とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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クッキーとファンタジー
[日常] メリークリスマス!
僕のまわりでも、お父さんになっている人が多いので、毎年サンタ(親)に関連する話題を見聞きすることが多くなりました。その中でやはり多いのが「突然、リクエストする玩具が変わって慌てた」「売っても無いものをせがまれてお菓子にしたら泣かれた」「子供の頭の中で思ってるだけで、親に知らされない」などのトラブル。
でも、これらはリアリティとファンタジーを理解していない親の問題です。
サンタがいるorいないと、テレパシーが通じる通じないは全く別の話だし、売ってない物も貰えるというのも次元が違います。つまり「サンタはべつに万能ではない」と最初に教えるべきで、意見が変わらないように手紙を書かせるとか、売ってない物は無理だとか、現実社会に則したルールを敷いて周知を徹底しないとダメでしょう。
親としてはいろいろ条件を付けちゃうとバレちゃうかもしれない、という恐れがあると思うのだけど、「サンタがプレゼントを持ってくる」ということ以外は極力リアリティを大事にしたほうが、そのファンタジー性が引き立つと思うのです。
私の子供はサンタのために何故かクッキーを置いているのですが、サンタはそのクッキーには手を付けず、プレゼントだけ置いて帰っていきます。子供としては「食べなかったんだ……」と思うかもしれませんが、食べるサンタより食べないサンタのほうが明らかに神話性があるでしょう。ハトじゃあるまいし。
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日常 日時: 2015年12月25日 12:35 |
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