから自分のバランスを微調整するのがポイントだ。
今後生きていくうえで、何か突然そういう世界に巻き込まれて、「さあ、自転車でこの細い鉄骨の上を走り続けるのだ!落ちたら即死である!」というシーンに遭遇したら、皆が尻込みしている中で、ぼくはこの技で切り抜けてやろうと思っている。
2012年04月29日
都会の小学生に憧れる
[日常] 申し込んだ覚えのないメルマガがたまに届く。
そして申し込んだ覚えがないのでログインすることができず、永遠に解除されないまま届いているものもある。四谷大塚とコカコーラである。コカコーラはログインせずとも配信停止の手続きが可能なのだが、何度解除をしてもいっこうに聞いてくれない。
四谷大塚は小学生を対象にしたものがよく届く。ぼくは成績も良くないくせに、塾に行くことだけは天の邪鬼で拒み続けていた子供だったので、「競争だ!」と小学生に競争を強いる世界はテレビの中でしか見たことがない。
その塾へのあこがれみたいなものをこじらせて、近年では東進ハイスクール(予備校)の動画を眺めるというのを趣味にしている。もちろん中身を見たいわけではない。こういった世界を知りたいのだ。
ぼくが生徒だったら苑田先生のズボンにばかり目がいって、「キカイダーみたいやなあ・・・・・・」と思っているうちに重要なことを聞き逃すのだろう。
2012年04月28日
嘘はすでに見破られている
[日常] 転職の就職面接をしているドキュメンタリーを見た。
コンサルティング会社、ベンチャーを経て、またコンサルタントを目指す人の面接。「ベンチャーに行ったのは挑戦したかったから」「そこではすごく貴重な経験をさせてもらった」等々、薄っぺらいことばかり言っているのだが、
聞く人が聞けば、最初のコンサルは辛くて逃げ出し、ベンチャーのおいしい話に飛びついたもののそこでは店舗に回されて挫折し、まだコンサルのほうがマシ、と考えているのは明白だった。
受験する側の人というのはどうしても経験が少ないので回答パターンが限られている。百戦錬磨の面接官に対してありきたりな嘘で切り抜けようとしても、すぐに「嘘」の箱により分けられる。
よく会社を辞める際に、ホントは転職先が決まっているのにそれを表に出さずに「海外に留学するため」「親の介護のため」「親の家業を手伝うため」なんて理由で濁す人がいるけど、それを聞く上司からしたら「またか、やれやれ」というような感じだと思う。家業て!最初から継げよ!
むしろ上司の方が「そうか・・・」と演技しなくちゃいけなくてつらいと思う。
2012年04月27日
視聴率は視聴者に不要
[日常] 視聴率とはいい加減、一般の視聴者には秘密にしたらよいと思う。
何が何パーセントだったとか、10パーセントを切ったとかいうのは、本来テレビ局とスポンサー以外は知る必要のない情報である。そもそも視聴者が視聴データを把握しようとする力学が変だ。スーパーで買った肉が美味しいかどうかを判断するのに、その日に店が肉をどれだけ売り上げたかなんて知っても仕方がないのと同じだ。
視聴率にかかわらず、昨今は「客観的」とされるデータが溢れているおかげで、自分の眼で判断することをやめてしまっている人も増えた気がする。インターネットの感想サイトを見ると、このドラマは10パーセント切っているから面白くないとか、30パーセント超えているからさすがだとか、数字ばかりを気にしているのだ。スポンサーでもあるまいし。もしかして彼らはスポンサーなのか。
昨年から、野球中継はそそくさと月間視聴率みたいなものを非公表にしたらしい。低い視聴率は公表することでさらに低下に拍車を掛けるということなんだろうか、その意図はよく分からないけれど。まあ、世知辛い世の中ですな。
2012年04月26日
トンネルの中のエステティシャン
[日常] 一昨日、昨日に引き続き、まだマッサージ機の話を続けます。
目指したのは、エステのような指圧マッサージ。
