2015年12月30日
実家にあったナウな本
[日常] 実家にあったナウな本です。
新しい手紙文例集~そのまま使える凡る文例~
昭和47年発行の本で、私はまだ生まれていない時代の本なのですが、いきなりサブタイトルの「凡る」が読めませんでした。ぼんる?
凡ゆるで「あらゆる」と読むそうですが、それはさておきこの本、とにかく中身がすごいです。手紙はその時代の社会や人間関係を表すものなんだなぁと思いながらも。まずは求愛の手紙文例から。
「英子さん、私は今こそはっきり、私が深くあなたを愛していることを告白します」
伊豆の宿から書いた(という設定の)誠実さ溢れる求愛の手紙。今ではすっかり手紙で愛を伝えることなど少なくなってきたと思いますが、是非、皆さんもLINEなどで好きな相手に使ってみてはどうでしょうか。凡る媒体で使える文例だと思います。
そしてこのような手紙をもらった時の返事はこのように書きます。
「砂漠の旅を終り、青い海と、みどりなす丘とにはさまれた――」
続いて、皆さんもよく職場で負傷した友達に励ましの手紙を書くことは多いと思いますが、その時に役だつ文例です。
「注意ぶかい貴兄が、足場を踏みはずして転落するなんて」
余計なお世話だろ、と一瞬頭をよぎってしまうのは、僕の心が汚れていることに他なりません。凡るシーンにお使いください。
続きまして、これも一度は書いたことのある「金銭の貸与を頼む」お手紙の文例です。
「とにかく大困りなの。察して下さい」
そこはかとなく吉永小百合臭がしますね。すごく好きな文例です。
読んでいると止まらないのですが、昔の人はとにかくいろんなシーンで手紙を書いていたということが分かります。筆まめといいますか、本当にその手紙いるのか、というのもあって。最後にご紹介するのは「落選した画友へ」宛てる手紙です。
「兄の作品が落ちて、小生のが入るなんて、木の葉が沈んで石が浮くようなもの」
そもそも画友って何だよっていうのもありますけど、こんなに気をつかわなきゃいけない間柄も興味深いです。有頂天じゃないと書けないと思います。
2015年12月27日
まとめ
[日常] 今年を振り返ります。半分ぐらいは去年の仕事です。
1月「光沢のある赤いスイッチ」脚本
演出を篠崎が担当。いつもは照れくさいのでライトな感じで蓋してしまうのだけど、僕の真面目な部分をすくい上げてくれた作品です。現場をほったらかしにしてフォローできなかったけど、またいつかコンビで作品を作ってみたいです。
1月「ヴァンパイア騎士(初演)」脚本
演出としては途中参加でしたし、コメディでない舞台は(たぶん)初めてですが、貴重な経験をさせていただき。座組としてはインフルエンザの猛威と戦いながらの公演でしたが、多くの才能に出会いました。
4月「ドン・ドラキュラ」脚本と演出
手塚治虫の隠れた名作ということで。ケンチさんをはじめとする安心の座組。どんなに本が遅れても、差しかえが多くとも団結してくれた俳優さんたちに感謝。ニンジャーライト、また使いたい。
5月「ドS刑事」脚本
6月「コロッセオ・ミュージカル'80」脚本と演出
劇団では初めてのミュージカル(もどき)。この公演をもって劇団公演はしばらくお休み、となってしまったけど、僕はこういう世界が好きです。この公演でも途中不在にしてしまって、1月に続いてメンバーには迷惑をかけました。お休みすることと矛盾するかもしれないけど、自分にはこれしかないんだと覚悟を決めた公演でもあります。
7月「ヴァンパイア騎士-Revive(再演)」脚本
劇団には黙っていたけど、同時並行して稽古もしていました。自分も俳優たちもギリギリのスケジュールの中で、よく倒れずに走り抜いたなという感じ。でも、いっぱいいっぱいになる人を見るのは好きです。努力は裏切らないからね。
7月8月9月「婚活刑事」脚本
自分自身が疲弊していたこともあって、うまくやれるか不安しか無かったけど、Pも他の脚本家も原作の先生も、そして俳優さんも、みんな素晴らしい人たちだった。こればかりは、恵まれてるとしかいいようがありません。
10月「探検隊の栄光」脚本
初めての映画脚本でした。舞台やドラマは身内ですらあんまり見てもらえてなかったけど、これは友達や家族も見てくれたみたい。撮影は過酷で大変だったみたいだけど、藤原さんてやっぱすごいな。
11月「殺意は月夜に照らされて」脚本
