2011年06月30日
汚さと美味しさは両立する
[日常] 普段、小汚い飲食店によく行く。
これは言わずと知れた餃子の王将。
昨日、立ち食いの狭いラーメン屋に行ったら、通されたカウンターの向かいが洗い場で、食べている時に洗剤の泡がラーメンの中に飛んできた。これまでも、違う店で洗い場の泡が自分のそばまで飛んできたことはあったが、スープの中に入ったのは初めてだった。
しばらくスープに溶ける泡を見ながら「あー・・・」と思ったが、何かを言ったり作り直してもらう時間も無かったので、そこで切り上げて店を出ることにした。それまでの味はそこそこ良かった。
この店内の不衛生っぽさ(いい加減さ)と美味しさというのは不思議と両立したりする。今日行った餃子の王将も、小皿を頼んだら全然汚れが取れていなかったけど、もうなんか、それも味なんかな、と思ったりして。
2011年06月29日
昭和の匂いがすると言われて
[日常] パトカーが前にいるとその後ろは渋滞するわけだけど、そういうときはイライラしないで、
セーフティー・カーだ、と思うようにしている。
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[ニュース] 朝ドラで堀北真希、起用理由は「昭和の匂い」
それって関係者が「三丁目の夕日」を見ていたからなんでは。
そういえば昨日だったか、深夜のテレビ番組でもモデルを目指す素人みたいな人が、審査員たちから「昭和の匂いがするね」と絶賛されていたのだが、それって言われた方はあんまりうれしくないと思う。
時代が飛んで「平安美人っぽい」とか言うのもアウトだろう。薄っぺらくてしもぶくれした顔が、現代人にとって褒め言葉であるはずがない。
「あれ?太ったんじゃない?(痩せたんじゃない?)」とかもそうだが、相手が嫌がるかもしれないことを言う人は結構多い。
「もう30だーー!!最悪だわー!!」とかもそう。それを聞いている32歳の立場がない。
2011年06月28日
読めない名前
[日常] テレビを見てたら、瑞慶覧長敏・衆議院議員という人が出てきた。
瑞慶覧長敏・衆議院議員(52)
政治家なのでご存じの方も多いかと思うが、ぼくにとっては「忽那汐里」以来の一文字も読めない人に出会った。まったくどう取り扱ったら良いか分からない。読めないながらも、まずは苗字と名前を区切ろうとするのだが、瑞慶・覧長敏さんなのか、瑞慶覧・長敏さんなのか、瑞慶覧長・敏さんなのかが分からない。
とりあえず、ミズケラッチョ・トシさんと予想。
沖縄の方なので、地元ではそこまで変わった名前ではないのかもしれない。変わった名前と言えば、高校時代に「●●二世」なんて名前の人がいたけど、今頃どういう人生を送っているのだろう。やっぱり子供には「●●三世」とか付けているのだろうか。
ちなみに答えは、ズケラン・チョービンさんでした。
2011年06月27日
まだまだ寝れる。
[日常] 特に体調を崩していたわけではないが、一日寝ていた。
昨日は朝8時に起きて10時~13時まで寝る。起きてお昼を食べてボーッとしていたら、また視界が暗くなってきたので15時~17時半まで寝る。こんな調子じゃ夜は眠れないだろうなあと思っていたら、21時~4時まで寝て、今に至る。
赤ちゃんみたいな一日だ。
だが今もなんとなく100%な状態ではなくて、まだまだ眠れそうな感じである。これを書いたらまた8時ぐらいまではぐっすり行ってしまいそうだ。ちなみに、人間の体のつくりとして、たくさん寝ることで睡眠不足は解消できるみたいだけど、先に対して「寝だめ」はできないそうですね。
ただいま、起きている人の一番少ない時間帯。朝の4時27分です。
2011年06月25日
ハイエースの性格に似合う新しい名称
[日常] 一緒に道路を走りたくない車、第一位はハイエースだ。
ハイエースにはどれも同じ人が乗っているんじゃないかと思うほど運転が横暴なことが多く、時にはぶつかる勢いで、かよわい原付にギリギリ迫ってくる。
一般道路の場合は、原付の方が普通の車より平均速度が速かったりするが、ハイエースは違う。狭い道路であろうとアグレッシブに原付を追い越して、遥か遠くに走り去っていくのだ。