このトンネルの中にはエステティシャンの手のような技術が詰め込まれている、ということを言いたいのだろう。ただ、まあ、いつぞやの僕の携帯じゃあるまいし、さすがに六万円は出せないなということで諦めてはいるのだけれど、ついついレビューもチェックしてみたくなる。
真っ赤である。かなりボコボコにされて腫れているようにも見える。これぐらいが気持ちいいのかもしれないが、やりすぎ感があるような気がしないでもない。エステティシャンなら、もうちょっとやさしく揉んでくれそうな気がする。
まあ、これはどの機械にも書いてあるような注意書きで、読むたびにいつも思うのだけれど、誰だって気分が悪くなったら言われなくてもやめるし、痛かったら止める。この注意書きに意味はあるのだろうか。
逆にマッサージされながら、「すっごい気分悪い・・・」「ああ!!い、い、痛い!!」と苦痛に顔をゆがめながらも使用をやめない人、というのを想像するのはなかなか楽しいものではありますが。
2012年04月24日
手を突っ込んだらマッサージしてくれる機械
[日常] 僕は肩こりを経験したことがない。
会社員時代もパソコンの前に座っている時間が長かったのだが、肩こりとか、腰の痛み、みたいなものはほとんど経験したことがない。まあ、肩や腰が強いというよりは、真面目に仕事をしていなかったとか、痛くならないように可能な限り自分を甘やかして、ふんぞり返っていたというのもあると思うけど。
僕はその代わり、とても手や指が疲れる。もう、毎日バキバキになっている感じ。第二関節も手のひらも、親指の下のぷっくりなってるところも、すべてが凝っている。しかしながら世の中には足のマッサージ機はよく見るけど、手のマッサージ機って少ないような気がする。
できれば電動のえんぴつ削り機みたいに、機械の中に手を突っ込んだら中で思いっきり揉まれるというような仕組みの機械が欲しいのだけど・・・。
ちなみにAmazonで「マッサージ機 手」で検索すると、ハンディ・マッサージャーというやつしかヒットしなかった。
こいつに悪気はないんだろうけど、なんだかムッとした気持ちが湧き起こった。
2012年04月23日
家の前に消防車が四台
[日常] 家にいたら、突然消防車が何台も来た。
何事だろうと思って家の外を見たら、消防車が一方通行の道に四台も並んでいた。ちょうど二、三軒先の民家から通報があったようで、慌ただしく消防士たちも駆け出したり、野次馬もいろんなところから走っていくのが見えた。
ぼくの部屋の中も、赤いランプで染まっている。
玄関から見た感じでは、その民家から煙が上がっている様子もなく、匂いもしない。すると、20分ぐらいしたところで、「失礼しました」みたいなことをマイクで言って、消防車は去っていった。結局大したことは無かったらしい。
それにしても、消防車って呼ばれたら火の規模に関係なく四台も来るものなんだろうか。しかも家の前は狭くて四台来ても一列にしか並べないから、同時に水をかけることはできなさそうだし。
消防車の帰り姿は、ハイランダーの出動みたいでした。
2012年04月22日
好きです。胃を思いやる人
[日常] 電車で見かけた、太田胃散の広告。
なかなかマニアックな好みだと思うが、せっかくなので、僕なりにこの台詞が実際に使用されるようなシチュエーションを考えてみました。
顔に自信が無く、小太りで髪の毛も薄いAさん。性格もちょっと細かいところがあって、女性との交際経験は無く、40間際で実家暮らし。そんな彼が、アイドルのコンサートで知り合った一人の女性に、勇気を振り絞ってディナーに誘った。しかし、実際に対面すると、用意した話題も盛り上がらず互いに黙ったまま。ナイフとフォークが擦り合う音だけが周囲に響く。嗚呼、ピンチだ。嗚呼、胃が痛い。
そこでAさんはおもむろに胃薬を取り出し、一気に水で流し込んだ。
その後すぐに、彼は自分の行為に後悔した。なんて自分はバカなんだと。初めてのデートで胃薬を飲むやつなんかいるか、しかもディナー中に!