WBBは以前、演出をさせてもらったけど、今回は脚本ということで。楽しく書かせてもらったし、素晴らしい演出家や役者とも出会えて良かったです。なんで推理物は苦手なのに、推理物を提案してしまったのかは疑問だけど。
12月「脱線刑事」脚本
深夜ドラマなので誰も見ていないかも……。スマホと連動でクイズもあって、僕もクイズに参加しながら見たので、ドラマはあんまり見てませんでした。「THE 3名様」の頃から塚本高史さんのファンではあったけど、念願叶って主演していただき。あと升毅さんとは「婚活」ぶりのご縁。「徳尾くんは○○刑事しかやらないの?」と言われる。いや、そんなことは無いんですけど。。
来年は舞台の演出をしたいのだけど、特に予定はありません。自分でやるしかないか!
紙に埋もれた生活
[日常] 部屋があらゆる「紙」で埋もれていたので、整理しました。大掃除です。
僕の部屋を支配しているのは、ほとんど紙=台本です。必要なものはデータで保存しているし、プリント用紙に打ち出してあるものは打ち合わせ用だったりするので、ガツガツと廃棄していきます。あと公演のチラシ類も多いです。思い出に浸ろうとする自分を律してガツガツと廃棄していきます。
本棚も、プライベートの本と仕事の資料がごっちゃになっていたので、プライベートの本をすべて撤去。資料だけに整理しました。情熱大陸で見た芥川賞作家の羽田氏も部屋に本をほとんど置いてなかったけど、それは本を身近に置いているとつい仕事の手を止めて読んでしまうそうで、ああ、それ分かるなあと共感してこの度の全撤去に至りました。
何も無い机。
仕事やり始めると、途端に机の黒い部分は見えなくなってしまうのですが。まあ、綺麗なまま一年終わってしまうのも悲しいので、できるだけ汚くなるように頑張ります。
2015年12月25日
クッキーとファンタジー
[日常] メリークリスマス!
僕のまわりでも、お父さんになっている人が多いので、毎年サンタ(親)に関連する話題を見聞きすることが多くなりました。その中でやはり多いのが「突然、リクエストする玩具が変わって慌てた」「売っても無いものをせがまれてお菓子にしたら泣かれた」「子供の頭の中で思ってるだけで、親に知らされない」などのトラブル。
でも、これらはリアリティとファンタジーを理解していない親の問題です。
サンタがいるorいないと、テレパシーが通じる通じないは全く別の話だし、売ってない物も貰えるというのも次元が違います。つまり「サンタはべつに万能ではない」と最初に教えるべきで、意見が変わらないように手紙を書かせるとか、売ってない物は無理だとか、現実社会に則したルールを敷いて周知を徹底しないとダメでしょう。
親としてはいろいろ条件を付けちゃうとバレちゃうかもしれない、という恐れがあると思うのだけど、「サンタがプレゼントを持ってくる」ということ以外は極力リアリティを大事にしたほうが、そのファンタジー性が引き立つと思うのです。
私の子供はサンタのために何故かクッキーを置いているのですが、サンタはそのクッキーには手を付けず、プレゼントだけ置いて帰っていきます。子供としては「食べなかったんだ……」と思うかもしれませんが、食べるサンタより食べないサンタのほうが明らかに神話性があるでしょう。ハトじゃあるまいし。
2015年12月24日
爪のない生活
[日常] 最近、よく爪を切るようになりまして。
キーボードに爪の先が引っ掛かるのが妙にイヤになって、それはもう、ツルツルのまったく白いところが出ないぐらい、潔癖症か! というぐらいに短い状態を維持しているのですが、そういう指になって初めて気づいたのが「自分って結構、顔を掻いてたんだな」ということです。
顔を掻いても、指先がツルツルしてるもんだから、まったく痒いところに届かなくて、結果的にやさしく撫でたことになって終わってしまうのです。もうちょっと鋭利な感じでカリカリ掻きたいんだけど、その願い届かず。
あとはラベルやシールなど、剥がすという行為がまったく出来なくなりました。身体で唯一、硬いところだったんだと気づかされる瞬間。他にも社会のいたるところに、爪ありきな装置が溢れています。
カッターみたいに、普段は中にしまえて、使うときだけ外に伸ばす爪だったらいいのだけど。