以前、レンタカーでハイエースを借りた際、出発前に「この型は一番事故が多くなっておりますので安全運転でお願いします」と言われたことがあった。
事故の要因がドライバーにあるのか、車種の特性にあるのかは分からないが、個人的にはマッド・ドライバー説を支持したい。
名前も、ハイエースなんて爽やかな感じじゃなくて、クレイジーワゴンとかにして欲しい。
2011年06月24日
兄弟で物を創作するということ
[日常] 兄弟で監督をやっている人たちが多くいる。
コーエン兄弟とか、ウォシャウスキー兄弟とか、タビアーニ兄弟、古いところではリュミエール兄弟とか。物作りをする上で「兄弟」とはどんな意味を持つか。
一人で物を作る人はみんなそうだと思うのだが、創作過程で「これって本当に面白いのかな」とか「正しい方向なのかな」と立ち止まることがある。いわゆる行き詰まるというやつだ。そんな時、周りの人に「理解できない」と言われて自信を無くしたり、「こうすべきだ」と最大公約数的な意見に引っ張られて凡庸な作品に仕上がってしまうことがある。
こんな時、最善の方法は自分で自分の能力を信じて仕上げることだったりするが、そんなに自己肯定力が強い人ばかりではないので、ついつい周りの反応を見てしまう。そんなとき助けになるのが、同じ価値観を持った「兄弟」の存在であると言えるのだ。
同じ趣味趣向を持った兄弟は、どちらかが作って悩んでいるものに対して、未完成でもその意図を理解してくれる存在であったり、間違っているところを指摘してくれる「鏡」のような存在なのだろう。互いが客観性を持った「自分」として利用しているのだと思う。
ちなみに、僕には四歳上の兄がいるが、何でも笑うので使い物にならない。たぶん年齢差も関係があるのだろう。上にあげた監督は皆2,3歳差である。
2011年06月23日
傘を無くさないための29の方法
[日常] そういえば先日、傘を無くした。
たぶんサイゼリヤだと思うが、もしかしたらその前にいたマクドナルドかもしれない。もう取りに行く気力もないのでそのままにしているが、店にとってもいい迷惑だろう。
雨の日にはよく電車でも「傘のお忘れ物が多くなっています」とアナウンスされるが、一旦忘れられたらほとんど引き取り手のないであろう傘は、鉄道会社としても処分が面倒くさいのだと思う。なんでも、都市部では雨が降ると一度に500本もの傘が忘れられるとか、忘れられないとか。
傘を無くしてしまう原因は簡単な話、手から離してしまうからだ。
傘に何かセンサーを付けておいて、持ち主と一定の距離が離れたらビービー鳴るとか、そういう機能を付けてくれたらだいぶ忘れ物も減る気がする。GPS機能を付けてくれてもいい。
江戸時代の人が見たらびっくりするだろう。形は何も変わっていないのに、GPS機能が付いていたら。
2011年06月22日
将棋で3キロ
[ニュース] 将棋「森内九段が羽生名人を下し、名人奪還」
羽生氏は一回の対局で3キロは体重が減る(本人の発言)らしいのだが、本当なのだろうか。サッカー選手やボクシング選手が一試合の間に・・・というのは何となく分かる。大量の汗やカロリー消費によって3キロというのは想像がつくだろう。
将棋で3キロである。
今回の名人戦は一局について二日間かけてやっていたが、ニュースによれば昼食には天ぷらそばを食べたり、途中でお茶菓子に手を出したりしているという情報もある。それらもどこかに消えているのだ。
となると、やはり最低でも3キロのウンコをしているとしか考えられない。
2011年06月21日
乗り物運の無い日
[日常] 今日は乗り物運が無い日だった。
渋谷に行こうとして反対方向の電車に乗ってしまい、音楽を聴きながら寝てしまったのでそのまま
終点まで気づかず、慌てていたので目的地の最寄り駅からタクシーに乗ったら明らかに遠回りをされ、
帰りはバスに乗ろうと思ったら時間よりも早く停留所を通過したらしく、いつまで経ってもやってくる気配はなく、仕方がないのでタクシーを捕まえようとしたら3台連続で無視されてしまい、
諦めて2,30分歩いていたら途中で足首をひねった。