しかし彼女を見ると、先ほどとは明らかに違う、まっすぐな眼差しでこちらを見ている。「・・・どうしたんだい?」と訊ねるAさんに、彼女は頬を赤らめながら呟いた。
「好きです。胃を思いやる人」
2012年04月21日
GAME BOYだった少年
[日常] 4月21日は、今から23年前にGAME BOYが発売された日らしい。
当時の懐かしいCM。日本人じゃないところがポイント。
10歳の時の誕生日プレゼントに買ってもらったGAME BOY。このオシャレなCMもよく覚えている。本当は目が悪くなるから買わないと言われたけど、兄貴はウォークマン買ってもらったじゃないか、みたいな、よく判らない抗議をした気がする。似てればいいのかっていう。
これをきっかけに僕の視力はどんどん悪くなっていったわけだけど、今思えばゲームをする楽しさよりも、この素晴らしい小型機を手にしたワクワク感というか、そういった未知なる体験をさせてくれたことに、この商品の価値があったような気がする。
手にするだけで気分が昂揚する、周りを見る景色が変わる、価値観が変わる、こんなものが世に出るのは本当に何年かに一度、みたいなことかもしれない。
視力とその貴重な体験を天秤に掛けると、今ならまあ、視力をとりますけども。
2012年04月20日
喫煙室の理屈
[ニュース] 飲みニケーション 企業が推奨(日立ソリューションズ)
いかにもオヤジの考えそうなアイデアである。飲んで仲良くなれる、腹を割れる、というのは同年代で飲むときの話であって、上司と部下の関係で飲んでも若者は頭を使い、気を遣い、疲れるだけである。上司は好きなだけ説教したり自慢したりして気持ちいいかもしれないけど。
僕はそれが嫌で、会社員時代は上司が酔っぱらってることをいいことに、面と向かって本人を辛口でぶった斬るという遊びをしていた(さっき聞いたがな、とか。アホなこと言いな、とか)。そのギリギリ感をまわりの若者に笑ってもらうためだけに、体を張っていたのだった。
あれ上司は聞こえてたのかなあ。たぶん聞こえてなかったと思うんだよなあ。
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「子ども連れ家族専用」のエコノミー席登場、マレーシア航空
1階部分を子連れゾーンと分ける案である。ビジネスマンや大人の旅行者にとって、子供がギャンギャンわめくのは勘弁して欲しい、ということでのサービスだろう。
だが、これはそういった非子連れ側の人たちにとってはうれしいサービスかもしれないが、子連れの家族にもうれしいかと言うと、別にそうではない。自分に子供がいようが、他人の子供が騒いでいるのは同じように迷惑なのだ。黙れコラ!と思う。間違っても愛おしくは思わない。
だから子連れの立場でこの隔離飛行機にあえて乗りたいかというと、ノーである。
これは分煙の理屈に似ている。たばこを吸う人は「煙が平気」だと思われがちだが、実は他人の煙は大嫌いだという人は多い。モクモクとした部屋で、他人の煙に囲まれて吸いたい人などいないのだ。できれば彼らだって空気のいい場所で吸いたいに決まっている。
ちなみに昔、吉田栄作が「普段たばこは吸わないけど、山に登ったりすると、頂上は空気も良いし気持ちいいだろ。そこで俺はたばこを吸う」と言っていたことがあった。
全然関係ないけど、ずっと心に残っている言葉なので。
2012年04月19日
中国からの便り
[日常] 中国からメールが来た。
何だろうと日中翻訳をかけてみたところ、「国家XX科学技術XX資金の件ですが、添付の予算管理表に必要項目を記載してください」みたいなことが書いてあった。
最初は迷惑メールかなあと思ったのだが、文面が簡潔でビジネスの匂いしかしない。宛先は別のメールアドレスが記載されていて、僕のところへはBCCで届いていた。
添付のWordファイルを見ると、請求書のようなもので差出元が印字されており、「国家XXX改革委員会」とあった。国家って!