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病院に見舞いに行くのと来られるの、友達の家に遊びに行くのと来られるの。
どちらも、ゲストで行くよりホストで迎えるほうが、終わった後が「寂しい」というのがある。だから、子供のときは遊びに「行く」ほうが好きだった。文字通りホームじゃないから相手に気をつかったりするし、落ち着かないのはあるんだけど、何より遊び終わった後の抜け殻感は、ホストのほうにある。
あの、夕日が差し込む部屋で、散らかった玩具を一人で片付けなきゃいけない感じ、さっきまであんなに賑やかだったのに、一転して静かになってしまうあの感じ。子供の頃、入院してて一番つらかったのは夕方、見舞いに来た人がみんな帰っていった後。それはきっと、孤独が相対的に引き立ってしまうから。夜は意外に寂しくないんだよね。
たまに国の事情で、第三国でサッカーとかやったりするでしょ。ああいうの、寂しくないと思うんだ。
2015年12月22日
キチガイの宴
[日常] 先日は劇団メンバーの堀田尋史の結婚式でした。
堀田尋史とその仲間達
とくお組としては、厳粛な披露宴の中で「サラリーマンの証明」というコントをさせてもらいました。
「この中に、サラリーマンじゃないやつがいる!」
懐かしい永塚や北川の姿も。
このコントはまだ多くのメンバーがサラリーマンだった頃、7,8年前に野外のコンテスト予選で披露したネタで、マイクが壊れていたこともあって全く受けませんでしたが、今回は「とにかく声を張る」作戦が功を奏して、みんな笑ってくれました。
気になるところとしては、なぜか柴田がいつもテーブルに一人だったことでしょうか。
飲む柴田。
飲む柴田。
待つ柴田。
八人テーブルに何故か一人。
撮った写真をみんなで共有したのですが、この柴田が一人でいる場面は複数の人に撮られていました。本人も常日頃、「飲み会で気づいたら人がいなくなる」と悩んでいましたが、そういう「気」のようなものが流れているのでしょうか。
続いて二次会です。
コンセプトは「スター」だそうで、この夫婦は基本的にキチガイなのですが(褒めています)、ここまで吹っ切れてくれるとこちらも乗りやすく、大変楽しい宴に参加させてもらいました。
ふだん、演劇でお世話になっている平田さんや佐藤さんや啓さん、伊藤さんにも会えて非常に濃い時間となりました。
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今日は冬至なので、早稲田の穴八幡宮に行って来ました。
今年も混んでます。
どうやら同じ時間に平田敦子さんも居たみたいで、写真のどこかに写っているかもしれません。とにかくこの一年はよく平田さんと会ったりニアミスしたりしましたが、何かの神様なのかもしれません。
穴八幡宮に行ったのは一陽来復御守りを授かりに行くためです。隣の神社の一陽来復御守りはパッチもんだぞ! 騙されんなよ! という注意書きと一緒に御守りを受け取りました。
今年も残すところあと一週間。仕事納めもなければ忘年会もないのが自営業のつらいところです。
2015年12月18日
ドンブリ
[日常] 昨日行った居酒屋がドンブリ勘定でした。
途中で帰るというメンバーがいたので、とりあえず会計してもらうと一人当たり2700円となり(その時点でもちょっと安いかなという印象)、数人が2700円を置いて帰りました。
それから追加でいくつか注文して、瓶ビールや日本酒を頼み、しばらくして柴田が帰るというので「とりあえず3000円置いていくわ」と、3000円を置いて帰りました。まあ、追加としてはそれぐらいかなという印象でした。
柴田が帰った後は注文することなく、皆の終電も近くなってきたので最終的に会計を出してもらったのですが、それを残った4人で割ると「えっと、一人当たり2700円で」という計算に。
「いや、おかしいやろ」と。
第一陣が去って追加でいろいろ頼んだのに、柴田が払った追加の300円ぶんしか増えてない。明細もなく明らかなドンブリ勘定。「……感覚的には一人3500円ぐらいだよな」と言いながら帰ったのですが、次回行くと今度は5000円と言われる可能性もあるし、ドンブリ勘定はどっちに振れるか、ある種バクチみたいなものかもしれません。