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先週から 「凡倶楽部」というサイトで週に一回文章を書くことになりました。
このサイトの日記とやっていることはまったく変わらないので全然目新しいことはないのですが、もしよかったらそちらものぞいてみてください。
2011年06月20日
地下鉄の深い駅の話
[日常] 地下鉄って深いよね、という話になった。
哲学的な意味ではなく物理的な深さの話である。大江戸線は全般的に深いし、副都心線や三田線も深い駅が多い印象があって、単純に乗り換えが大変だという話だ。
大江戸線の六本木駅が地上から一番深いことは何となく知っていたが、知人が「それって、実際どれぐらいあるのだろう、2, 30メートルぐらいかな」と言うので、「まさか、そんなもんじゃないだろう。100メートルとか200メートルとかのレベルでしょ」と応えると、知人もそうか・・・と納得した様子だった。
家に帰って調べてみると、42.3メートルだった。
ちょっと考えれば200メートルなんて六本木ヒルズ並みの高さだし、いちいち乗り換えでそんなに潜っているわけがないのだ。これはたぶん、高さに関する比較対象はたくさんあるけど(東京タワーが333メートルだとか。富士山が3776メートルだとか)、深さに関しては目で見て比べるものがないので距離感が曖昧になるのだろう、と言い訳しておきます。
六本木と同様に国会議事堂前(千代田線)も37.9メートルと深いが、これらは土地の海抜がもともと高いので、地下鉄の路線を断面で見たときには特別深いところを走っているわけではない、ということを知った。
断面で見ると納得の深さ
しかし ここのサイトは、ずっと見ていられる。
2011年06月19日
22世紀の電気と人間の生活
[日常] 電気のコードが自室の床に何本も川のように流れている。
すべてをコンセントに繋ぐことができないので、使う機器ごとにつなぎ替えたりしているのだが、たぶん10本以上はあると思う。気づいたら椅子のキャスターで踏みつけていることがあり、たまにそれが絡まったりして大変なことになったりする。
電気も将来的には無線になって欲しい。想像することは必ず実現できる(ジュール・ヴェルヌ)という怪し有り難い言葉に従うならば、22世紀に生きる人々は、こんな絡まったコードの制約を受けた生活はしていないだろう。
ロボットの触手に絡まれて生活している可能性はあるが。
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※「クッキング!Vol.02」にたくさんのご来場ありがとうございました!
次回は三軒茶屋の「シアター・トラム」にて2012年3月下旬に新作を公演予定です。どうか忘れないで待っていただけると有り難いです。
忘れても思い出して頂けたら幸いです。重ね重ね、ありがとうございました。
2011年06月17日
過剰な防犯センサー
[日常] 隣の家には防犯用のセンサー(ライト)がある。
お互い一軒家なので図のように塀で仕切られているのだが、このセンサーが敏感すぎて、いつもぼくがトイレ(1)に入るだけでライトが辺りを照らし始めてしまう。
まだトイレならいいが、今日はふつうに帰宅するとき隣の家(2)を通っただけでライトが光っていた。こんな調子では、きっとこの家の主も「また光ってるな・・・猫かなー」と思うだけで、本当に泥棒が侵入してきた時にもスルーしてしまうと思う。
じゃあ最低限、防犯(抑止力)になっているのかと言えば、泥棒的にも手元が明るくなって仕事がしやすくなってしまっている。外から見ても、懐中電灯などでごそごそしている人より、家の光に照らされている人の方が不審に映らないだろうし。
とにかく毎晩夜中にトイレに入るときに、いきなり股間を照らされるとびっくりするので、もう少し感度は下げてもらいたい。まあ、ぼくの股間は犯罪級だがね。
2011年06月16日
バスでPASMO
[日常] 今日、バスに乗った。
音楽を聴いていたのでPASMOを当てた時に「ピッ」と鳴ったのかどうか分からず、もう一回当てたのだが、どうも残金を見る限り二回料金を取られた気がする。
