喫煙室の理屈
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[ニュース] 飲みニケーション 企業が推奨(日立ソリューションズ)

いかにもオヤジの考えそうなアイデアである。飲んで仲良くなれる、腹を割れる、というのは同年代で飲むときの話であって、上司と部下の関係で飲んでも若者は頭を使い、気を遣い、疲れるだけである。上司は好きなだけ説教したり自慢したりして気持ちいいかもしれないけど。

僕はそれが嫌で、会社員時代は上司が酔っぱらってることをいいことに、面と向かって本人を辛口でぶった斬るという遊びをしていた(さっき聞いたがな、とか。アホなこと言いな、とか)。そのギリギリ感をまわりの若者に笑ってもらうためだけに、体を張っていたのだった。

あれ上司は聞こえてたのかなあ。たぶん聞こえてなかったと思うんだよなあ。


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「子ども連れ家族専用」のエコノミー席登場、マレーシア航空

1階部分を子連れゾーンと分ける案である。ビジネスマンや大人の旅行者にとって、子供がギャンギャンわめくのは勘弁して欲しい、ということでのサービスだろう。

だが、これはそういった非子連れ側の人たちにとってはうれしいサービスかもしれないが、子連れの家族にもうれしいかと言うと、別にそうではない。自分に子供がいようが、他人の子供が騒いでいるのは同じように迷惑なのだ。黙れコラ!と思う。間違っても愛おしくは思わない。

だから子連れの立場でこの隔離飛行機にあえて乗りたいかというと、ノーである。

これは分煙の理屈に似ている。たばこを吸う人は「煙が平気」だと思われがちだが、実は他人の煙は大嫌いだという人は多い。モクモクとした部屋で、他人の煙に囲まれて吸いたい人などいないのだ。できれば彼らだって空気のいい場所で吸いたいに決まっている。

ちなみに昔、吉田栄作が「普段たばこは吸わないけど、山に登ったりすると、頂上は空気も良いし気持ちいいだろ。そこで俺はたばこを吸う」と言っていたことがあった。

全然関係ないけど、ずっと心に残っている言葉なので。


ニュース 日時: 2012年04月20日 23:19 | 

とくおNOW

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