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スタバでコーヒーを頼むと、店員さんが振り返って後ろに置いてあるサーバーみたいなのからマグカップにホットコーヒーを注ぐのだけど、たまに残りが少ないのか、そのサーバーみたいなのを手前にぐいっと斜めに傾けながら入れることがある。
それがスタンドマイクを自分のほうにぐいっと傾けて熱唱するミュージシャンみたいに見えて、ちょっとかっこいいなと思ったりする。
店員もちょっと傾けてる自分のこと、イケてると思ってるんじゃないだろうか。
2015年12月16日
末期症状
[日常] 日常において、僕は表現が小さいことがよくあるようです。
たとえば写真を撮るとき、僕の中では満面の笑みを浮かべているつもりなのだけど「もっと笑って」と言われる事は日常茶飯事だし、何か声を掛けられて「うん」とか「そうか」と返事をしているつもりなのだけど、いつの間にか相手が「無視した」と怒っていることがある。
単純に「うん」という声のボリュームが小さいのもあるし、声が低すぎて何かのモーター音だと思われてるのかもしれない。このまま意識せずに生きて行けば、あいつは笑わないし、リアクションも無い、気難しいやつだ、となってしまいかねないので、できる範囲で改善していこうと思う。
僕は着ぐるみではないけど、「中の人」と「外」のギャップが結構あるんだよな。どうもこの肉体は、燃えたぎる情熱、秘めたる思いみたいなのが伝わりづらい。
まあ、ちょっとそれは言い過ぎだけど。
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ファミレスに来ているのだけど、全然流行っていない。
全然流行っていないので店員も姿を見せず、3時間前にお客さんが食べたハンバーグの鉄板が、両サイドのテーブルにずっと置かれっぱなしになっている。
流行っていなくても綺麗なリズムが保たれている店って潰れたりしないんだけど、こういう引きこもりの部屋みたいになっちゃうと先行きが長くないことが多い。
どうも、ファミレスマスターです。
2015年12月15日
富裕層を狙う
[日常] 物を書いたり考えたりするときに、田園調布界隈をうろうろしていることが多く。
気づいたのは、なんだか怪しげな施設や会社が多いということ。超音波セラピー(仮名)とかサンダー療法(仮名)とか、非科学的(と思われる)医療施設とか、新興宗教施設とか。
人の弱みにつけ込むという点では、貧困層の多い町なんかが有効なのかなとか思ってたけど、そもそも利用者がお金持ちじゃないと継続的な利益を得られにくいという点では、富裕層をターゲットにするのは理にかなっているのかもしれません。お金は持っているけど、リテラシーは低いという層。
あと、不幸な人を○○セラピーで実質的に幸福にさせることは難しいけど、富裕層なら勝手に○○セラピーのおかげで今がある! ××教のご加護! と思ってくれそうだし。
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年末なので、区役所も郵便局も混んでいて。
支払わなければならないものをすっかり溜め込んでいたので郵便局の窓口に並んでいたのだけど、窓口の数よりも従業員が少なくて大変そうだった。一つ一つの処理が遅いわけではなくて、単純に人が足りていないという感じ。
で、ふと入口のほうを見ると「保険アドバイザー」と書かれた机にちょこんと座らされていたおじさん(局員)は、いびきをかいて豪快に眠っていた。いや、そこにずっといなくていいから空いてる窓口で他の対応をしてよ、と思ったのだけど、きっとその人を窓口に置いても何の役にも立たないのだろう。会社には必ず一定の割合でいるよね、こういう人。
勿論、保険のアドバイスも大してできないんだろうと思う。
2015年12月12日
化粧
[日常] 毎日ではないけど、満員電車に乗り合わせることがあります。
他人と狭い空間を共有しなきゃいけないというのは相当なストレスをお互い感じるわけですけど、あの、人に全体重を委ねて自立することを諦めちゃってるおじさんとか、かなり嫌ですね。いや、僕はあなたの敷き布団じゃないんですよと言いたくなる。
で、こんな奴をヨイショしてあげる義理は無いと思って、本当は逃げるスペースなんて無いんだけど、おじさんが油断してるタイミングを狙ってサッと身体をずらすことにしています。電車が揺れるタイミングとか。