なんだかよく分からないけど、必要な予算と口座番号を書いて返信したら、お金がもらえそうな気がした。信憑性を感じるのは「国家」の文字や、ビジネス的な匂いのきちんとした文章、メールアドレスの宛先が本物っぽい、というところだろう。
日本人がこういう国家権力を装った詐欺を思いつかないといいなあ。
2012年04月18日
プリンタから出てきたもの
[日常] 名刺を作ろうと思い、ラベルとインクを買って。
プリンタに用紙をセットしていざ動かしてみるも、すぐにガガガッと巻き込んで止まってしまった。手で用紙をぐいぐいと引き抜いて再チャレンジしたが、今度はパソコンからプリンタへの指示がうまく伝わらず、キャンセルしても再開してもウンともスンとも言わない。
どのメーカーもそうだが、パソコンとプリンタはどうしてこうも情報の連携がうまくいかないのだろうか。キャンセルだって言ってるだろうが、ジョブを消すんだ、早く!そして新しい指示を聞いてくれ!動け!
パソコンを再起動させると、自動的にプリンタに溜まっていたジョブが一気に吐き出された。慌ててラベル用紙をセットするも、また同じ場所でガガガッと巻き込んだ。これは用紙が悪いのか、用紙送りの部分が悪いのか。
以前、用紙がうまく送れなかったとき、プリンタの内部にマジックペンが置かれていたことがあった。ならば今回も、何か中にあるのではないかとプリンタを両手に抱えて振ってみたり、手を突っ込んだりしてみたところ、しばらくしてポロンとバネが出てきた。
これは、出てきてはいけないバネである。
すると今度はラベル用紙はおろか、普通のA4用紙もまともに送れなくなってしまった。名刺も作れなかったし最悪の結果だ。もうしばらくは名刺がないので、初めて会う人には「この顔が名刺です」みたいな感じで生きていくしかない。
2012年04月17日
殺伐とした街
[日常] 数ヶ月に一回、一年に何回か、池袋に行く。
たまにしか行かないので特に思うのだが、池袋はいつも殺伐としていると感じる。なんだか行き交う人が常に戦闘態勢にあるというか、渋谷や新宿では感じないピリピリとした緊張感があるのだ。
実際、過去に駅で会社員が暴行されたり、パルコか西武だかの屋上から人が降ってきたり、ハンズの前で通り魔が暴れたり、というのも僕の思いこみを後押ししていると思う。いつ殴られてもおかしくないな、声を掛けられたらすぐに逃げよう、と過剰に構えてしまう。
長年、「なんで池袋になると急に雰囲気が変わるんだろう」と思っていたけど、それはぼくが新宿から池袋までの間の街を知らないだけで、実際は徐々に変わっていっているのかもしれない。
日本全土においても、人はふつう、旅行とか出張とかで東京、名古屋、大阪、とポイントで降りていくから、土地によって文化や言葉が境界で区切られているように思うけど、実際は名古屋から大阪に向かっていく過程で「だんだん」大阪弁に近づいていっているのだろう。グラデーションになっているというか。
境界のあいまいな方言、名前のついていないどっちつかずの文化、みたいなものを調べてみたら面白そう。
2012年04月16日
北朝鮮のメタ放送
[日常] 「ビックリマン」シールなど2500枚盗んだ疑い 札幌
男同士の会話では、たまに「性犯罪ではつかまりたくない」という話題をする。まあ、どの犯罪で捕まっても恥ずかしいのは恥ずかしいけれど、やっぱりいい大人がパンツ盗んで捕まったり、少女にいたずらしたり、下半身を露出したりして、「ストレスが溜まっていた」なんてよくわからない言い訳が載ったりするのは末代の恥である。
・・・と思っていたけれど、ビックリマンシールを盗んで捕まるのはもっときついかもしれない。取り調べをする警察官もさぞかし、力が抜けたことでありましょう。
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先日、ニコ生で「朝鮮中央テレビ」を見ていた。
ちょうど党大会か何かの模様がニュースで伝えられていたのだが、やがてそのニュース番組が終わると、今度は古びた会議室に場面が変わった。
CMが無いので分かりにくかったが、違う番組になったのだ。その会議室にいる数人の男女は一つのテレビを見ていて、なんと、その画面には先ほどまでやっていたニュース番組が映し出されていた。
ニュース番組→そのニュースを見ている人たち、というメタ構造になっているのだ。