電車の場合は改札の入場と退場をカードに記録しているので、一方で二回押しても二回引き落とされることはないが、バスの場合は一律料金を一回引かれるだけなので、二回押したら二回引かれてもおかしくない。
バスに揺られながら、バスで二重引き落としが生まれないようにするには、一回目のタッチと二回目のタッチの時間が短ければエラーになるとか、なのかなあと考えていた。
子供の分(連れの分)もまとめてPASMOで払う、とかはできなくなるけど。
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明日(土)から「クッキング!」が始まります。
料理とは関係のない演劇です。当日券もありますので、是非今年最後の公演にお越し下さい。もし事前に予約される方は、当サイトのContact までお願いいたします。
2011年06月15日
8年経っても変わらぬうまさ
[日常] このウェブサイトは、かれこれ8年以上使っている。
思い起こせば8年前に大学の後輩に作ってもらったわけだが(まったく謝礼もせずに!)、このサイトの素晴らしいところは8年経っても色あせず、いまだに様々な機能を自由に追加できる設計にあると思う(他人から見たらあせているのかもしれないけど)。
サイトを始めたころは「ブログ」や「Youtube」や「Twitter」などがまだ無い時代だったのに、何が来ても馴染んでいく「余し」の美学。
ちなみにこのサイトの歴史を振り返ってみると・・・。
2004 ホームページスタート。更新されるコンテンツはコラムのみ。
2005 制作ブログ(堀田ブログ)開始。
2006 ポッドキャスト開始。
2007 メンバーのTwitterをブログの脇に表示させる。Ustream放送開始。
2008 コラムとムービー、ポッドキャストがMovable Typeに移行。
2009 ショップがEC CUBEに移行。
2010 What's New機能の追加。
2011 現在に至る。
このままいくと2020年とかには一周して 「愛生会病院」みたいになっているかもしれません。たびたびこのサイトのことを出してすみません。
ケンタッキーみたいに、ときどき無性に食べたくなるのです。
2011年06月13日
二種類バイキング
[日常] 今日はランチの店選びに失敗した。
これは今日の話題に無関係な上島珈琲店。
元々行こうと思っていた店が潰れていて、ちょうど雨が降ってきたので適当な店を探していたのだが、そこで一階はパン屋だけど二階はカフェもやっていますという看板が目に入った。
そのカフェは950円でバイキング形式だと書いてあったのだが、実際に行ってみるとそこはパン屋の物置スペースかと思うほど雑然としており、いつまで経っても誰も接客にやってこない。
フロアの片隅にはサラダ(レタスとちょっとしたポテトサラダみたいなもの)が2,3皿置いてあり、あとはパンが2種類(あんパンとクロワッサン)盛ってあった。
以上だった。
確かにサラダとパンはおかわりが自由らしいのだが、パンも2個食べれば十分だし、サラダも所詮サラダなのでたくさん食べるにも限界がある。飲み物に至っては別におかわり自由ではなく不味いコーヒーが一杯出てくるだけで、一口飲んで涙が出てきた。
なぜおれは今、山盛りのサラダを食べているのだろうかと。
食べ終わった頃に、店員が「すみません!」と言いながらテーブルにやってきたので、メインディッシュでも出し忘れたのかと思ったら、おしぼりと冷水を置いていった。
出る頃に気づいたが、店内にいた他のお客さんもみんな「だまされたー!」「うそだろー!?」という表情をしていたのが印象的だった。
2011年06月12日
親に見て欲しくない番組
[日常] 子供に見せたくない番組に毎回「ロンドンハーツ」があげられる。
ふと思い出したのだが、子供の立場から言わせてもらえば、親に見て欲しくない番組は「新婚さんいらっしゃい」だ。ぼくの両親は日曜日の昼によく見ていた。
あの素人カップルの生々しい馴れ初めなどを聞いているのも子供心に何となく気まずかったし、それをニヤニヤ見ている両親も気持ち悪かった。しかも三枝氏が転げ落ちるときは結構な下ネタだったりする。頼むからやらせてくれ、みたいな話もわりと出てくる。それっていいのか、と思っていた。