ただ、そうすると違う第三者に雪崩れていって、それはそれで申し訳なく思ってしまうのですが。
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今も昔も、電車の中で人目を気にせず化粧をする女の人っているでしょう。
世間的には、みっともないとか、人に見せるもんじゃないとか、そういうことを言われる対象だったりするわけですけど、僕は別にそういうのはどうでもいいんです。
なんというか、「そこに福山雅治が乗ってきたらどうする?」と思ってしまうんですよね。うまく言えないんですけど、それでも化粧し続けるのかな?と。※その女性が福山雅治のことを好きだと仮定した上での、たとえのようなものです。
たぶん化粧をした自分が活躍するメインの物語(合コンとか女子会とか)があるんだと思うんですけど、その過程である電車内をあまりにも軽視しすぎてるんじゃないかと。途中で大事な場面が現れたらどうするんだろう、と他人ながらドキドキしてしまうのです。
あとはね、「俺はお前のエキストラじゃねえ!」という気持ちも湧いてきたりして。エキストラでもないのかもしれませんが。
驚き
[日常] 龍馬伝を見始めました。
隙間を見つけてNetflix, Amazonプライムビデオ, Hulu, U-Nextなどの動画配信サイトをうろちょろして見ているのですが、見たいもの(見てないもの)が多すぎて時間がいくらあっても足りません。とりあえず、優先順位としては「え? こんな有名な作品見てないの?」と言われそうなものから見ています。
定年退職後だったり、すごく大金持ちになったら一日中見てられるのになぁ……。
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EXILEのライブにお邪魔してきました。
舞台「ドン・ドラキュラ」メンバーで。ケンチさんを応援しに。
東京ドームは小学校三年生の時、巨人阪神戦を観に来た以来だと思います。あの時は香田が無惨に打たれました。それはさておき、私はこう見えて(どうも見えてないでしょうけど)、ライブはすごく好きで、今年は夏に乃木坂46のライブも行かせてもらいましたし、純粋に楽しみながらも、映像だとか構成だとか特殊効果だとか、いろんな裏側を想像しながら楽しみます。
とにかく壮大。幕が開いたらとにかく観客を驚かせ続けるというのは、良いエンターテイメントに共通する条件の一つなのでしょう。
2015年12月10日
人望と拷問
[日常] ますもとさんにお誘い頂いて、升毅さんの還暦お祝いの集まりに行ってきました。
脚本家のますもとたくや氏。チャーハンをめっちゃこぼしてるように見えるけど紙吹雪です。
幹事として忙しそうに動いていた彼。すれ違いざまに「あの、走ってる日記、全然おもんないで」とだけ言われました。素敵な集まりで、それにひきかえ自分なんてどんな寂しい還暦になるだろうか……と暗い気持ちになりました。人望って大事。
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足の痛むところはテーピングをして走っていたのですが、はがすときに毛も一緒にはがれるので拷問に近く、これはどうにかならないものかと、このたびゴム製の、巻くタイプのサポーターを買いました。
とはいえ、昨日無理して走ってみたらますます後脛骨筋を痛めてしまい……と、こういう話がどうでもいいんでしょうけど、書き続けます。
2015年12月08日
興味先行
[日常] とりあえず「走る」「足を負傷する」「休む」「走る」「足を負傷する」というのを繰り返している毎日です。
今は、後脛骨筋症候群というやつですね。内くるぶしを痛めてしまって。ちょっと距離が物足りなくなってきたので、調子に乗って1キロ増やしたらこの有様です。そして痛めるのは全部左足。
あとは、やっと半年ぐらい停められていた図書カードがやっと解除されたので、本を借りまくり、調べまくり、読みまくっている。そして、映画を観まくっている、そんな年末。
仕事はその合間にちょっとだけ。これが自分にとっては最高のバランスです。
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昔から、なにごとも真面目に取り組み始めるのが遅い人間でした。