すると、その「テレビを見ていた」男女がこちらを振り返って、「さあ、金正恩同志を支えていきましょう」みたいな話し合いをはじめ、トーク番組になった。
トークが一段落すると、国のリーダーを称える歌が挟み込まれ、終わるとまたトークに戻り、という構成。国営放送でCMが無いからか、インターバルが歌なのだ。
NHKでいう「みんなのうた」みたいな感じだ。
2012年04月15日
お尻の歌
[日常] よくABC FRANCE(WEBラジオ)を聴いている。
洋楽にしてもアメリカとかより、フランスとかドイツとかの方が好みで、フレンチポップは日本のポップスにも作りがすごく近いと思う。日本語っぽく聞こえるのもあって。
今日はずっとサビが「お尻、お尻」と言っている曲が流れてきて、頭から離れません。
※ 1分35秒ぐらいからはもう見境なく連呼。
結構、官能的なPVなんですが絶対にお尻には触りません。タモリ倶楽部とかではもう出てきてるんだろうか。
2012年04月14日
バットをよける技術
[日常] ホワイトセル選手の振り抜いたバットで、選手二人負傷。
どうも空振りした時に、勢いあまってバットがキャッチャーに当たってしまうらしい。対戦相手のキャッチャーも戦々恐々としていて、「後ろに下がるしかない」とのこと。
ただ、キャッチャーが後ろに下がるとピッチャーから受け取るボールの位置が変わるため、審判は正確なストライクゾーンを測ることができない。それはそれでゲームに支障をきたすだろう。
そこでぼくの考えた対策としては次のようなもの。
1.キャッチャーは、ボールを受ける瞬間に、首をすくめて避ける。
2.キャッチャーの右側に鉄板を立てる。
3.ホワイトセル選手のバットを、上の絵でいえば、黒い部分だけにしてもらう。
長さの規定では、42インチ以下、とのことですから3.が現実的かなとは思います。
2012年04月13日
第一書記と国防第一委員長の先
[ニュース] 「失敗挽回で核実験警戒」
この一連で今週は金正恩氏が総書記ならず「第一書記」に推戴され、今日も国防委員長ならぬ「国防第一委員長」に就任したとのこと。これは父親の役職名をそのまま永遠のものとして、それと同等の位を持つ役職を与えようという国の方針らしい。
他の共産主義国でも、書記長、総書記、第一書記なんていう呼び名はトップに使われている役職らしいので今回はそれでいいと思うのだが、これから先々も役職を永久欠番にしていくとなると、子孫の代に継承されたときに付ける呼称が難しくなっていくと思う。まさか、第二書記とかにするわけにはいかないだろうし。
そこはやはり、「新しい書記長」とかになるのだろうか。
2012年04月12日
ミヤネさんの勇み足
[日常] 「祇園事故、死亡8人に…突っ込んだ車運転の男も」
事故が発生した頃、ちょうどテレビでミヤネ屋を見ていたら、目撃していた人が「南の方から、どけどけーというようなクラクションを鳴らして、横断歩道の人だかりに突っ込んでいた」という証言をしていた。
それをスタジオで聞いたミヤネさんは「これはヒドイですね。どけー!と叫びながらクラクションを鳴らしていたということは、明らかに故意があるというか、これはもう、許せませんよ!」との怒りのコメントをしていた。
いつの間にか、「どけどけーというような感じで」というクラクションの喩えが、運転手が実際に叫んだことにすり替わっていた。
むしろぼくは「クラクションを鳴らしながら」と聞いたときに、故意どころか防ごうとしていたんではないかという印象がしたものだった。無差別にひき殺そうとするならば、わざわざクラクションを鳴らすだろうかと。(実際は知りませんよ)。
真相は分からないけれども、運転手にてんかんの発作が出ていたとの情報もあるし、同乗者もいたことから、もしかしたら同乗者がクラクションを鳴らして防ごうとしていた可能性だってあるし、何にせよ、早い時間に無差別殺人犯としての像を作り上げて、「怒りのコメント」を出すのはどうなんかなあと思ったものでした。
まあ、ニュース・ショウはわりと危険ですね。おばさんはすぐ騙されるし。
2012年04月11日
怒りのタンメン
[日常] 今まで行ったことのなかった近所の中華料理屋に入った。