結局のところ、親が見せたくない番組というのは「子供と一緒に見ると親が気まずい番組」ってことなんじゃないだろうか。別に子供が一人で見る分には何を見ようと構わない気がする。
そういえば子供の頃、知人宅に行ったらその家の小学生の子供が、東京ラブストーリーの再放送を見ながら、親に「なんでこの人『寝た』っていうだけで怒られてるの?」と聞いていた。
その後、子供が怒られていた。
2011年06月11日
スーパー銭湯のヤクザ兄弟
[日常] たまに近くのスーパー銭湯というか、日帰り温泉的なところに行く。
広い風呂にゆっくりつかっていると頭がスッキリして煮詰まった考えもまとまったり、まとまりかけた考えがどっかに行ってしまったりするのだが、今日はサウナに入ったら、あとからヤクザ風の男性が二人はいってきた。
5,6人も入ればいっぱいになるような狭いサウナである。彼らにはあまり視線を向けることなくうつむいていたのだが、最初にチラッと見た限りでは50代ぐらいの痩せた男と、30代ぐらいの恰幅のいい男。会話のやりとりから二人は兄弟分のような印象を受けた。
兄貴の方が入ってくるなりドスの利いた低い声で「あっついなオィ・・・せまいなオィ」と言い、弟が「そうスね・・・」と返答。さらに「せまいなオィ・・・」と言うので、それは僕に「出て行け」というシグナルなのかと思ったのだが、
そう思った瞬間に「あんたに出て行けっていう意味じゃないぞオィ・・・」と言ってきた。エスパーなのか、と思った。エスパーかつヤクザなのか、と。
しばらくすると兄貴は自分の体をパチパチ叩きながら「おい、見てみろ・・・おれは汗が出始めたら早えんだオィ・・・この汗すげえだろオィ・・・」といい始め、弟はそれに「すごいッスね・・・いやマジすごいッスね・・・」と相づちを打っていたので、ぼくも気になってパッと顔を上げてみたところ、
断然、弟の方がびちゃびちゃに汗をかいていた。
ちょっとその時点でも笑いそうになったのだが、その後二人がサウナを出て行くと、外の水風呂にザッパーンと入った兄貴の「うわ、ぬるいなオィ・・・!」という声が聞こえてきた。兄貴曰く、どこそこの温泉の水風呂は心臓が縮まるほどの冷水だったと言う。
直後、ザッパーンという音と共に、弟分の「あああ!!つ、冷たいッス!!」という声が聞こえてきた。兄貴に合わせてつらかろうが、頑張って欲しい、弟よ。
2011年06月10日
外国人から見たリッツ
[日常] 「リッツ」が好きだ。
ぼくたち日本人にとっては普通に「リッツ」と読めるが、日本語を習い始めた外国人にとっては文字の距離感がつかめず、単にプラレールのパーツが並んでいるだけのようにしか見えないのではないだろうか。
このロゴをパッと見せた後に再現してもらったら、たぶんこんな感じになると思う。
ロバートさん(18)日本語歴5ヶ月。
マイケルさん(55)日本語歴4年。
2011年06月09日
魔女がやってきた
[日常] とある公共放送局の集金が来た。
ぼくが住む地区には定まった集金担当者がいないらしく、数年前に一度バイトみたいな人が集金に来た以来は、誰も訪れてこなかった。そこで今日である。
玄関を開けると魔女のような風貌の中年女性が立っていた。
彼女はおもむろに手に持っていた計算機のようなものをはじきだし、「滞納されている金額ですけれども、七万三千円になります」と言ってきた。
「七万、三千円です」
これは本当の魔女かもしれん、とそのまましばらく何も答えられずに固まっていたところ、「・・・ということで本来は七万三千円なんですが、この中でどれぐらいお支払いできますか」と言ってきた。ぼくの財布には今、千二百円しか入っていない。
「わかりました。七万円はじゃあ、アレしますから、今月から払ってくれますか」と魔女。
え・・・?最初に七万三千円と言ってきて、それで黙っていたらその中でいくら払えるかと言ってきた。尚、うなっていたら今度は今月からでいいと言う。
え、いいの?ホントに?・・・それ、え?・・・魔女裁量?やっぱ魔女?