剣道部に入って最初はダラダラやる気なく練習してるんだけど、ある時レギュラーになってしまって、三年生になって本気で練習し始めたり、数学なんて何の興味も無かったけど、たまたま大学で数学科に入ってしまって一から勉強を始めたり。
それが今は演劇とかドラマでしょうかね。二十代の頃は作ることに一生懸命で周りの人が何をやってるかなんて一切興味なかったけど、ふと「なんでみんなは上手く出来るんだろう」と気になりだして勉強し始めるという。
きっと一般的には、何かに興味を持って→勉強(練習)して→力がつく、みたいな順番だと思うのだけど、僕の場合はいつも、興味を持って→調子に乗って→力が無いことに気づき→焦って勉強(練習)を始める、という感じ。
まだ、焦るだけマシ! とポジティブに生きていきます。三十六だけど。
2015年12月07日
時限爆弾
[日常] 最近はもうめっきり寒くなってきたこともあって、マフラーして、マスクして、イヤホンをして、という感じで出掛けるのですが。
これ、外す時に順番を間違えるとイヤホンがマスクに絡まったりしてワーーーッとなるんだけど、うまく順番通りに外せた試しがない。毎回、何も考えずに身につけて出掛けるので、覚えていないのです。
さっきも、時限爆弾の仕掛けを解除するように恐る恐るマスクを取ってみたら、イヤホンが耳から外れて自分的には「死んだ……」と思いました。
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まだ劇団員の披露宴はちょっと先なのですが、余興の稽古をしてきました。
かつての劇団員や現役劇団員や、役者友達もあわせて。
演劇は結局のところ「段取り」との戦いだったりするので、「まあ、練習はこれぐらいにして、あとは本番で!」みたいな、いい加減なノリで誰もやろうとしません。不安症の人のほうが向いてるというか。
10年一緒にやってるだけあって、特に台本の意図を説明する必要なく、さらっと出来上がりました。それにしても、本当に普段は劇団員同士で会うことがないので、毎回近況報告を聞いたらだいたいその日が終わります。
2015年12月04日
余りに興ざめ、余興
孤独をこじらせて、クリームソーダを飲みました。
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[日常] 結婚式の余興で何をやるか悩んで、数日。
僕に出来る事なんてちょっとした小芝居の台本を書くことぐらいなのだけど、毎度毎度、さっぱり雰囲気がつかめない。あんまりウケなくて失敗する絵は浮かぶんだけど。もうつまんないけどGOしちゃうか!と悩んだり、いや、その時間は無駄だからすぐ書き直さなきゃね。
参加型にして、なんか脱出とかしたらいいのかな(粗い)。
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Ustreamのアジア法人が撤退というニュースがありました。
思えば2008年頃から、劇団ではまだアジア法人が入ってくるまえのUstreamを使って番組などを配信していました。その頃は英語ばっかりでUIの仕様もくらくら変わって不親切だったけれど、最近は最近で、放送中に(しかも頻繁に)CMが差し込まれたりして、放送する側としては使いにくくなっていました。(なので僕は何かやるときはYoutube LIVEを使うようにしていたのだけど)。
Ustreamのサービス自体は無くならないみたいだし、UIも2008年頃の感じに戻るなら、それはそれでいいんじゃないかと思ったりします。
2015年12月03日
4時に何が起こっているか
[日常] 夜、眠れないということは今まで殆ど経験がないんですが。
最近、寝付きはいいのに必ず4時に目が覚めて、それから1時間は眠れないという生活が続いてます。なので、いつも朝起きる時間が1時間遅くなってしまって。
毎朝4時に何が起こってるのだろう。どこかで爆発してたりするのかなあ。
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スターバックスコーヒーで5000円ぶんのチャージをしたら、「HOLIDAY SHARE TICKET」というドリンクチケットを貰いました。よく意味は分かんないけどお洒落な名前。ホリデーをシェアですって!