70代くらいの老夫婦が営んでいる小さく小汚い定食屋で、メニューはすべてマジックで手書き。価格のところは何度も上書きされている。ラーメンや玉子丼は500円なのに、天津麺になると900円に跳ね上がり、チャーハンは650円なのに、豚汁をつけると900円になるという、全体的に価格の感覚が少しバラバラな印象を受けた。
お客さんはぼくの他に、スポーツ新聞を広げて餃子をつついているおじさんが一人。まあ、可もなく不可もないよくある小汚い店だなと思い、タンメンを注文したところ、しばらくして厨房の老夫婦が言い合いを始めた。
どうやらご主人の方が昨日の客に「味がない」と言われたことを気にしているようで、奥さんの方が「あれは一緒の連れの人が『なんだ、味あるじゃない』と言って収まったじゃないの」となだめていた。
それでも不機嫌な主人は、ちょうどフライパンが洗われている事に気づいて「お前今から使うのに何洗ってんだよ!」と声を荒げ、奥さんも「そんなこと言うなら自分でやりな!」とフライパンをガシャンと上げた。ぼくは思わずビクっとなった。
店のテレビでは「ごきげんよう」が楽しげに沸いているのに、店内は張り詰めたムード。
すると、おじさんの客が食事を終えて席を立った。ちょっとおじさん帰るなよ!と心の中で思っていたら、これまた会計の時に奥さんがお釣りを間違えたらしく、主人が「釣りも数えられないのかよ!!」と言い出して奥さんは「△×※◎!!!」と言葉にならない言葉を発しながら、ガッシャーン!!とレジを閉めた。
「タンメンおまちどう」
面食らっているうちに、主人が目の前にタンメンを置いた。いつの間にかおじさん客はいなくなっていたし、奥さんも普通に背を向けて皿を洗っている。もしかしたら、いつもこの店はこんな感じなのかもしれない。端から見れば喧嘩に見えるけれども、二人にとってはありふれた日常というか、いや、まあ、ちょっと情熱的すぎると思うけれど。まあ、うん、そういうことにしよう、と思いながら一口。
味が無かった。
2012年04月10日
良くないことの前置き
[日常] 今日は一日家にいた。
なじみのスタッフから電話が一本掛かってきて、「徳尾さんにはあまりよくないお知らせなんですが・・・」と前置きされたので、わーわー聞きたくないし、切るね。と言った。
仕方なく聞いてみるとそこまで大打撃をくらう内容ではなかったから良かったけど、「こんなこと言うのも心苦しいのですが・・・・・・」とか、「大変申しあげにくいのですが・・・・・・」とかいう前置きをされると、え、何?どんな悪いことが待ち受けてるの?となって、とても心臓に悪い。
あれって、いきなり結果を言うよりはまろやかにしたい、心の準備をお願いしますね、ということなんだと思うが、ぼくの場合はスッと言われるほうがショックは少ない。
だからついつい、「こんなことを言うのは失礼かもしれないのですが・・・」と言われると、内容を待たずに「失礼だな!失礼だよ、君!」と激怒してしまう。
2012年04月09日
走り続け、飛び続ける
[日常] 昨日の午後から急に体調が悪くなり。
風邪なのか食あたりなのか、熱があるのか無いのかもよく分からないけど、とにかく起きているのがつらい、ということで横になってゆっくりしていたのだが、つくづく「寝ていたらマシになる」という人間の性質に感謝した。これが「直立不動でないとしんどい」だと眠るに眠れないし。
マグロは止まると死んでしまう(スピードで水を流し込んで呼吸するから)とのことだが、マグロにだってしんどい時はあるだろうし、それでもハイスピードを維持しなければならないというのは、ちょっと気の毒にも思える。どうしてそんなデザインになっちゃったんだろう。
カモメのように「飛び続ける鳥」というのも尊敬する。彼らにとっては地上が火の海・針の山みたいなイメージなんだろうか。
2012年04月08日
orzを体現
[日常] ハギトモ五輪ならず。
orz
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花見真っ盛りの土日。
公園にならぶテキ屋を見ながら、自分なら何屋をやるだろうかと考えていた。たぶん、実際のテキ屋も「比較的焼きそばが好き」とか「スーパーボールすくいが楽」とかいう理由で適当に決めているような気がする。もしくは組合の中でくじびきで決めているか。
繁盛するけど面倒なもの=焼きそば、たこやき、もつ煮、などの類
人気はないけど楽なもの=スーパーボール、的当て、わたがし、お面などの類