そのまま、その中年女性が帰るまでぼくは口をあんぐり開けていたが、結局その今月分か何かの二千六百円も払うことができず、日を新たに再度来てもらうことになった。
さっきから 「魔女の弱点」で検索してるけど、よく分からない。焦る。
2011年06月08日
無精髭生活
[日常] ここ二週間ほど、無精髭を伸ばしたままにしている。
ただ、ぼくの場合は髭をいくら伸ばしてもジョージ・ルーカスみたいになることはなく、いつまでもみっともないだけなのだが、なんとなく剃る気も失せて今日に至っている。
目標
無精髭を伸ばして気づいたことは、寝起きで髪がボサボサのまま外出してもなんとなく許され気味な風貌になることだ。決して褒められる姿ではないけど、この髪にしてこの髭あり、みたいなことだと思う。
昨日、二週間ぶりに仕事先の人に会ったのだが、まじまじとぼくの顔を見つめた後、「・・・あなた、太ったわね」と言われた。
いや、二週間で太ったりしないし、違いといえば髭の有る無しぐらいでは・・・と思ったが、そんなことをいちいち言うのはやめた。相手が太ったと言えば、ぼくは太ったのだ。
髭太りというやつだろう。
2011年06月07日
居酒屋に学ぶ新しいタクシーの提案
[日常] たまに歯磨きのときに、ペッと吐き出したら歯磨き粉が真っ赤に染まっていて、ぼくはもうすぐ死ぬのかな、と思う。
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サッカーのにわかファンであるか本物のファンであるかの違いは、試合をリアルタイムで見ることができず、ニュースで0-0(引き分け)の結果を知った時に、
「見なくてよかったわ」と思うか思わないかの違いである。
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居酒屋はタッチパネルみたいなもので注文する店が増えた。
今日はタクシーに乗って帰ってきたが、運転手によって場所をすぐ理解する人としない人がいたり、日常会話をしてきたりしてこなかったり品質にバラつきがある。
特に行き先の地理を熟知していない人にあたると、自分も道路を見ながら「ここを左に」とか、「右に」と言わざるを得ず、全然ゆっくりできない。
ここは一つ、タクシーもタッチパネルで(iPadとかで)行き先を「注文」できるようにして、海外のタクシーみたいに運転席(前方)と客席(後方)はプラスティック板か何かで仕切ったらどうだろうか。
「喜んで!」ぐらいは言ってくれてもいいけど。
2011年06月06日
「明日から○○に行ってきます」ランキング
[日常] テレビをつけたらナイナイの岡村&東野で旅をする番組がやっていて、ちょうどネパールを巡っていた。
アジアはどこもそうだが、食事やホテルが相変わらず厳しそうな感じだった。
そういえば先日、facebookのチャットで、ネパールの学生と称する人物から話しかけられた。こういうのはたまにあるが、たいていの場合は向こうが単に日本語を勉強したいだけなので、こちらにとっては面白くとも何ともない。
Kanji Muzukasii Desu とか言われても。
食の話題になり、向こうがネパールの名物は○○カレーだ、食ったことあるか、と言うので「申し訳ないが東京にはその何倍も美味しいものがある」と答えたら、切られてしまった。
このようにネパール人との短い交流は終わったのだが、それから何となく海外に行きたい気持ちが高まってきた。「明日からロンドンに行ってきます」とか「明日からモントリオールに行ってきます」とかをひたすら検索して、自分も行く気分になるという毎日だ。
ちなみに、どれが一番検索結果が少ない(行く人が少ない)でしょうか。
「明日からケニアに行ってきます」
「明日からノルウェーに行ってきます」
「明日からタヒチに行ってきます」
「明日からマダガスカルに行ってきます」
正解は完全一致(Google)で、上から80件、7件、5件、3件。ちなみに「明日からハワイに行ってきます」は驚異の19400件だ。
2011年06月05日
電気予報の必要性
[日常] Yahoo!などのトップページに「電気予報」というのが貼ってある。
