とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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殺伐とした街
[日常] 数ヶ月に一回、一年に何回か、池袋に行く。
たまにしか行かないので特に思うのだが、池袋はいつも殺伐としていると感じる。なんだか行き交う人が常に戦闘態勢にあるというか、渋谷や新宿では感じないピリピリとした緊張感があるのだ。
実際、過去に駅で会社員が暴行されたり、パルコか西武だかの屋上から人が降ってきたり、ハンズの前で通り魔が暴れたり、というのも僕の思いこみを後押ししていると思う。いつ殴られてもおかしくないな、声を掛けられたらすぐに逃げよう、と過剰に構えてしまう。
長年、「なんで池袋になると急に雰囲気が変わるんだろう」と思っていたけど、それはぼくが新宿から池袋までの間の街を知らないだけで、実際は徐々に変わっていっているのかもしれない。
日本全土においても、人はふつう、旅行とか出張とかで東京、名古屋、大阪、とポイントで降りていくから、土地によって文化や言葉が境界で区切られているように思うけど、実際は名古屋から大阪に向かっていく過程で「だんだん」大阪弁に近づいていっているのだろう。グラデーションになっているというか。
境界のあいまいな方言、名前のついていないどっちつかずの文化、みたいなものを調べてみたら面白そう。
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日常 日時: 2012年04月17日 23:42 |
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