中には鮎の塩焼きなんてのも見かけたけれど、生ものを扱うのは大変そうだし、炭も用意して火加減も見なきゃいけない。その割に需要はあるのかなあと思っていた。
それでいて本物の鮎かどうかは、ちょっと怪しい感じだったなあ。
2012年04月07日
オイスターマイスターへの道
[日常] 牡蠣を食べに行った。
世界一好きな食べ物・牡蠣。
牡蠣のすごいところは、オイスターバーのように「牡蠣」だけで店が成り立たせているところだ。鯨が表舞台から消した今、海の生き物で店を構えられる(ソロデビュー)のは牡蠣ぐらいのもんじゃないだろうか。ああ、まあ、フグとかあるか。あるね。あるけども。
自分でもなんでこんなに牡蠣が好きなのかはよく分からない。美味しいという意味では他にも美味しい物はたくさんあるけれど、牡蠣は不思議な中毒性があるというか、口から胃に至るまでの多幸感が他の食べ物とはまるで違う。
ちなみに日本オイスター協会は、牡蠣のソムリエ「オイスターマイスター」の資格を取り扱っていたり、公式サイトには「カキペディア」や「オイスターツイッター」などもあって洒落が効いている。
協会の人はずっとこういう面白い語呂を考えているのかもしれない。
2012年04月06日
ドラクエⅡからXへ
[日常] ドラクエXのテストβ版をプレイしている。
Xの読み方が分からないほど(10だっけ?)、ドラクエと言われてもⅡぐらいしかやったことがないほど、ぼくはゲームオンチである。ⅡやⅢの頃は、学校を休んで行列に並ぶというような社会現象になったことを記憶している。かれこれ25年くらい前の話だ。
Xをちらっとやってみた感想で言えば、おじさんっぽいことを言うようで哀しいが「ついて行けない」の一言に尽きる。三百六十度に走り回れる臨場感は最近のゲームでは当たり前になっているが、どっちに向かって走っているのか方向感覚が分からない。気づけばぐるぐる同じところを回っている。
あ、この人に話しかけるの三回目だ。
インターネットにつないでいるので他のプレイヤーもいるのだが、そういった人たちに話しかけたり仲間になったり、とてもそんなことはできそうにない。現実社会でもうまくやれてないのにここでも気を遣わねばならんのかと。
ということで今日は一人でポツポツとスライムをいじめてレベルを一つあげた。もう既に、燃えろプロ野球の方に身体が向いている。
2012年04月05日
すみませんの一言
[日常] 近所の民家です。
ぼくはどちらかというと野球が好きだったので、小さい頃はよく自分の家の塀に向かってボールを投げて、跳ね返ってくるボールを拾ったりして遊んでいた。
普通に壁に当たるぶんにはいいんだけど、たまに塀の角に当たると反発が強くて他人の家の屋根まで飛んで行ったりした。特にガレージの屋根に当たるとガッシャーン!とすごく大きな音がするものだから、すぐに自分の家に入って隠れたりしていた。ぼくじゃありませんよ、と。
で、父親の転勤でまた引っ越すことが決まったときも、いつものように壁にボールを当てて遊んでいたら向かいの家のじいさんが出てきて、「これ」と言ってパンパンに膨らんだ袋を渡してきた。
それはぼくが三年ぐらいかけて、ガレージの屋根に乗せ続けてきたボールだった。「あ、どうも・・・」と、まるで新しいボールを「もらっちゃっていいんですか」みたいな顔をして受け取ったけれど、今思えばすみませんの一つぐらい言えば良かったと思っている。
2012年04月04日
保護者控え室
[日常] 今日は近所の大学で入学式があった。
図書館に行こうと思ってキャンパスに入ったら、初々しいスーツ姿の学生で溢れていた。ただでさえ混雑しているのに、群衆の中には保護者らしき中年女性が混じっていて「なんで保護者が入学式に!?」と思った。まだ親が付いてくるんだなあ。
まあ、入学式や卒業式はそういう親がいてもしょうがないかと思うけれど、僕が受験生のときは受験会場に「保護者控え室」なるものが用意されている大学があって、うっへー!と思ったものだった。傍にいたところで、いったい親が何をしてくれるというのだろうか。念でも送っているのか。
そういった控え室の雰囲気は怖い物みたさで覗いてみたくなる。親同士、心の中ではお前んところの息子(娘)は落ちろ!と思いながら、白々しい世間話でも繰り広げているのだろう。「親は祈るだけですからねえ」「落ち着きませんねえ」とか言いながら。
帰れよ!