確かに現在の電力状況は、見ている人の個々に節電意識を植え付ける効果があるような気がするのだが(例えば、高い数値ならば今すぐ冷暖房を切ろう、とか)、
2時まで80%以下でしょう。と言われても「うーん、そうすか・・・」という感じだ。
先のことを今言われても(特にそれが100%を越えない場合は)何をしたらいいのか分からないし、逆に100%を越えないなら遠慮なく使ってしまおうということで、結果的に危なくなったりしないだろうか。
この予報(予測)は東京電力だけが知っていればいいことだと思うのだが。
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さて、来たる6月18日と19日に 「クッキング!Vol.02」という名のお芝居をします。
二年前に第一回を開催したのですが、この「クッキング!」という催し物は、当日に会場のお客様全員からお題を投稿してもらい(携帯で)、それを舞台のスクリーンに並べながら、ぼくがリアルタイムに選んで役者が芝居を作るというものです。
すべて即興なので、内容の出来にかかわらず会場全体が緊張に包まれるのが楽しみ所です。チケットは当サイトから 予約できますので、もしよろしかったらお越し下さい。
前回の「クッキング!Vol.01」より。
2011年06月04日
警察官か犯人か
[日常] 「6億円強奪 手配の41歳男を逮捕」
てっきり左の男が犯人かと思いきや、中央の上着をかぶっているのが犯人らしい。このように、犯人より目立ってしまう警察官がたまにいる。
「確かに、悪そうなやつ・・・!」と思ったら警察官。
容疑者が上着をかぶったりするのは人権の保護だったり、手錠を隠す意味があるようなのだが、むしろ警察官の方が上着をかぶったほうがいいんじゃないかと思う。
2011年06月03日
地震対策と可用性
[日常] 知人宅で見かけた地震対策。
コンビニの立ち読みできない雑誌みたいになっている。気持ちは分からないでもないが、日常的に本を読むことを考えたら可用性が低い。
会社員だった頃も、セキュリティとか安全とかの意識が高まりすぎて、何をするにもパスワードを解いたり、指紋をかざしたり、ようやく入ったときには「何するんだったけ」というようなことになっていた。システムを堅牢にすることは簡単だが、使いやすさとバランスを取るのは難しい。
この本棚のヒモの効力が発揮されるような地震の強さを仮にXとすると、
「漫画が落ちてくる<X<本棚全体が倒れてくる」である。
果たしてこのような絶妙な地震の頻度は、日常の不便さに見合うのだろうか。
あんまり大した地震じゃないのに、このヒモに全部の漫画の圧力が加わって、結局本棚が倒れてくる可能性もある。
2011年06月02日
秘密接触における妥協案について
[ニュース] 「南北朝鮮が秘密接触、現金入封筒で『誘惑』」
記事によると、北京において韓国と北朝鮮が非公式に接触して会談開催の提案をしたが、北朝鮮がそれを「韓国への謝罪要求」を理由に拒否したとのこと。韓国はそれに対して「南北関係改善のために知恵を出して乗り越えるべき山だ」としたうえで、
「北から見れば謝罪ではなく、南から見れば謝罪のように見える妥協案」を示し、譲歩を求めた。とある。
絵にするとこんな感じだろうか。
北から見た板門店。
南から見た板門店。
私なりに知恵をしぼった結果です。
2011年06月01日
いらない刻印サービス
[日常] apple製品にはメッセージの刻印ができる。
プレゼントなどで相手に贈るときに添えることが多いみたいなのだが、ぼくがもらう立場ならできるだけメッセージ無しのシンプルなものがいい。ちなみにサイトに例として載っている文言としては、
・「好きなものを好きなだけ」
バイキングじゃあるまいし。
・「プレイリストだけはずっと10代のままで」
・「音楽がないと生きられないコウスケのために」
決めつけられた感じがいやだ。
・「2010年度 卒業記念」
校庭のベンチじゃあるまいし。
・「一緒に聴く曲を増やそうね」
相手が変わると気まずいタトゥのよう。
こちらがプレゼントする立場なら「醤油味」とか「人生は旅である」とか刻印してみたい。基本的に贈る側がきもちいいシステムなのだろう。
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