1000円(税込)までなら何でもいいみたいなので普段はドリップコーヒーしか飲まない私も、なんかゴテゴテに白いものが載っかってるような、「スタバ 一番高い」で検索して出てくるような、パフェみたいなやつを頼んでやろうと思います。
ちなみにネット情報によると明和電機の社長はかつて「ベンティアドショットヘーゼルナッツバニラアーモンドキャラメルエキストラホイップキャラメルソースモカソースランバチップチョコレートクリームフラペチーノ」(950円)という魔界の呪文のようなメニューを注文したようなのですが、私にそこまでの勇気はありません。きっと奥からスタバの神様出てくるよね。
ここでスッと「ドリップコーヒー・ショートサイズで」と言える大人になりたいものです。
2015年12月02日
近所にパン屋ができまして
[日常] 近所にパン屋が新しく開店しまして。
パン好きの私としてはさっそく調査に行って来たんですけど、プレオープン特典で8パーセント引きというレジのやり方がどうにも難しいみたいで、まず新人が間違え、パニックになり、ベテランが出てきて、打ち直し、というのを3人の客にやってました。後ろで並んでて「いや、もう8パーセント引かなくていいから……」と思いました。
肝心のパンのほうなんですが、まぎれもなくパンだな!という感じでおいしかったです。
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「脱線刑事」というドラマを書かせてもらいました。
出演は塚本高史、秋元才加、升毅、ほか。
ひらたく言うと、捜査と無関係な方向に”脱線”していく破天荒な刑事が、いつの間にか事件を解決してしまうというドラマです。これは確か9月から10月にかけて書いていたと思うんですが、書きながら「これはどうやって演出するんだろう……」と思っていたムチャな仕掛けも、完成映像を見るときちんと実現化されていて、面白い出来上がりだと思いました。
この一年はドラマを割と書かせてもらった年だと思いますけど、やっとドラマらしい書き方の糸口をつかみかけてきたような気がします。何がどうとはうまく言えないんですが。
「脱線刑事」は、リアルタイムで見ているといろんな商品が当たるみたいなので、お時間があれば見てみてください。12/13(日)の25:30~です(夜が深い)。
2015年12月01日
師走、疾走
削除しようとして手がすべり、ショートカット作成をして、余計にアイコンが増える。
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[日常] 走っています。
ようやく身体もこの習慣を受け入れてくれたみたいで、節々が痛くなったりすることもなくなりました。ただ、依然として走ることの楽しさみたいなものは特にありません。長い時間歩くほうが、いろいろと考える余裕があって好きなんですけど、走っている間はしんどいので基本的に頭は空っぽです。人間、こんなに空っぽになれるのかっていうぐらい。空っぽっていうか、必死。
走らないと日に日にデブ道に引き寄せられる感覚があって、半分は強迫観念で走っているという感じでしょうか。特にペースを早めるわけでも、距離を増やすわけでもなく――きっと将来的にマラソンに参加したりすることもないでしょう。ただひたすらに毎日同じことをする、ということに意義があるような気がして。
今日「ひるおび」を見ていると、ジョギングはガンになりやすいという、余計な情報を耳に入れてしまい、ますますモチベーションの維持が難しくなってきました。なんでそんなこと言うんだ!
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先日、ディズニーランドに行って来ました。
僕はこう見えて(どうも見えてないでしょうけど)、ディズニーランドは好きなほうです。ショーとかパレードを見るのも好きだし、アトラクションの待ち時間とかも昔からそんなに苦じゃない。あと、ミッキーの耳とかを付けて見た目はハッピーなのに、顔は怒ってるカップルを見るのが楽しい。など。
行かないうちに、ずいぶんと中国人の観光客が増えたなぁという印象です。ちゃんと並んで!
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