大学によってはその控え室に「合格~新生活までの相談窓口」なんかもあったりして、笑えますね。受かるかどうかも分からないのに。
2012年04月03日
天気に左右される
[日常] 用があって大学時代に描いたイラストを掘り出してきた。
とこなつボーイ。
当時もそうだったけど、いまだにペンツールをうまく使えない。うまい人の、あのサッサと何点か結んで曲線を描いていく感じに憧れている。訓練でうまくなるもんなんだろうか。
サルでも分かる!というようなマニュアルでも読んで勉強しようかしら。
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全然、桜が咲く予感がしませんが。
近所の公園ではだいぶ前から露店のテントが設営されているのだけど、今日の暴風雨でかなり打撃を受けたのではないだろうか。まだ開店していないのに。
まあ、この暴風雨が桜の咲いた週末に来なかっただけでもマシか。演劇もそうだが、天気によって左右される商売は不安定すぎる。安定してるのは気象庁だけだ。
2012年04月02日
33が目に見える
[日常] 33歳になりました。
ドラえもん世代の僕としては、33という字を見ると「のび太がメガネをはずした時の目」に見えてしまうのだけど。ともあれ、いい大人になってずいぶん経った。
30を越えれば結構立派になっていなければならないイメージで、たとえば自分が小さい頃にヒット曲を飛ばしていたミュージシャンが、実は当時20代とか30代前半だった、なんてのを知るたび「あー、立派だなー・・・」と思って落ち込んでしまう。
Askaが「はじまりはいつも雨」を出したのは33歳の頃だし、米米クラブが200万売ったのもボーカルが33歳くらいの頃だ。大人だし、カッコイイし、お金を持っている。
まさか33歳の自分が、いまだにのび太がどうとか言ってるとは思わなかった。ちなみに、ぼくが生まれた1979年4月2日は、ドラえもん(テレ朝)のアニメが始まった日です。
2012年04月01日
上階の住人
[日常] 「深夜の市長」にはたくさんのご来場、ありがとうございました。
この家にはもう五年以上住んでいるのだが、初めて二階の部屋に人が引っ越してくることになった。それまでは空き家で、たまに大家さんが一泊していくぐらいのことだったので、基本的には近所迷惑などを気にすることなく自由に暮らしてきたのだが。
今回はその大家さんの親戚なのか子供なのかは分からないが、この春晴れて大学生、という感じの若い男性が入居することになった。どうせ他を借りるぐらいなら使っちゃえよってな感じだったのだろう。
ぼくはまだ会ったことはないのだが、床を歩く物音で「住んでいるんだなぁ」と分かる。今朝は、ドドドドドド、ドーン!(たぶんこけた)と階段を急に降りて家を出て行く音が聞こえてきた。パンをくわえているかのような勢いだ。
さっそく何かの用事を寝坊してしまったのか。ガンバレ大学生。
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